13Vファイナル雑感 男子編
まだまだテンパり中ですが合間を縫って。
優勝がサントリー。順当ですね。
MVPが越川。これも順当。
新人賞がトミー。これも超順当。ていうか他の選手になったらびっくりです。
ただ、ちろりと思ったのは。
越川でももちろんいいんだけど、荻野や栗原、津曲でもよかったんじゃないかなあ…ということ。
東レの敢闘賞ニコロフは、彼以外にないでしょうという感じですが。
そして次の日の女子の受賞を見ていても似たような感想を持ちました。
久光優勝。順当ですね。
先野MVP。これも順当。
敢闘賞がケニー。そりゃ当然だ!
でも、成田でもよかったような気もするし、アンナでも狩野でも佐野ちゃんでもよかったような気がする。
男女ともそういう、ディフェンスを重視し、攻撃も比較的分散させるチームが優勝し、超強力な攻撃力を持つ外国人助っ人中心の組み立てのチームが準優勝というね。
あ、待て待て。女子については武富士の方がそれに近かったかな。。。
まあ女子のことはまた後日。
女子の写真、まだ整理できてないんですよ。すいません。
男子のファイナルは、サントリーと東レの一騎打ちだろうなあと予想していた方がおおかたでしょう。私もその1人です。リーグ中盤くらいから誰かに聞かれるたびにそう答えてきましたし。
大穴でパルプンテ山本を擁するパルプンテパンサーズかなあ…と。
1セット目に富松のブロック得点でスタートを切った東レが4点か5点リードを奪ったのに、サントリーがそれをひっくり返したのがこのゲームの大きなポイントだったわけですが。
東レはここで控えリベロの掛川をレシーブ固めでベテランの笠原にかえて投入します。
これは、ニコロフを中心とした攻撃の軸に、二つめの軸として今季大活躍した今田を最大限生かすための策だったかと思われます。
サントリーの方も、攻撃の主軸の一つである越川のサーブレシーブの負担を極力減らすため、津曲と荻野のレセプション力に、非常に大きな役割を振り分けてきました。
私が荻野と津曲もMVPでも何ら不思議はないと思うのは、この辺が理由です。
栗原の相手ブロックを振り、それだけでなく自陣のアタッカーを乗せよう乗せようとする巧みなトスの組み立ても、安定した攻撃力に欠かせないものでしたしね。
しかし、掛川は入ってすぐにサーブで狙われ、エースを献上。今田も調子を取り戻すことなくサーブは全てミス。決定率も20%台と、上手く機能することができませんでした。
もう後がなくなった3セット目に2セット目終盤に入れて流れを少し変えた柴田をスタメンで投入。難しい場面での起用でしたが、臆せず本来の力をいきなり出してコート内の雰囲気を変え、笠原のものすごく気合 いの入った、でもにょろにょろっとした不思議サーブでサントリーのレセプションを崩して連続得点したりして、3セット目は東レがとりました。
サントリーはサーブで狙われ続けた荻野をいったんベンチに下げましたが、4セット目に再び戻し、レセプションが返ったときはコンビ、相手の攻撃にもねばり 強くブロックとディグから切り返し、レオが2段を打ち抜くというパターンでしっかりと得点を重ね、勝ちを焦ったかミスの多発した東レを破ります。
サントリーは個々の能力もレベルアップしていましたが、チーム力、組織力が非常にしっかりしたチームができていました。
チームって生き物なんだなあ…と思うのは、わずか数年でサントリーと東レのイメージが逆転したことですね。善し悪しは関係なく、チームのコンセプトが全く入れ替わったような気がします。
超人ジルソンに、役立たずだったフォーミンを外して日本人全員で死力を尽くして闘っていたのが、あれは4年前?
圧倒的な強さを誇り、ブロックとディグの鉄壁の連携から、アタック決定率の数字そのものはそれほど高くなくとも必ずどこからでも打ってきて粘り勝ちするチームだったのが2年前。
サントリーはジルソンサンバーズとして「ジルソンが決める」というチームコンセプトを選手達がきちんと認識し、納得し、勝利のために徹底していました。それはそれで、潔さと勝利にこだわる気持ちが感じられる良いチームでした。
MVPを読み上げられたとき、越川が大泣きしていたのが少し意外でした。もっとふてぶてしい態度でいるかと思っていたので。
前回の優勝はジルソン最後の年で、越川自身は新人で怖いもの知らずの頃でしたから、今回の優勝と受賞は結構感激したのかな?
