2022年12月初旬に福岡県内某所で公式初オオキンブナを無事に釣ることができ、フナ類コンプリートとなったので、フナ類のページに最後まで残っていたギンブナも独立ページとして掲載することにした。

 

ギンブナを最初に釣ったのはいつだっただろうか。記憶を辿ると、おそらく多摩川の丸子橋辺りの河川敷にあった、氾濫後にできた池で釣れたフナが最初に釣ったギンブナだったのではないだろうか。小学校の4年生くらいのことだった。

 

その時は写真は撮っておらず、その後もあまりにも身近で記念性がなく写真は撮っていないので、一番古いギンブナの写真となると、わりと最近の、2010年11月に筑後川支流の宝満川で釣れた時のものということになる。

 

2010年11月に宝満川で釣れたギンブナ。バークレーのパワーブラッドワーム使用。

 

ところで、フナ類が釣れた時に、それがギンブナ型だと断定するにはどうすればいいだろう?ヘラブナ(ゲンゴロウブナ)なら鰓把数をカウントすれば決め手となり、また、オオキンブナではオスを釣ることで有力な証拠とすることができるが、ギンブナ型には決め手も有力な証拠と言えるものもない。

 

いや、あるにはある。一つの体細胞の核の中に何セットの染色体を持っているか、つまり倍数性レベルを調べて三倍体であることを証明すればいい。

 

だが、古典的な手法を使うにせよ、フローサイトメーターを使うにせよ、在野の人間には無理だ。

 

そういうわけなので、複数の形態的な特徴から総合的に判断してギンブナ型だと結論することになる。

 

この独立ページでは、これまでに釣ったギンブナの中で、そうした総合判断に基づいて、ギンブナ型で間違いないと言える典型的な個体だけを載せることにする。

 


グラスミノーにヒットした琵琶湖の巨大になるギンブナである「ヒワラ」二尾、約40センチ。2018年5月中旬。

 

グラスミノーSSミッドナイトオレンジカラーにヒットした、福島の大きなギンブナ。2019年10月。

 

諏訪湖流入河川で2022年10月中旬に釣れた尺越えギンブナ、背びれ分岐軟条数16

 

上の個体と同日同所で釣れた別のギンブナ、約36センチ、背びれ分岐軟条数18