義母が倒れてからは、手術やら先生からの説明やらで仕事をやすみがちだった旦那も休んでばかりはおられず、仕事に行くようになった。

 

そんな中、旦那の会社で研修があった。

普段の仕事場よりも遠い場所で、義母に何かあった場合連絡がつくか心配ではあったが、休んだところで、義母の危篤の連絡をただただ待つという不毛な時間を過ごすだけであることは明らかだった。

 

幸い何事もなく研修を終えたその日の夜、まるで研修が終わるのを待っていたかのように連絡が来た。

 

義父からの着信だった。

私は少しウトウトしていたのだが、急いで電話に出ると、

「お義母さんがもうダメみたいだから、今から病院にいく。」と言われた。

となりで横になっていた旦那を見ると、珍しく寝ていなかった。

いつもはベッドに入るとすぐに寝てしまう旦那だが、この日はなんとなく寝付けなかったらしい。

旦那もすぐに病院に行くと答えた。

 

次は義姉に連絡をしなければいけない。

以前、看取りを拒否されたし、もう夜遅いのでおそらく病院には来ないだろう。

⇒以前の記事はこちら

 

私は言葉を選びつつ、事実のみをラインで伝えた。