何度も何度も「チームのみんなにとらせてもらったんで」とコメントしていましたが、彼のいつもの優等生的な発言というよりは、本心からのものだったのか な……。それを実感できたとしたら、世界バレーで思うようなプレーができず、リーグでの活躍に賭けた甲斐があったのかも知れません。彼の飽くなき上昇志向 と、バレーボールがチーム競技であることの特質が上手くバランスがとれたとき、新たな地平が開けることでしょう。
山村がきちんとファイナルに間に合ったのも大きかったかも知れませんね。斎藤さんが「負けられません」と一言。2人のコフコフ同士、切磋琢磨してください。
不調だったときも佐別當と2人でコートの中に向けて一生懸命声援を送っていた姿が印象的でした。
去年のゴッツに続く怪童内定新人の富松は、これほどの大舞台にも全く気後れすることなく暴れ回っていたので、ワールドリーグが楽しみになりました。
本人は「賞は嬉しいですけど、次は賞は要らないから勝ちたい!」と利かん気そうなコメント。「そんなに緊張はしなかったです」とのこと。確かにあんまり硬くなっているようには見えませんでした。
柴田は多分このファイナルという特別なゲームでのサントリー戦では、必ず鍵になってくると思っていたので本人にもそう言っていたのですが、私の予想を超え て良い働きをしていましたね。最後のサーブミスは悔いが残るでしょうが、悔しさを思い出すたびに、さぼらずにマジメに練習してください。
そして、就任1年目でこのチームを作り上げた河野監督には、マジで脱帽です。びしっと決まったスーツと髪型が素敵なだけではなかったのでした。
矢島さんと小林コーチがどう反撃してくるかが楽しみですね。
んー、見事に「雑」感ですな。まあいいや。雑感だから。
そんじゃまた!
最終日イベントレポ(女子)
日本リーグから数えて、通算40回目のV・プレミアリーグ。
その最終日となった4月15日は選手のトークショーや特別表彰などのイベントも行われました。
その様子を写真でお伝えします!
午前中行なわれたトークショー。
結婚が決まり、みんなから拍手を受ける杉山選手。
すでにバレーと結婚生活を両立している大貫選手からのアドバイス。
「相手のことを理解してあげればうまくいくと思うので…」
東レからは全日本でもおなじみの荒木・木村両選手が参加。
「元気の秘訣は?」との質問に、「よく食べ、よく寝て…」と答える櫻井選手。
左は、今季からデンソーのキャプテンに就任し、「強いキャプテンになりたい」と語った岡野知子選手。
シーガルズの神田選手(中央)は、今回の地元・埼玉の出身。右は岡野弘子選手。
続いて、40回大会記念特別表彰の様子です。
司会もしながら表彰も受けて…と、大忙しの大林素子さん。
飯田高子さん、中田久美さんと。
大林さんのインタビューに「センターコートに立つと、闘争本能に火がつきそう」と答える吉原知子さん。
現役選手も試合を控えていた成田・先野選手を除き、表彰の場に。
大貫選手以外は、3位決定戦の試合を終えたばかりでした。
左から、栗原、内田、多治見、佐々木、足立、大貫の各選手。
最後にみんなでフォトセッション。
白井貴子さんや江上由美さんなど、都合で欠席された方もいましたが、
引退後、初めてバレーボールの会場にいらしたという杉山加代子さん(元日立)の姿もありました。
(文責:T)
女子3位決定戦
女子決勝の前には、3位決定戦・パイオニア対武富士が行なわれました。
レギュラーラウンドでは武富士が3勝しながら、セミファイナルではパイオニアが勝っており、どちらが勝ってもおかしくない対戦カード。結果的にはセミファイナルと同じ3-1でパイオニアが勝利し、今季最後の試合を勝利で終えました。
この試合の後、40回記念特別表彰式が行なわれましたが、パイオニアから佐々木、多治見、内田、栗原の4人が、そして武富士から足立が長期にわたる活躍や個人記録などで表彰を受けました。改めて、パイオニアには息の長い選手が多いことを実感。
この特別表彰など、イベントの様子はまた後でUPしますね。
以下、会見コメントです。
パイオニア
吉田監督
失った第3セットについては、ああいう形も想定内。すべて簡単にいくわけではないと最初から思っていた。
最終的に勝ちきったのは大きかった。
シーズン中は試合をしながら、対戦相手のこと等々、考えることの連続だった。
外国人選手のリタイア(バックマンの膝と小指のケガ)は、サイドやセンターにかかる負担が大きくなり、苦しかった。
武富士にはレギュラーラウンドで3連敗していたわりに苦手意識がなく、ローテやサーブの打ちどころなど、確認はしてきた。セミファイナルの時のような感じでうまくいったかな?と思う。
来季以降、自分たちの攻撃力をどうしていくのかは、これから考えていきたい。
佐々木選手
目標の決勝にはいけなかったが、3位決定戦をいい形で終われたと思う。
最後の涙は、優勝できなかった悔しさもあったが、外国人選手が一生懸命で優しくて、気遣いがあり、とてもいい選手だったので、彼女のためにも勝ちたかったという思いがあり、こみ上げてきた。
