今から15年前、宮崎で牛の恐るべき伝染病「口蹄疫」が発生して日本を震撼とさせたことを憶えているでしょうか。
あの時私が農水副大臣として現地の対策本部長を務めていた。
そして、ウイルスが恐ろしい勢いで感染するのをなんとしても止めるために昼夜を徹して牛豚を29万頭を殺処分して畑に穴を掘って土中に埋めた。
その時に私が指示して土中埋めに初めて使ったのが「生分解性のマルチ」である。
それまで鳥インフルエンザなどで土中に埋めても、なかなか再度畑として利用できなかったが、生分解性マルチを使って埋めた畑は3年経たずして立派な畑に戻った。
当時の口蹄疫の顛末は未だに痛恨の思いが残るが、その時にノンフィクションでかきあげた小説が「口蹄疫レクエイム」である。
当時、夜中に記録をもとに泣きながら書いた小説である。
未だに手に取って読むと泣けてくる。
復刻版がいくらか私の事務所に残っているのでぜひ読んで欲しい。
出所:2025年9月29日日本農業新聞

