男子決勝会見
いろいろ仕事にひっちゃきになってるので素っ気なくて申し訳ない。深夜か明日に補足します。
個人的には、ニコロフと河野監督のコメントが非常に興味深かったですね。
そんじゃまた!
東レアローズ
篠田選手 終始こちらがおいかける形になってしまって、チャンスボールが返っても決めることが出来ずヴラド1本になってしまい止められてしまいました。言ってみれば相手にはめられたみたいな感じでこういう試合展開になってしまったと思います。
富松選手 今日の試合は終始サントリーの
ペースで進みました。サーブで攻めることが出来ずにやられてしまいました。3セット目の勢いのまま4セット目に行けなかったのがポイントでした。
初めてのVリーグということで、最初は先輩方に引っ張ってもらって、そのおかげで早くチームになじむことが出来ました。チームに浸透していることを1戦1戦感じられました。ブロック賞も新人賞もチームのおかげであって、自分個人の力ではありません。それより負けたことの方が悔しいです。今度は賞はなくてもいいから勝ちたいです。
今田選手 サントリーにおされっぱなしの一戦でした。個人的にもサーブ、サーブカットなどミスが多く出てしまって、仕事が出来ないまま途中交代になってしまって悔いの残る試合になりました。
ニコロフ選手 自分のコンディションは先週よりよいですが、15日間位全く練習が出来ませんでした。そのため自分の力を最大限に発揮することが出来ませんでした。
今日の試合展開に関しては、他の選手と少し違った意見です。キーポイントが二つあったと思います。まず、第1セット、4点リードしていたところを取れなかったこと。それと4セット目に、イージーボールを取れなくてそのまま相手にやられてしまったことです。自分たちのリズムでプレーできていたところもちゃんとありました。サーブも課題の一つでしたがクリアできていました。しかしブロック、特に相手が2段トスの場合のブロックが機能していなくて、それが敗因につながったと思います。
矢島監督 私としては、試合についての感想はニコロフと同じで、1セットリードしていながら守りきれなかったところがポイントだったと思います。サーブはいつもより効果はあったと思います。むしろ、入れるサーブにミスが多く、サーブが決まらないイメージにストレスが貯まった感がありました。相手にやられたというよりは自分たちのミスでやられたのがよりいっそう悔しいです。フィジカル面の見直し、ゲーム内容の反省をして今後に生かしたいです。
また、最後に富松君が言っていましたが、悔しがる気持ちというのは非常に大切だと思います。来年につながると思います。
サントリー
栗原選手 取り敢えず、というか優勝という結果がほしかったので、大変嬉しく思います。もちろん内容も伴っていないとダメですが(笑)出だしは昨年を思い出させるような出だしでしたが、1セット目が取れたことでその後のセットも取ることが出来ました。今後も成長できるチームを実感しました。
越川選手 3年前優勝してから今日またするまで、本当に長かったです。今日のゲームを見ても分かるように相手がどう攻めてきても受けに回ることなく攻め続けることが出来る、誰もが仕事が出来るチームだと思います。
MVPについて とても嬉しいです。チームの皆で取れたもので、優勝が前提としてあるので、個人の力で取れたとは思っていません。7月からプロでやってきて優勝できて嬉しいです。今後は日韓、黒鷲、全日本とありますが、しっかりと自分がやらなければいけないことを結果を求めてやっていきたいです。
荻野選手 昨年悔しい思いをしてますので、絶対河野監督を胴上げしたかったので、それが叶って嬉しいです。疲れの残る歳になったのかな~と(笑)今日もし負けたら自分が全責任を取るくらいの気持ちで精神的にも周りのフォローに入ることが出来ました。
一昨年、昨年から通して、まず個人個人の能力が上がりました。昨年決勝で雰囲気に飲まれ負けた悔しさを1年持ち続けたことでメンタル的にも強くなれたと思います。技術的にはサーブとブロックが良くなりました。与えられたポジションで100パーセント仕事が出来ること、それがうちの強さ、成長したところだと思います。
レオ選手 リーグ通して一致団結してきましたが、今日は1発勝負と言うことでもっとモチベーションを高めて戦うことができました。3セット目は崩れましたが、戦い方を知っているのがうちのチームの強いところだと思います。
河野監督 まず、ありがとうごいました。今日はパーフェクトな内容でした。今シーズンのうちのチームを表したゲームだったと思います。1,2セットはメンタル面の強さが出ました。3セット目、東レのサーブが強かったですが、桑田がちゃんと耐えてくれたおかげで、4セット目、またいい感じに立て直すことができました。
あまりメンバーを変えずに臨んできたように見えますが、ちょこちょこと変えてきました。そのときそのときに入った控えのメンバー達がその都度頑張ってくれました。
昨年から、個人スキルをもっともっとあげていこうと努力してきました。それでベンチ外の選手の力が上がりました。阿南なども、山村が出られなかった間、よく頑張ってくれました。
また、今日のゲームは双方緊張してくるからリードされても必ずチャンスは来ると言い聞かせていました。今年言い続けて来たこと、リズムをキープすることを伝えていました。
スキル面については、ブロックに注目してきました。昨年は確かチーム順位が6位で、今回は4位だと思うんですが、いくらサーブ効果率が高くてもその受け皿であるブロックがお粗末では意味がない。ブロックが良くなれば連動してディグもよくなります。メンタル的には、成熟したチームですからメンタル的には心配はありませんでした。
優勝から2年離れていたので、ファイナルを戦い、勝つという経験値がとぎれさせないよう、必ず勝つつもりできました。
荻野については、5月からずっとお前と心中すると言ってきました。3セット目いったん外しましたが、4セット、絶対変えないと言って送り出しました。彼と私は同期入社ですが、未だにあの頃と変わらない位に努力をしています。今37ですか、その普段の姿を見ていれば、尊敬も信頼も当然出てきます。自分以外の者も、その背中を見てきています。だから自然と信頼感が生まれるのだと思います。
(文:F 写真:M)


