消費税は、社会保障のために必要。
この考えや意識は、どうなされていったのか。
可能性が高いのは、テレビコマーシャルだと思う。
繰り返し耳にすると、記憶に残る。
そうなんだ、、と信じて考えようとしない。
著者は
「温厚で寡黙、礼儀正しく辛抱強いことが日本人の美徳とされてきた。
この日本人の美徳が日本を刷新する妨げになってしまっていることを否めない」
と著しておられる。
1989年から2019年度まで
消費税で徴収された資金は
400兆円ほど。
所得税(個人)負担の軽減は
275兆円。
法人税負担の軽減は
300兆円。
繰り返します。
消費税徴収 400兆円
所得税、法人税の減税は570兆円以上。
消費税は、財政再建、社会保障拡充には使われてこなかった。
法人税の問題点。
大法人の実質的な税負担が極めて低くなっています。
中小企業に対する課税は強化されます。
ヘンだと思いませんか。。
消費税が社会保障の拡充のためにおこなわれたのであれば
引き上げに連動して、社会保障の給付水準が引き上げられますが、、
そして、消費税引き上げに連動して、社会保険料の負担が引き下げられていなければ、ならないんです。
現実は、消費税増税のたびに
国民年金の保険料が引き上げられ
医療を受ける窓口負担が引き上げられ
基礎年金支給額が引き下げられる変化が続いています。
消費税は
所得の少ない階層に過酷な税金であること。
所得の多い富裕層に極めて優しい税金。
所得が0円でも、10億円でも
同じ税率。
著者は
「財務省は、消費税を正当化する根拠として、日本の財政危機を唱えてきました。
この主張が虚偽であることを確認しておく必要があります」。
キリッと述べておられます。
財政危機と、よく言われます。
繰り返し、国債赤字だと言われます。
日本は、財政破綻はしない。
と、財務省のHPに3つの意見書を出していました。
(世界格付けの指摘について)
わたしが、いつも考えるのは
簿記です。貸借対照表。
資産は、示されません。
税収と予算の振り分けの円グラフのようなものばかり。
日本は、最も資産のある国だと言われています。
他国に貸している金額も資産です。
著書には、詳しく記載があります。
これを決して見せない日本。
なんでしょう、、?
赤字国債だと言えなくなる?
人々が国債発行に過敏に反応するのは
敗戦後、紙切れになった記憶の伝承であろうと思うのです。
日本政府は、負債を上回る資産を保有しています。
政府が決して出さない資産の額を書くことは はばかれます。
「資産と負債の差額で72兆円の資産超過になっているのです」
資産一負債=72兆円
もっと、分かりやすくすると
財産一借金=72兆円
このことが示されないため
赤字国債は将来世代への負担である。と言われているような気がします。
今の国債は、株価を支えています。
人々に行き渡らないのです。
ブログ訪問で拝見したのですが
軍事費の予算を、社会保障に使うと、、
奨学金0円。
年金給付プラス12万円。
奨学金0円で、学びたい人々に正しく理解していただきたい。
厚生、国民年金
どこかの市長が、毎月納める額が少ないから無理!
と、言っていましたが、、
およそ40年、毎月の給料から天引きされます。
〇円✖️12ヶ月✖️40年
以前は、年金積立金だったのです。
消えた年金。
株投資失敗。
今、年金保険料になりました。
最近の発言。
物価高を人々は受け入れている。
なにを、おっしゃってるんですか。
カートを持った高齢のかたが夜8時過ぎ、スーパーに行かれているの、ご存知ですか。
閉店前には、30%から50%引きになるのを待って買い物をなさる。
この話しを聞いたとき
なんてこと!
涙があふれたほどです。
全ての人が75歳まで働けるでしょうか。
低賃金、貧困という言葉を繰り返していても
なんにもなりません。
若者世代や非正規雇用のかたがたは
低賃金です。
将来のために貯蓄できるでしょうか。
このことを、正面から言っているのは、山本太郎氏だけだと認識しています。
正しい主張をする者に横槍を入れたり、主張させなかったり、、
これが今です。
次の選挙で有名人が立候補する。
これは、ちょっと違うんじゃない?
と思いました。
しかし、党首として1人でも多くの仲間が増えることを望むのは
全ての党も同じことだと理解しました。
緊急事態と
緊急事態条項(改憲)は
全くベツモノです。
基本的人権を削除され
緊急事態条項を憲法に加えてしまったら
戦前と同じく、決められたことしかできなくなります。
楽しみにしている事も制限されてしまうのでしょう。
植草一秀氏 著
日本経済の黒い霧
ビジネス社
一部引用させていただきました。