液晶モニタ入手
19インチの液晶モニタを入手した。
「L1950T」、19インチのモニタだ。
アナログとデジタルの両方の端子がついていたのでこれにした。
反応速度は12msで、既に所持している17インチ液晶モニタの「LCD-A172V」の20msよりも速い。
両者の違いは、「素早い動きの動画やテキストのスクロール時に12msのほうが滑らか」と言う感じだ。
反応速度が速いのは、決して動画やゲームのみで有利なだけではなく、テキストの読み書きにも有利だ。
もちろん20msの反応速度のモニタでも動画もテキストも問題なく見られる。
ただ、やや残像と言うか、画面がカクカクしたりする。
今は反応速度が8msのモニタ売っているが、12msのものとの明確な違いは店頭では見出せなかった。
画面サイズ、17インチと19インチの違いは僅かで、この2インチの差で価格が1万円違うというのはかなり微妙だ。
私は絵を描くので少しでも大きなほうが良いと判断してこれにしたが、絵を描かず、目も悪く無ければ、19インチを無理して選択する必要性は無いと思う。
結局は予算と用途次第だろうか。
私はこれを2台同時に使っている。
デジタル入力があるモニタを選択した理由もそこにある。
いまPCに付いているビデオボードには出力が2つ付いていて、1つがアナログでもうひとつがデジタルだ。
そして、その出力から別々の映像を同時に出力できる。
LCD-A172Vはアナログ入力しかでは無いので、必然的に2台目のモニタにはデジタル入力が必要になる。
ということで、店頭を見回してL1950Tにしたわけだ。
2台のモニタを同時に並べて使用する際、17インチと19インチのサイズの違いが気にならないかと思ったが、使用した感じでは、全く気にならない。
結局ひとつのウィンドウは1つのモニタの中にしか置かないので、二つのモニタのサイズが多少違っても、全く気にならないわけだ。
いまは、19インチのほうは絵を描いたり、このブログを書いたり、おもに作業用モニタとして使用している。
一方17インチのほうはテレビやビデオを写したり、音楽プレイヤーwinampを置いたりして、主に娯楽趣味、又は19インチの方に置ききれないウィンドウを置いておく為に使っている。
結論として、スペースと予算が許すならば、複数台のモニタを同時に使用することはかなりお勧めである。
とくに、PCでテレビを見ながら文章を打ち込んだり絵を描く、と言う人は是非2台目の入手をお勧めする。
夢25
宇宙は静だ。
そしてほとんどのところには何も無い。
誰も居ない。
それが私の心を癒す。
この宇宙空間のようなところへ行ければといつも思っていた。
船での旅もだいぶ長くなってきたが、清清しい孤独によって、私の心は弾んでいる。
地球には人間が多すぎる。
早く他の星へと移住を開始しなくては、息が詰まってしまう。
月、火星、そしてその外へ広がり、銀河全体を薄く広く覆いつくす。
人間には適当な距離が必要だ。
甘魚の缶詰を食べながら、ゆったりと銀河を楽しむ。
旅の途中に出遇った青い鳥が楽しげにさえずる。
すると銀河の川の中から一滴の光の粒が零れ落ちる。
そのキラキラとした粒は船全体に広がって、金色の空気に辺りが包まれた。
その空気を吸うと、心の中が宇宙と繋がって無限に広がる。
まるで今生まれてきたかのような、全てが新鮮で素晴らしい。
この金色の空気は、銀河のエネルギーの波のようだ。
気がつくと、そこは公園だった。
どこの公園かはわからないが、滑り台やジャングルジムがある。
そこには南国の花や樹木が植えてあり、何と無く気温も高い。
そういえば天気がいい。
空には大きな入道雲が浮かんでいた。
その公園から、土の道が続いていて、その先には小学校があった。
フェンスがあるので中には入れないが、どうやら生徒はいないようだ。
そして、その学校の向こうにまで道は続いている。
その道の途中、一匹のトラ猫が現れた。
