セミファイナル3日目男子大会 | バレーボールワールド     中西美雁の日々是排球

セミファイナル3日目男子大会

第13回Vリーグセミファイナル男子大会3日目。

第1試合は、1セットとれば決勝進出が決まるサントリーサンバーズと、初日に快勝したものの、翌日背水の陣の東レにストレート負けを喫し、あとのないパナソニックパンサーズの対戦。

サントリーは集中力を切らさずに第1セットを競り勝ち、荻野と坂本をさげるが、その他のメンバーはそのままで、できれば勝って決勝に臨みたいという姿勢を見せた。
代わって入った桑田と鈴木もいい働きを見せ、ファイナルに向けて弾みをつけた。
また、3日間を通して、越川、荻野、栗原、津曲といったおなじみの顔ぶれ以外に、比較的地味な印象だったレオナルドの調子が非常によかったことも印象的。

対する松下は、宇佐美とソトの調子があまりよくなく、レセプションが返らずにサイドに偏った攻撃パターンとなってつながれ、切り替えされるシーンが目立った。粘ったもののフルセット負け。


サントリー河野監督
とりあえずホッとしています。3連戦ということで、若干コンディションについて心配しましたが、いい調子で勝つことが出来ました。1セット目が1番緊張しました。
レオナルドも3日間調子良かったし、我々がやろうとしたバレーがきちんと出来たと思います。

越川選手
昨年悔しい思いをしましたが、今年又ここまで来れました。チームの力はあると思うので、どこが決勝に来ても必ず取り返すつもりでいます。ミスしてセットを失っても、逆にチームとしても個人としても何をするべきがはっきりわかって収穫になりました。

荻野選手
2日間3ー03ー0で勝てて、今日は1セット目取るべくスタートダッシュをかけました。

レオナルド選手
1月からずっとプレーしてきて、お互い信頼関係があり、一致団結しているのがサントリーの強いところだと思います。チームに恩返しをしなければ、という気持ちがモチベーションをずっと高めています。決勝ではさらに自分の力を見せてチームに貢献することができたらと思っています。

津曲選手
昨日まで3ー0で勝って、1セット取れば決勝にいけるという状況でしたが、逆に言えば油断が1番怖い時期でもありましたので一人一人気合いを入れ直すよういい機会になりました。その結果、勝利することが出来て良かったと思います。
優も言いましたが、修正するところがしっかり確認出来ましたから、来週にむけてちゃんと修正して決勝に臨めると思います。

パナソニック下村監督
決勝に向けて勝たなければならない試合ということでチーム全員全力で戦いましたが敗れました。ファイナルラウンドで戦う何か…気迫で盛り上げる力が足りなかったのだと思います。後1試合、最後きちんと締め括れるような戦いを心がけます。

今井選手
チームの歯車があってない面が出ていました。それがこういう結果になったと思います。

川村選手
今日は力が足りず、残念な結果になってしまいました。僕自身、サーブカットでだいぶやられてしまって仕事が出来なかった、そういう個人個人の仕事が出来ない部分から纏まりが崩れてしまいました。その悪い所は全員分かっていると思うので、来週は皆で引き締め直して最後しっかり戦っていきたいと思います。


写真はまた後ほど。

なお、山本選手は3日間とも記者会見を拒み、姿を見せなかった。