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売れプロ14期生の百瀬尚幸です。
事業を伸ばす知財戦略を、実例を踏まえてご説明したいと思います。
知財というと、「権利を守るもの」というイメージを持たれる方が多いかもしれません。
しかし、実際には、知財は、 事業を成長させるための「攻めのツール」として活用することができます。
本記事では、実際のヒット商品を題材に、
「特許」や「商標」がどのように売上や事業拡大に貢献したのかを、 わかりやすくご紹介します。
第1 特許が「事業成長」にどう使われたのか
1.「雪見だいふく」:特許1537351:市場独占事例
(「ひっと商品はこうして生まれた」日本弁理士会から引用)
(https://www.lotte.co.jp/products/brand/yukimi/)
ロッテはアイスクリーム業界の後発メーカーでした。
冷夏が続き、従来型アイスの販売が伸び悩んでいました。
そこで開発されたのが、「雪見だいふく」です。
1981年:特許出願
当時:類似商品が多数存在
1989年:特許成立→他社製品が市場から消滅
特許が「無言の圧力」として競合を排除し、市場独占に近い状態を実現しました。
2.「モンカフェ」:特許1504901:コピー商品の抑制
(「ひっと商品はこうして生まれた」日本弁理士会から引用)
(https://www.moncafe-hikitate.com/)
課題は明確でした。
・インスタントは手軽だが美味しくない
・レギュラーは美味しいが手間がかかる
このギャップを埋めるために
「カップの上でドリップする方式」を開発
特許取得により、類似商品の参入を抑制
結果として、独自市場を確立しました。
3.「ぬちまーす」(自然海塩):特許3250738:特許による事業拡大
(「ひっと商品はこうして生まれた」日本弁理士会から引用)
(https://nuchima-su.co.jp/)
「ぬちまーす」は、一般的な塩とは異なり、
・塩分:約73%
・残り:豊富なミネラル
という特徴を持つ製品です。
特許出願直後に会社設立
海外にも特許出願
海外から注文増加 → 売上倍増
開発者自身が「事業拡大は特許のおかげ」と語っています。
第2 商標が「事業成長」にどう使われたのか
1.通勤快足(商標登録2093963):ネーミングで売上15倍
(ビームスHPから引用(https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000069.000012471.html))
当初の商品名は「フレッシュライフ」。
しかし、
・何が“フレッシュ”なのか不明確
名前を「通勤快足」に変更
・機能が一目で伝わる
・使用シーンが明確
結果:売上15倍
2.まるでこたつソックス(商標登録6560319):17倍のインパクト
(岡本(株)HPから引用(https://www.okamotogroup.com/marude-kotatsu/))
もともとの名称:「三陰交をあたためるソックス」
専門的で伝わりにくい
そこで、「まるでこたつソックス」へ変更
・直感的
・ベネフィットが一瞬で伝わる
結果:売上17倍
3. 「白い恋人」(商標登録1435156):ブランドが資産になる
(「ひっと商品はこうして生まれた」日本弁理士会から引用)
(http://www.ishiya.co.j/)
商品名の候補は多数ありました。
・北国
・冬将軍
・ブリザード
しかし、最終的に選ばれたのは
「白い恋人」
結果:
・発売当初:500万枚
・2003年:2億枚
さらに、類似ネーミング商品の排除にも成功
【まとめ】
本記事でご紹介した通り、
・特許→競争排除・市場独占
・商標→売上向上・ブランド構築
という形で、知財は事業成長に直結します。
知財は「守り」ではなく「攻め」の経営資源です。
【終わりに】
弊職のブログでは、知財の様々な側面についてご紹介してきました。
知財は専門的で難しいものと思われがちですが、
本質は極めてシンプルで、
「価値を守り、価値を伸ばす仕組み」
です。
事業の成長を加速させるために、知財をどのように活用するか。
その視点を少しでもお持ちいただけましたら幸いです。
今後の皆様の事業の発展を、心よりお祈り申し上げます。
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