その猫は、何かをくわえているようだ。
それを見ると一匹の蝶だった。
金色の羽を持つその蝶を大事そうにくわえている。
その猫の後を追ってみる。
猫は道を離れ、林の中へと入り、その奥に、大きな木があった。
木には穴が開いてあり、その中に猫は入り込んでいった。
人間でも入れそうな大きな穴なので入ってみることにした。
その穴の中は意外に広く、地下に大きな空間を持っていた。
その地下には、赤いランタンの点いた木の扉がある。
扉には「骨董屋」と書いてある。
他に何も無いので、そこに入ってみる。
扉を開けると、扉についた鈴チリンとなった。
店の中には、懐かしい品物が沢山置いてあった。
子供の頃見たような懐かしい品々、そして、それよりももっと古いであろう年代モノの骨董品の数々。
隅のテーブルの上に、先ほど猫がくわえていた蝶が籠に入れられておいてあった。
蝶は元気に中に入れられてある花の蜜を吸っている。
その横には真空管ラジオが置いてあって、そこからは昔の音らしい音が聞こえてきている。
その隣には赤いプラスチックで出来たラジオが置いてある。
おそらく20年くらい昔のトランジスタラジオだろう。
それからも音が聞こえるが、内容は私が子供の頃に聞いたような、そんな懐かしい音だ。
食べ物のコーナーがある。
骨董品の店なので、食べ物は無いと思っていたが、しかしきちんと骨董品の食べ物が置いてある。
しかも、きちんと食べることが出来そうだ。
今出来上がったばかりのような食べ物ばかりで、実際横に「食べられます」と小さな札がかかっていた。
試しに一本の瓶ジュースを手にとって見た。
どこかで見たことがあるが、明確に思い出すことの出来ない、そんな感じの瓶ジュースだった。
飲んでみる。
のんだ瞬間に、何かが頭の中ではじけるような感覚がした。
それと共に、昔家の庭に植えたタイムカプセルのことを思い出した。
何を入れたまでかは忘れたが、たしか、このジュースのビンに入れて土に植えた気がする。
空になったビンをテーブルに置くと、その横に、土のついた、中に何か入ったビンがあるのを見つけた。
それは間違えなく、自分が子供の頃埋めたビンそのものである。
これがなぜここにおいてあるのか、それはよくわからないが、とにかく開けてみることにした。
そういえば、この店には店員も店主も見当たらない。
どこかに行ったというよりも、初めからいないような感じがする。
そういえば猫も見当たらない。
ただ、猫の気配はまだ残っていて、猫の餌を入れる皿が床には置かれていた。
ビンを早速開けてみる。
中にはその当時の貨幣と、いくつかの紙切れが入っていた。
紙切れを開いてみると、そこにはこんなことが書いてあった。
「これを見たひとは、宇宙人と会えるでしょう」
こんな事を書いた記憶は無いが、たぶん書いたのだろう。
今は自分が宇宙船に乗って宇宙の旅をしているので、自分が宇宙人だとも言える。
それに、地球以外の生命体にも数多く遇って来た。
そういう意味では、この手紙は予言だったのかもしれない。
他の紙も見てみる。
そこには、何やら地図らしき物が書かれてあり、その一箇所にバツ印が描かれてある。
この場所は、記憶に無い。
家の近所でも無いし、地球上では無いだろう。
おそらくこれは、天の地図、星と星とを書いた地図だ。
その一点に印がついているということは、そこに何かあるに違いない。
そのうちまた宇宙を飛んだら、今度はそこを目指してみよう。
店の中には、他にも珍しい物が沢山あった。
今はもう見なくなったホウロウの看板や、古い電化製品などがある。
一通り店内を眺めると、店を後にして、あの土の道を先に進むことにした。
人はなぜ
人はなぜ生きるのだろうか。
その理由がいまだにわからない。
おなかが空くから食べ物を食べたくなる。
食べ物を食べれば命が永らえる。
そんな単純な理屈だけで人間は生きていけるのか。
私はそんな単純なことだけで人生を続けられそうも無い。
