国際免許の期限の関係から、おそらく今日が最後の釣りになると思われたので、ムギツクに的を絞り、筑後川水系の一部をくまなく探索することにした。

この日初めてこの水系へ行ってみたが、着いた場所の前でいきなりたなごやギンブナオイカワに混じってムギツク発見!

この日丸一日そのポイントの上下流を歩いて探索したが、結局そのポイントが一番魚影が濃い場所だとわかったので、ラッキーだった。

さてその釣りであるが、朝方の急激な冷え込みのせいか活性が低く、ミミズ、サシ、マルキューヤマベチューブハエ、バークレーブラッドワームと試したが、岩の表面をつついているばかりで目の前に持っていっても無反応。

釣れてくるものといえば、ギンブナ、アブラボテヤリタナゴカネヒラ、それにオイカワだった。

こりゃ2年越しのおあずけ濃厚かと思われたが、夕マズメになりようやく食いが立ってきた。

そこで一番反応の良かったヤマベチューブハエの置き餌釣法に絞り、回遊しそうな岩の端にオモリから下を置いて辛抱強く待った。

何度も他の魚に邪魔されながらも、餌を付け替えて待っていたら、中型のムギツクが一尾回遊してきて、そのおちょぼ口でついに餌を吸い込んだ!

間髪入れず合わせ、かかった瞬間思わず「やったー!」と叫んでいた。あいにくピンオンリールが壊れたのでネットを持っていなかったが、丸一日かかっての貴重な一尾なので、構わず帽子で取り込んだ。

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20 年ぶりのムギツク。相変わらず美しい。


さらにうれしいことに、途中で釣ったヤリタナゴ似のタナゴが、ひげが短いこと、背鰭の軟条に黒色点列があること、尾柄部に短い青色の縦条が見られること、タビラ斑があること、そして分布から、セボシタビラと判明。

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これでタナゴ類は、昔釣ったカゼトゲタナゴを含め、ヤリタナゴ、アブラボテ、カネヒラ、セボシタビラと制覇したので、九州ではあとはバラタナゴイチモンジタナゴを残すのみとなった。


25 年ほど前に柳川で釣って飼っていたカゼトゲタナゴ



2015年4月に佐賀で釣れたムギツク



2016年4月に岡山県内で釣れたシロヒレタビラのオス



同上



同じ場所で釣れたシロヒレタビラのメス



2016年4月に秋田県内で釣ったキタノアカヒレタビラ、オス



同じ場所で釣れたキタノアカヒレタビラ、メス




2016年10月に山形県で釣れたキタノアカヒレタビラ



2016年10月に5年前と同じスポットで釣ったセボシタビラのオス



同日に同じスポットから釣れたセボシタビラのメス



2017年5月に、上記の秋田県内のキタノアカヒレタビラと同じ場所で釣ったキタノアカヒレタビラ、オス



同上、メス



2017年5月に北日本の太平洋側で釣ったアカヒレタビラ、オス



上記と同じ場所で釣った別の個体



同上、メス



2017年10月に福井県内で釣ったミナミアカヒレタビラ



2017年11月下旬から12月初旬にかけて福岡県内で釣ったセボシタビラのオス二尾



2018年4月初旬に福岡県で釣ったセボシタビラ




2018年5月中旬に福井県で釣ったミナミアカヒレタビラのペア。タイリクバラタナゴの猛威の前に風前の灯といった感じだった。



2018年5月下旬に秋田県で釣ったキタノアカヒレタビラのオス



2018年6月上旬に北日本の太平洋側で釣ったアカヒレタビラのオス


2018年11月に黄身練りでは初めて釣れたムギツク。福岡県内にて。


2018年11月に福岡県内で釣ったセボシタビラのオス2尾


筑後川水系で釣れた、黄身練りでは2尾目となるムギツク。2019年1月。


ムギツクの俯瞰


ムギツクの腹側


キタノアカヒレタビラのオスたち


ある5月好日のアカヒレタビラメンズクラブ


婚姻色をまとった四国のシロヒレタビラ


北陸のミナミアカヒレタビラのオス


2019年の春に北陸で釣れた大きなミナミアカヒレタビラのメス


産卵管の伸びたミナミアカヒレタビラのメス