キャプテンとしては、今季から監督が代わり、今までと違う部分もあったが、選手一人ひとりがしっかりしているので、特に何も言わなかった。しかし、もっと厳しさを持ったチームにすればよかった。厳しさが足りなかったのは反省点。
特別表彰(出場試合232回)については、気がつくとそんなに長くやってた?という感じ。試合数をこなすことは難しいので、ここまでできてうれしくは思う。今は年齢に関係なくプレーしやすい時代なので、先輩たちに負けないよう、今後も頑張りたい。
庄司選手
決勝に進むことができず、悔しい思いをしたが、今日は絶対に勝とうという思いで試合に臨み、勝てたのでよかった。
今年は去年よりも多くコートに立つチャンスがあり、感謝している。周りの人から学んだことも多く、周囲の支えを強く感じた。バレーボールは自分ひとりでできるスポーツではないので、よい経験になった。
栗原選手
決勝に進むことができず、3位決定戦というのはモチベーションの難しさもあったが、気の抜けない展開になった。3位という順位には納得していないが、この試合に勝てたことはよかった。
試合後の涙の理由は、今シーズンを通して、こみ上げてくるものもあったが、佐々木選手同様、バックマン選手に勝って終わらせてあげたかったという思いがあったので…。
今季はケガからの復活となったが、ケガをしているとわかったときには今の自分の姿は想像できなかった。シーズン前半はあまりコンディションが上がらず、みんなに助けられたので、後半はみんなを助けたいという思いでプレーしていた。
サーブの最高記録で特別表彰を受けたことについては、自分がこんなすごい人たちの中に入っていいのかな?という感じ。
サーブはチームの状況がよくないと入らないものだと思うので、チームのみんなに感謝したい。
武富士
石原監督
この試合のポイントは何点かあったが、相手チームとの対比において、1本のパスの質や二段トス1本の質に差があったのでは? 5cm、10cmのボールコントロールの問題で、たかだか5cmだが、その修正が大変。セミファイナルでもそうだったが、その差があったと思う。
昨年同様、4強には残れたものの、3~4位から優勝へいくための経験が不足している。もちろん、経験豊富な選手もいるけれど、このチームの経験は他チームに比べるとアベレージでは浅い。そこをまずしっかりと埋めていかなければならないと思う。
可能性としては、パイオニアやうちが優勝する可能性もあったかもしれないし、JTと久光もどちらが優勝するかわからない。「たった1本のミスを決して許してくれない基準」というものを今シーズンの経験でみんなわかってくれたのではないかと思っている。
内藤選手
力が足りず、3位になれなかった。自分たちのミスで相手に得点を与えてしまった。
自分自身はこれまでのシーズンの中でいちばんコンディションがよかった。
チームは夏場から準備をしてきたが、すべてのプレーにおいて、まだまだミスがある。パスの1本にしても基礎からやってきたつもりだが、決勝ラウンドという場で、それを常に向上させられるようできているのかは疑問。今後、より極めていきたいと思う。
吉澤選手
最後の試合に勝ちたかったが、今のバンブーのこれがすべて。全力を出し切って負けたので、これをバネにしてまた頑張りたい。
石川選手
悔しい。今後勝てるように頑張りたい。自分としては初めてのシーズンで緊張もしたが、すごくいい経験をさせてもらった。
エステス選手
今日の試合は私たちのチームの経験不足が敗因のひとつ。パイオニアは全日本経験者も何人かいて、我々をよく研究してきていた。
自分自身は出産後、初のリーグで万全な体調とはいえなかったが、監督を始め、みんなに助けられた。来季はもっといいプレーができるのではないかと思う。
(文責:T)
女子決勝
女子担当のTです。
順番は前後しますが、フルセットにもつれこんだ決勝からUPします!
TVや会場で観戦された方も多いかと思いますが、決勝戦にふさわしい大熱戦となったこの試合。第1・4セットをJT、第2・3セットを久光が取り、フルセットに。ベテラン・成田の不調などもありましたが、堅実な守りとロペス・先野の攻撃力などで久光が3-2で粘るJTを退けました。
そういえば、寺廻監督が全日本男子を率いていた頃、真鍋監督はまだ全日本選手でしたから、ある意味「師弟対決」ともいうべき1戦でしたが、今回は後輩(女子の指導者としては同じ2年目ですが)の真鍋監督に軍配が上がりました。以下、会見コメントです。
久光製薬
真鍋監督
みんなで「勝って神戸に帰ろう」と話していたのでうれしい。
前半はJTの後ろからのロングサーブで崩されたが、成田・佐野・狩野という3人のレシーブのスペシャリストで頑張った。
今季のチームはリベロの佐野など、ディフェンスがよく、去年のケニアのようなエースがいない分、全員バレーで戦った。
初スタメンの橋本については、リーグ前半は苦しんだが、ベテランに助けられながら1戦1戦やっていく中で勝てたのが力になったのでは?
