黒ねこサンゴロウ:永遠の再読書 | うみねこ島 ベストセラー以外の本を読みたい人のために

うみねこ島 ベストセラー以外の本を読みたい人のために

ベストセラーやポピュラーな本もいいけど、ちょっとつまらない、物足りない、
という人もいるでしょう。

このブログは、中世ファンタジーでなくても、魅力あるヒーローは作れることが実感できる
「黒ねこサンゴロウ」シリーズをみなさんに紹介するために開いております。

黒ねこサンゴロウ 竹下文子文/鈴木まもる絵

 

何度目かの再読。

再読回数が一番多い本だと思う。

 

とにかく、主人公サンゴロウのかっこよさにシビれる。

カッコイイ主人公が出てくる物語にはあまり興味がないのだが、

本シリーズは別格だ。

 

自分の思うこと、決めたことに従って行動し、

その結果は受け入れる。

(もちろん、他人に迷惑をかけないことは重要だが)

その輝いている姿を見ている(読んでいる)だけでいやされる。

 

子ども向けの本なので、

大人向け書籍の本文組みなら1~5で1冊、

旅のつづき1~5で1冊の、合計2冊分ぐらいか。

このコンパクトさもいい感じだ。

 

なにがだいじで、なにがそうじゃないか、

とっさに判断するくせがついている。

ときには、ほんとうに必要なものだって、

ほうりださなきゃならないこともあるんだ。

 

それでも、いらなものは、いつのまにかたまる。

気がつかないうちに、うっすらとほこりがつもっている。

 

サンゴロウでさえ、そのほこりを振り払うのに苦労するわけだが、

ほこりが堆積しないように心がけていきたいものだ。

 

サンゴロウの派生シリーズ、

ドルフィン・エクスプレス(三日月島のテール)はこちら。