ブックセラーズ・ダイアリー ショーン・バイセル/矢倉尚子訳
ちょっと皮肉屋の古書店店主が書いた日記、
なだけなのだが、なんだかつい読み進んじゃう。
どこまでが本当かわからない、
著者のグチだけで一冊読んでしまうという、不思議な本。
それにしてもおかしな客ばっかりだ。
この店の特徴なのか、イギリスおよび世界の古書店はみんなこんなものなのか、
それともすべての“店”はこんな客ばっかなのか。
時間をかけて何冊も読み、何も買わず、本も戻さず出ていく客。
(買わないのを“客”と言えるのか)
こんなのは序の口だ。
書名を聞き出して、おそらくAmazonで買おうとする電話の主を
うまくあしらう著者のエピソードは笑える。
古書店の場合、買い取りもある意味“客”だ。
こっちもすごい。
まあ、自分が思うほど蔵書に金銭的な価値はないってことだよね。
それにしても店員ニッキーの、傍若無人の振る舞いが強烈だ。
それなのに、店主はニッキーを雇い続けるし、
夜遅くまで一緒にビールを飲んだりする。
そう考えると、ニッキーに対する毒舌は「盛ってるよね?」と思えてくる。
