橋本選手
苦しい試合だったが、優勝できてうれしい。
自分のトスは、まだ不安定な部分が多いので、周りに感謝している。
佐野選手
第1セットを奪われてしまったが、その後の粘りが勝利につながったと思う。
成田選手
自分自身の反省点は多々ある試合だったが、結果的に勝てたのでよかった。
先野選手
最後まであきらめず、ひとつになって戦ったのがよかった。
5年前の優勝は勢いだけで勝ち取ったものだったが、今回は年齢を重ねた分、みんなで作戦を練って戦ったのが結果につながったと思う。
JT
寺廻監督
1セット目は我々のサーブが走ったが、2セット目以降はサーブレシーブの崩れた方が点数を取られるという形。
4セット目はいい形でとれたが、最後の最後で久光の方が1枚上だった。
選手たちはいいパフォーマンスをしてくれたが、「勝つのはまだ早い」ということだったのかも? 5セット目は15点と短いので、相手にリードを許し、焦りが出た。先に優位に立てなかったのが敗因。
サーブについては、データを元にローテーションごとに狙いを決め、「リスクおかしても強く打て」と指示を出していた。
最初から思い切りやった。1セット目は自分たちのペースだったが、途中のフォローがなく、相手にやられた。でも、苦しい場面でチームがまとまれたのはよかった。
竹下選手
本当に勝ちたい試合だった。相手が優勝して喜ぶ姿や胴上げをする姿を目に焼きつけ、来季は頑張りたい。
全日本からチームに合流して短い間で「やるぞ」という思いだったが、親指を脱臼。ケガはよくないことだが、いろんなことを感じて学んだ期間だった。復帰後は菅山など、いろいろな人の支えがあって、ここまでこれた。チームの中心という責任を持ってやってきたが、最後に勝てず残念。
ケニー選手
とてもいい試合で、自分もプレーしながら楽しむことができた。とても勝ちたかったが、仕方ない。
「もっといいプレーができたかも」という思いがあり、自分自身、100%満足はできていない。
(文責:T)
男子決勝会見
いろいろ仕事にひっちゃきになってるので素っ気なくて申し訳ない。深夜か明日に補足します。
個人的には、ニコロフと河野監督のコメントが非常に興味深かったですね。
そんじゃまた!
東レアローズ
篠田選手 終始こちらがおいかける形になってしまって、チャンスボールが返っても決めることが出来ずヴラド1本になってしまい止められてしまいました。言ってみれば相手にはめられたみたいな感じでこういう試合展開になってしまったと思います。
富松選手 今日の試合は終始サントリーの
ペースで進みました。サーブで攻めることが出来ずにやられてしまいました。3セット目の勢いのまま4セット目に行けなかったのがポイントでした。
初めてのVリーグということで、最初は先輩方に引っ張ってもらって、そのおかげで早くチームになじむことが出来ました。チームに浸透していることを1戦1戦感じられました。ブロック賞も新人賞もチームのおかげであって、自分個人の力ではありません。それより負けたことの方が悔しいです。今度は賞はなくてもいいから勝ちたいです。
今田選手 サントリーにおされっぱなしの一戦でした。個人的にもサーブ、サーブカットなどミスが多く出てしまって、仕事が出来ないまま途中交代になってしまって悔いの残る試合になりました。
ニコロフ選手 自分のコンディションは先週よりよいですが、15日間位全く練習が出来ませんでした。そのため自分の力を最大限に発揮することが出来ませんでした。
今日の試合展開に関しては、他の選手と少し違った意見です。キーポイントが二つあったと思います。まず、第1セット、4点リードしていたところを取れなかったこと。それと4セット目に、イージーボールを取れなくてそのまま相手にやられてしまったことです。自分たちのリズムでプレーできていたところもちゃんとありました。サーブも課題の一つでしたがクリアできていました。しかしブロック、特に相手が2段トスの場合のブロックが機能していなくて、それが敗因につながったと思います。
矢島監督 私としては、試合についての感想はニコロフと同じで、1セットリードしていながら守りきれなかったところがポイントだったと思います。サーブはいつもより効果はあったと思います。むしろ、入れるサーブにミスが多く、サーブが決まらないイメージにストレスが貯まった感がありました。相手にやられたというよりは自分たちのミスでやられたのがよりいっそう悔しいです。フィジカル面の見直し、ゲーム内容の反省をして今後に生かしたいです。
