映画「Fate/stay night[Heaven’s Feel]」の最終章の「spring song」を観て来ました
劇場版Fate/stay night[Heaven’s Feel]３部作の最終章というわけで１部２部と続いてようやくの完結
主人公の衛宮士郎がある日、どんな願いも叶えることが出来るという万能の願望機「聖杯」をめぐる聖杯戦争に巻き込まれる
マスターである魔術師がサーヴァントという英霊を使い魔に従えて聖杯を手に入れるために最後の1人になるまで戦うというサバイバルゲーム
義理の父親の夢を引き継いで正義の味方を目指す衛宮士郎はこのサバイバルゲームを止めるために戦う
って言うのがFate/stay nightでは基本的なんですが
Heaven’s Feelはヒロインの間桐桜を守るために「正義の味方になる」という自分の信念を裏切って「桜の正義の味方になる」ことを決意して戦うってお話になります
色々説明したいとこなんですが、このシリーズが好き過ぎて説明で終わっちゃいそうなので観た感想に入ります笑
登場キャラクターが誰でも主人公張れるんじゃないか？ってくらいキャラが立ってると思うので誰視点で見るかで見方も変わってくると思います
今回はヒロインの間桐桜に関してですが
彼女は普段一人暮らしの士郎の家に家事の手伝いをしに行っていて、普段は大人しくて慎ましくて何かと一生懸命な感じの良い子なんですが
Heaven’s Feelでは実は彼女は元々は間桐家に養子として入ってたとか
間桐の魔術を継ぐ者として、聖杯の器にさせられるために、拷問のような苦行を11年耐えて来たっていうのが発覚します
桜は家が変わったこと、人として扱われなかったこと、色々なことを諦めて絶望してた
誰にも弱音を吐かずに。。。吐けずにずっとずっと耐えて我慢してた
本当は爺さんや兄の言うことなんて聞きたく無かったけど怖くて言いなりになってた
逃げ出したいけど、怖くて逃げ出せなかった
助けて欲しかったけど、怖くて言い出せなかった
死んじゃいたいくらい辛かったけど、怖くて死ねなかった
そうやって自分の気持ちにフタをして見てみぬふりを続けてた結果
力に目覚めてどんどん暴走してしまった
もはや八つ当たり
でも今までそんなことしたことなかったから
力の加減がわからずに大事な人も傷つけてしまう
桜は「どうせ私なんて。。。」って
弱い自分のことをずっと責めてた
弱い自分のことをずっと否定してた
怖くて何もできなかった自分のことを後悔してた
拗らせに拗らせを重ねて
内心ではただただ人に嫉妬して、人を恨んでた
でも
本当は助けて欲しかった
本当は頑張ってるって認めて欲しかった
本当は自分も幸せになりたかっただけだった
大事にして欲しかった
ただ自分の愛してる人から愛して欲しかっただけだったのにね
悲劇のヒロイン演じちゃってさ。。。
何かもう「素直になれや、このバカ！
」って感じですよね笑
今同意したそこのあなた！
あなたも素直になってね笑
と、そんな拗らせ女子のお話以外にも
生まれてくるものに善も悪もない
犯罪者の子供は悪なのか？という正義と悪のお話や
死ぬことで罪を償うと言えるのか？という罪のお話
人の幸福に喜びを覚える人間と人の不幸に喜びを覚える人間、人としての在り方の話などなど
色々考えさせられる深い話がてんこ盛りです
３章は完結編だから戦闘シーンもハンパなかったです
ハンパなかったです
語彙力
いつもあんまりなライダーさんの大活躍が見れてめちゃ嬉しかったですね
顔
あと終盤に士郎が願いを口にするところはぎゅっと胸を締め付けられましたね
てか2時間「これでもか！」ってくらい詰め込まれてて息つく暇もない感じでしたねー、すげー映画でした
少しでも興味が出た方は１章、２章と３章を劇場で見てみて欲しいですね、ええ
関係者の回しもんか
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