義母の意識も戻らず、容態も変わらず、家族は段々とイラついていった。

 

義父は、先生や看護師さんからの説明の途中に大きくため息をついたり、返事をしなかったり、失礼な態度を取るようになった。

そして、そんな態度を取る義父を見た旦那も、義父にイラついていた。

 

また、義姉は義姉の家に世話になりたいと言い出した義父に対してイラついていた。

⇒その時の記事はこちら

 

義姉によると、義母の癌が治った頃、「お金もないし、家を売って、義姉の家の近くに住んで、孫の世話をしながら暮らしたい」と言い出したのだが、義父の反対で実現しなかったそうだ。

そして、お金もだんだん減っていき、そのストレスで義母はくも膜下出血になったんだとも言いだした。

 

義母が言ったときは反対したにもかかわらず、義母が倒れると手のひらを返したように世話になりたいと言ってきた義父に義姉は苛立っているのだ。


少し気持ちはわかる気もするが、私たちは、そんなことは一切知らなかった。

せめて義母が私たちに相談してくれていればもう少しなんとかできたのではないかと思った。

義姉は、寄り添うことは得意だが、問題を解決する能力は皆無だからだ。