また、最後に富松君が言っていましたが、悔しがる気持ちというのは非常に大切だと思います。来年につながると思います。
サントリー
栗原選手 取り敢えず、というか優勝という結果がほしかったので、大変嬉しく思います。もちろん内容も伴っていないとダメですが(笑)出だしは昨年を思い出させるような出だしでしたが、1セット目が取れたことでその後のセットも取ることが出来ました。今後も成長できるチームを実感しました。
越川選手 3年前優勝してから今日またするまで、本当に長かったです。今日のゲームを見ても分かるように相手がどう攻めてきても受けに回ることなく攻め続けることが出来る、誰もが仕事が出来るチームだと思います。
MVPについて とても嬉しいです。チームの皆で取れたもので、優勝が前提としてあるので、個人の力で取れたとは思っていません。7月からプロでやってきて優勝できて嬉しいです。今後は日韓、黒鷲、全日本とありますが、しっかりと自分がやらなければいけないことを結果を求めてやっていきたいです。
荻野選手 昨年悔しい思いをしてますので、絶対河野監督を胴上げしたかったので、それが叶って嬉しいです。疲れの残る歳になったのかな~と(笑)今日もし負けたら自分が全責任を取るくらいの気持ちで精神的にも周りのフォローに入ることが出来ました。
一昨年、昨年から通して、まず個人個人の能力が上がりました。昨年決勝で雰囲気に飲まれ負けた悔しさを1年持ち続けたことでメンタル的にも強くなれたと思います。技術的にはサーブとブロックが良くなりました。与えられたポジションで100パーセント仕事が出来ること、それがうちの強さ、成長したところだと思います。
レオ選手 リーグ通して一致団結してきましたが、今日は1発勝負と言うことでもっとモチベーションを高めて戦うことができました。3セット目は崩れましたが、戦い方を知っているのがうちのチームの強いところだと思います。
河野監督 まず、ありがとうごいました。今日はパーフェクトな内容でした。今シーズンのうちのチームを表したゲームだったと思います。1,2セットはメンタル面の強さが出ました。3セット目、東レのサーブが強かったですが、桑田がちゃんと耐えてくれたおかげで、4セット目、またいい感じに立て直すことができました。
あまりメンバーを変えずに臨んできたように見えますが、ちょこちょこと変えてきました。そのときそのときに入った控えのメンバー達がその都度頑張ってくれました。
昨年から、個人スキルをもっともっとあげていこうと努力してきました。それでベンチ外の選手の力が上がりました。阿南なども、山村が出られなかった間、よく頑張ってくれました。
また、今日のゲームは双方緊張してくるからリードされても必ずチャンスは来ると言い聞かせていました。今年言い続けて来たこと、リズムをキープすることを伝えていました。
スキル面については、ブロックに注目してきました。昨年は確かチーム順位が6位で、今回は4位だと思うんですが、いくらサーブ効果率が高くてもその受け皿であるブロックがお粗末では意味がない。ブロックが良くなれば連動してディグもよくなります。メンタル的には、成熟したチームですからメンタル的には心配はありませんでした。
優勝から2年離れていたので、ファイナルを戦い、勝つという経験値がとぎれさせないよう、必ず勝つつもりできました。
荻野については、5月からずっとお前と心中すると言ってきました。3セット目いったん外しましたが、4セット、絶対変えないと言って送り出しました。彼と私は同期入社ですが、未だにあの頃と変わらない位に努力をしています。今37ですか、その普段の姿を見ていれば、尊敬も信頼も当然出てきます。自分以外の者も、その背中を見てきています。だから自然と信頼感が生まれるのだと思います。
(文:F 写真:M)
朝長孝介V観察日記 更新
*また目がナルト巻状態になるくらい忙しいので、朝長の連載もいったんここで更新致します。
(移行先サーバもカスタマイズ中なので)
皆さん、こんにちは!
