光源氏、絶対に負けられない戦い【恋とエロスと教養と 美女研究所編 その91】
さてわれらが勇者・光源氏が「太政大臣の地位」と「理想の女性」というゴールに向けて冒険を繰り広げるRPG 源氏物語。一応シリーズものなので、興味のある方は上記リンクをたどって最初からご覧ください。前回までの冒険で、勇者・光源氏は呪いの宝箱を開けまくったせいで、二つの呪い「満たされない性欲と承認欲求」(実母を早く亡くしたうえ皇子をやめさせられて臣下に。正妻である年上妻とは打ち解けられない)「光り輝く禁断の不倫」(義理の母親との一夜の過ち&さらに燃え上がる恋心)を背負うことになってしまいました。ある意味自業自得とはいえ結構、ハードモードな人生なんですよね・・16~17歳という最も性欲も燃え盛ろうというお年頃。いろんな呪いと欲求がおりかさなって、若き勇者はほぼ錯乱状態。いわゆるバーサーカー(狂戦士)状態ですね(笑)そしてこの禁断の不倫の恋についていえば、相手は義理の母、というかむしろ帝の妃。光源氏の父親である帝の寵愛をうけまくている、今最も愛されている妃。帝の後宮の最深部に隠された、美貌の女御。いくら日本のこのころの後宮が比較的ゆるゆるで、男性の立ち入りが容易だったとはいっても、こんな不倫の恋は続けられるわけがありません。一度目は、油断もあってコトを成し遂げられてしまった藤壺だって、二回目以降はガードも固くなります。呪いを背負っちゃってバーサーカー状態の光源氏がいくら強引に推し行って来ようとしても、藤壺は強硬に拒否。行き場を失った狂乱と欲求は、光源氏を新たな冒険に駆り立てます。手に入らないものを、手に入るものでごまかそうとする代償行為とでもいうのでしょうか。そんな光源氏の前にはうってつけの、素敵なダンジョンがありました。そのダンジョンの名は、「六条御息所」(ろくじょうのみやすんどころ)」。御息所、というのは、たくさんいる帝の妃のうち、その子供を出産した女性だけが頂ける称号です。だからこの六条は、帝の妃で、少なくとも一人、子供を産んでいる。とはいえ当代の帝の妃ではなく、若くして亡くなった前の東宮(皇太子)の未亡人。その特殊な立場と身分の高さ、美貌に加えて当第一といわれる教養とセンスの良さ、そして財力で、都中の男性の憧れとなっている貴婦人中の貴婦人。けれど同時に誰の手にも落ちない高嶺の花。年齢は光源氏の7つ上。そもそも光源氏は正しいマザコン男子として年上女性が大好き。身分も高く、美しくそして誰もが崇め奉る女神のような女性を手に入れることができれば、承認欲求を満たすこともできます。プライドが高く打ち解けてくれない年上の妻、一緒に不倫の沼に堕ちたいのに堕ちてくれない義理の母の呪いに苦しむ光源氏にとって、三人目の年上の女性・六条御息所は、絶対に負けられない戦いになりました。何不自由なく暮らしていた六条にとっては、本当に迷惑極まりない話なんですけどね・・現時点での勇者・光源氏のステータス臣下レベル 17装備:呪われた光の剣(葵上)獲得アビリティ:「光り輝く美しさ」「帝の寵愛」「左大臣家の後ろ盾」背負う呪い:「満たされない性欲と承認欲求」 「光り輝く禁断の不倫」特別ミッション:「呪いを解くために当代最高の貴婦人を攻略せよ」発生中!!