かなり、かなり久しぶりのV観察日記の更新です。
最初に皆さんにお詫びしたいと思います。
中西さんのブログにも書いてありましたが、会社との都合で更新がかなり遅れてしまった事をお詫びします。
(注:本当に申し訳ありません。これからというタイミングだったのですが、リーグも佳境でしたので、なかなか調整がつきませんでした)
でも、皆さんからいただく手紙に無理しないでくださいねと書かれていることに本当に申し訳ないと思いながらこういう間が空いてしまいました。
皆さん、本当にすみませんでした。
ここからは仕切り直して元気に書いていきたいと思います。
これを書いているのが、4月10日 22:00です。
なので、まだVリーグの決勝は終わっていませんが、
ブレイザーズのVリーグが終わって1週間以上が経ちました。
Vリーグが終わっての感想を書きたいと思います。
2006-2007 Vプレミアリーグは6位という戦績で終わりました。
この成績はチーム全員、ファンの皆さん納得していないのは言うまでもありません。
リーグの中盤にけが人が出たのもありますが、ブレイザーズの弱さが出てしまったと思います。
やはり、チームが一つになりきれず、精神的にももろかったと・・・。
終わってしまった事を引きずるのはよくないことですが、反面、反省というのも大切だと思います。
この、浮かび上がった課題をどう克服していくかが黒鷲や来季のリーグに向けての強さの鍵となってきます。
今、この課題を克服しようと皆で汗かいて取り組んでます。
黒鷲で絶対にその成果を出して、優勝したいと思います!!
皆さん、期待して応援してくださいね^^
それでは、久々に質問コーナーにいきたいと思います。
まず一つ目の質問は、
Q、朝長さんは人生の中で寄り道をしたことがありますか?
という質問をいただきました。
A、人生の中での寄り道・・・、人それぞれの感覚でしか言えないことですが、自分はさっとこれまでの人生を考えて寄り道と思ったことはありません!
挫折というか、プレーにしても、私生活にしても、その時はすごく嫌だなとか時間を戻してやり直したいと思ったことはありますが、そのことも今の自分の糧となっているのは間違いないし、そのことで自分自身が強くなってきたと思います。
それは、現在の自分の状況でもありますし、チームの状況でもあると思うんです。
リーグの結果を素直に受け止めて、どう行動していくかと思うんです。どう行動するかで今後良くなるのか悪くなるのかが決まると思っていますんで、自分が強くなる為に、何でもプラス思考で考えています。
この質問をくださった方も、過去にすごく後悔していることがあると思うんです。
でも、それは終わった事だし勉強だったと思うんです。これからどう生きて言ったら自分が人間として強くなっていけるか、満足な人生が送れるかが決まると思います。これから頑張って!!
と、かなり生意気なことを書いてしまいました。
すいません。でも、この質問はかなり気になっていた質問だったので書かせていただきました。
二つ目の質問にいきたいと思います。
Q、朝長選手の元気の源はなんですか?
という質問をいただきました。
A、ん~~~~~~、皆さんからはいつも元気ですねと良く言われますが、こういう性格なんですよね!!
いつも、どうやったら楽しくなるかを考えながら行動してますからね。
こう見えても、大学の1年生くらいまで結構人見知りが激しく、おとなしかったんですよ^^;
でも、大学でお酒を飲むようになってからそういうのが無くなってきたかなと・・・。
(↑朝長選手はかなり、いける口です。多分千葉と同じくらいには…)
自分の1年生の頃を知っている人は、変わりようがかなりわかってると思いますよ^^;
今は、やる時はやる、休む時は休む、お酒を飲む時は飲むといったオンとオフがはっきりしてるので、ストレスもたまらないしいつも元気でいられるのかと思います!!
皆さんも生き抜きをしてストレス、疲れをためないようにして仕事をしていきましょうね^^
と、今回も2つの質問に答えちゃいました。
まだまだ質問をいただいてるんですが、それは次の機会にしますね。
それでは、また^^
朝長 孝介
*画像は上から、サポーター通信でスペースの関係上使用できなかったセッター3人対談の時に撮った写真。内容はサポータークラブに入会の上、会報でご覧ください。
中:北九州大会で、アップに余念がないところ
下:リーグ最終戦。
朝長孝介V観察日記
本人からさっそく原稿が送られてきましたので、夜にはアップする予定です。
とりいそぎおしらせまで。。。。。
セミファイナル女子3日目(第2試合)
第2試合のJT対パイオニア戦は、決勝進出を決める直接対決となりました。
1、2セット目は接戦となり、特に第2セットはジュースにもつれこみ、29-27。JTが2セットを連取すると、第3セットは完全にJTペースとなりました。途中からキャプテン高木と交代したルーキー位田がサービスエースを決めるなどで活躍。7連続得点の後も順調に得点を重ね、25-16でJTがパイオニアを退けました。
◆試合後のインタビュー
位田選手
最初は緊張していたが、自分のプレーができるよう、頑張った。チームは集中していて、いい雰囲気だったと思う。
監督からは「コートに入ったら、思い切りやれ」と言われていた。決勝も一生懸命頑張りたい。
◆記者会見
栗原選手
一番大事な試合で一番情けない試合をしてしまった。
サーブレシーブで崩され、攻撃につなげられなかった。ここまできたら、調子の良し悪しなどは言ってられないので、精一杯やったつもりだが…。
吉田監督
大量リードを奪われ、すべてが後手に回ってしまった。今日は相手がすべての面において上回っていた。
サーブレシーブで対応し切れなかったのもひとつの敗因。相手は思い切って打ってきていた。
(栗原・佐々木の今季の出来について)どちらも波があったが、よくやっていたと思う。
宝来選手
来週の決勝に向けて大事な1戦なので、勝ちにこだわって戦った。
自分はブロックが止まらず、出来がよくなかったが、チームが勝てたのでよかった。
今日勝ったことが無駄にならないよう、来週の決勝戦も頑張りたい。
竹下選手
今日は勝てて本当によかった。
セミファイナルで負けた相手と決勝だが、頑張りたい。
久光はベテランがそろい、勝ち方を知っているチームだと思うので、それ以上に自分たちが冷静にならなければいけない。
あとは勢いだと思う。
自分自身は久々の決勝(JTに移籍してからは初めて)なので、すごくうれしい。楽しみながら、周りを生かせるトス回しができればと思う。
ケニー選手
今、すごく興奮しているので、何と言っていいかわからないが、私は神を信じているので、「神様、ありがとう!」と言いたい。
我々が勝ちたいと思ってやってきた結果だと思う。
日本に来て8カ月になるが、チームで練習する中で、ディフェンス、ブロック、サーブ、精神面などで成長できた。
JTに来ると決めたのは自分の人生においてよい選択だった。監督やコーチ、すべてのスタッフに感謝したい。
(これまでの経歴について質問されて)バレーを始めたのは13歳から。それまではバスケットをやっていた。ランナーだったこともある。バレーボールはコンタクトがないという点で自分に合っていた。
故郷のコロンビアを離れて10年、イタリアで4年、アルゼンチンで2年、その前はアメリカでもプレーしていた。コロンビアはイタリアや日本のようなスポンサーがいないので、選手はいるが、ナショナルチームは国際レベルに達していないという状況。
寺廻監督
選手が高いモチベーションを持ってやってきた結果、決勝進出することができた。
今日は相手をサーブで崩して、単調な攻撃にさせたのが勝因。
サーブはレギュラーラウンドの後半から走ってきたと思う。このチームはブロックが高いので、サーブで崩すと有利になる。
久光戦に敗れてから、選手たちの「勝ちたい」という気持ちが強くなった。
決勝は初進出なので、「自分たちはチャレンジャー」という気持ちで、決勝ということは意識せずに臨みつつも、攻めのバレーで展開していきたい。
女子チームを率いてもうすぐ2年になるが、今も初めて経験することが多く、勝っても負けても充実感があり、日々、勉強させられることが多い。選手に成長させてもらっていると思う。
女子バレー指導者としては、まだまだ入口であり、女子選手へのメンタル面での理解などは難しい部分も。でも、これは結婚生活を長く続けていても、女房のこともわからないことがいっぱいあるくらいなので、当然のことかもしれない。相手を理解しながらやっていきたいと思う。
(位田選手についての質問に答えて)メンタルがタフで動じない選手。ディフェンスのよさ、レシーブ、つなぎを期待して起用し、オフェンス面はまだ1年目なので期待してなかったが、期待以上の活躍をしてくれている。
(以上、文責T)
セミファイナル女子3日目(第1試合)
VBWスタッフのTです。遅くなりましたが、セミファイナル3日目のレポです。
第1試合は久光製薬対武富士の対戦でした。
久光の決勝進出が決定し、事実上、消化試合となったこの試合ですが、久光はフルメンバーで試合に臨みました。
しかし、気の緩みもあったのか、第1セット、第2セットをともに25-19で武富士に連取されてしまいます。第3セットこそ久光が25-21で奪い返すものの、武富士は石川・石田のルーキーコンビらに勢いがあり、第4セットも25-23で武富士がものにし、勝利をおさめました。
◆会見コメント
真鍋監督
決勝進出が決まっているので気を引き締めていこうとしたが、集中力が持続しなかった。
決勝まであと1週間しかないので、勝って勢いをつけて次に進みたいという思いからフルメンバーで試合に臨んだ。
セッターの橋本は今季が初スタメンなので、コンビが合わない部分もあり、なかなか思うようにいかないこともあった。
決勝はどこと当たっても頑張るだけだと思っている。
先野選手
今日は集中力が欠け、簡単なミスが多かった。3セット目からは自分たちのバレーができてきたが、ちょっとのミスが響き、敗戦につながったと思う。決勝に向けて、気持ちを切り替えていきたい。
(セッターの橋本についての質問に答えて)橋本は自分より若いので、一生懸命上げてくれるのに応えて、一生懸命打つようにして、トスが低ければアドバイスしている。難しいタイミングで上がってきたトスも決めてあげるよう、心がけている。
石原監督
昨日、一昨日も武富士らしいバレーはできていたと思うが、残念ながら勝ちにつながらなかった。昨日のミーティングでは、「このまま勝てずに終わるチームがあるものか!」と話した。
来週の3位決定戦は結果がどうであれ、武富士らしいバレーをしたい。
(新人2人の出来についての質問に)2人ともまだまだ足りないところがあるが、予想外の活躍をしてくれた。こちらがうまく導いて上げなければと思う。現時点で、石川は攻撃面で未熟なところがあるが75点くらい、石田はまだ十分に能力が発揮できていないが85点くらいあげられると思う。石田は急遽ライトのポジションに入ったが、潜在能力の高さでこなしてくれた。
石川選手
1勝できてよかった。来週も元気に声を出して頑張りたい。ブロックがよく止まったのは、手を前に出そうと心がけたのがよかったのではないかと思う。
吉澤選手
久光には今シーズン1回も勝っていなかったので、絶対に勝とうという気持ちで戦った。先手先手をいけたのが勝因。いい形で今季を終わらせたいので、来週も頑張りたい。自分自身はセミファイナル前に頭をリセットして考えたのが、今の好調につながっていると思う。
セミファイナル3日目男子大会
第1試合は、1セットとれば決勝進出が決まるサントリーサンバーズと、初日に快勝したものの、翌日背水の陣の東レにストレート負けを喫し、あとのないパナソニックパンサーズの対戦。
サントリーは集中力を切らさずに第1セットを競り勝ち、荻野と坂本をさげるが、その他のメンバーはそのままで、できれば勝って決勝に臨みたいという姿勢を見せた。
代わって入った桑田と鈴木もいい働きを見せ、ファイナルに向けて弾みをつけた。
また、3日間を通して、越川、荻野、栗原、津曲といったおなじみの顔ぶれ以外に、比較的地味な印象だったレオナルドの調子が非常によかったことも印象的。
対する松下は、宇佐美とソトの調子があまりよくなく、レセプションが返らずにサイドに偏った攻撃パターンとなってつながれ、切り替えされるシーンが目立った。粘ったもののフルセット負け。
サントリー河野監督
とりあえずホッとしています。3連戦ということで、若干コンディションについて心配しましたが、いい調子で勝つことが出来ました。1セット目が1番緊張しました。
レオナルドも3日間調子良かったし、我々がやろうとしたバレーがきちんと出来たと思います。
越川選手
昨年悔しい思いをしましたが、今年又ここまで来れました。チームの力はあると思うので、どこが決勝に来ても必ず取り返すつもりでいます。ミスしてセットを失っても、逆にチームとしても個人としても何をするべきがはっきりわかって収穫になりました。
荻野選手
2日間3ー03ー0で勝てて、今日は1セット目取るべくスタートダッシュをかけました。
レオナルド選手
1月からずっとプレーしてきて、お互い信頼関係があり、一致団結しているのがサントリーの強いところだと思います。チームに恩返しをしなければ、という気持ちがモチベーションをずっと高めています。決勝ではさらに自分の力を見せてチームに貢献することができたらと思っています。
津曲選手
昨日まで3ー0で勝って、1セット取れば決勝にいけるという状況でしたが、逆に言えば油断が1番怖い時期でもありましたので一人一人気合いを入れ直すよういい機会になりました。その結果、勝利することが出来て良かったと思います。
優も言いましたが、修正するところがしっかり確認出来ましたから、来週にむけてちゃんと修正して決勝に臨めると思います。
パナソニック下村監督
決勝に向けて勝たなければならない試合ということでチーム全員全力で戦いましたが敗れました。ファイナルラウンドで戦う何か…気迫で盛り上げる力が足りなかったのだと思います。後1試合、最後きちんと締め括れるような戦いを心がけます。
今井選手
チームの歯車があってない面が出ていました。それがこういう結果になったと思います。
川村選手
今日は力が足りず、残念な結果になってしまいました。僕自身、サーブカットでだいぶやられてしまって仕事が出来なかった、そういう個人個人の仕事が出来ない部分から纏まりが崩れてしまいました。その悪い所は全員分かっていると思うので、来週は皆で引き締め直して最後しっかり戦っていきたいと思います。
写真はまた後ほど。
なお、山本選手は3日間とも記者会見を拒み、姿を見せなかった。






















