幾らかの日銭を稼ぐために、人生の可能性をすり減らして、心身を消耗させている。
それが明日の可能性に繋がる行為ならばともかく、ただただ人生の時間を切り売りしているだけである。
こんな事をしていては、いつの日か消耗しきって、何の可能性も残されていないボロキレのような抜け殻が転がるだけである。
しかも、その時はそう遠くない。
だから、だから私はそれを何とかした。
そうしなければ、先に待つのは辛く苦しく虚しい人生とも呼べない時間だけだ。
だから、今の生活をいつまでも続けていてはならないのだ、と言うことはいつも思っている。
しかし、そこから脱却できないのは、何か問題があるからである。
その問題を理解して改善すれば良いのだろうが、理解も改善も容易ではない。
まず、何が問題なのかを明確にして、それに対応するのに必要な事項を挙げてみる。
そしてそれを実行し問題を改善する。
そんな事はわかりきっているのだが、具体的な方策が全く見出せない。
何をどうすればよいのかが全くわからない。
問題が漠然としすぎていて、しかも多岐にわたりすぎているので、とても全てを改善できるとは思えない。
まず生きなくてはならないというのを前提とした場合、生きるための資金が必要である。
それを手に入れるための術が、あまりない。
今はただ力任せに時間を切り売りしているだけであり、それは著しくもったいない。
本当に疲れる、ただひたすらに疲れるだけであり、幾らかの現金以外には何も残らない。
その僅かな現金も日々の生活に消えてゆく。
神を信じると良いのか、自分を信じろというのか、何を目指せというのか、なぜ生きろというのか。
時間が無い
最近、時間が無い気がする。
時計の刻む速さは生まれた時から変わらないわけだが、しかし時間は確実に無くなりつつある。
これは単に死に近づくというだけではなく、可能性と言う面から見ても時間が無い。
時と共に可能性は減少してゆく。
そして、後はどうでもいい無意味な時間が少々続くだけになる。
私は可能性の減少を日々感じる。
あらゆる可能性が今こうしている瞬間にも、砂時計の砂が落ちるように減っている。
しかし、その流れを止める術を私は知らない。
時が止まればといつも思うが、時は決して止まることは無い。
私の持つ可能性を削り取りながら流れ続ける。
10代の時の私よりも20代の時の私よりも、今の私には可能性がない。
これは「そんな気がする」と言うものではなくて、確実にそう言えるものだ。
あらゆる点において選択肢が狭まりつつあり、それは私の持つ時間と生物としての性能に起因する。
昔からこのことを懸念していたが、最近は特に問題が深刻化している。
これは全ての人に言えることかもしれないが、私にはより深刻だ。
可能性が減少すると共に、存在の理由も減少す る。
ブログについて
このブログは、訪問者数がカウントされているので、ブログを見た人数を知ることが出来る。
それを見てみると、ほとんど自分しか見ていないらしいことが分かる。
この文章もおそらく自分で書いて自分だけが見るだけかもしれない。
ブログはログなので、本来誰かに見られなくてはならないというものではない。
そう考えると、べつに公開しなくても良い気もするが、とりあえず書くのが簡単なので続けておこう。
ホームページ作成ソフトを利用すれば、自分のサイトに似たようなものを作ることも簡単だが、このブログのほうがもっと簡単なので、これを使っている。
でも、時々混雑していて繋がらないことがあるのでそれは何とかして欲しいとも思うが、無料なのであまりわがままを言える立場でもない。
しかし、無料と言っても広告が表示されているので微妙だが、多少の混雑は仕方ない。
でも、書きたい瞬間に書けないと、忘れてしまったり、書く気がなくなったりする。
本当に書くべきことは何日経っても覚えているが、大抵のことはその場で思いついてその場で書いてすぐに忘れる。
ブログとはそんな 刹那的な面もあると思うし、備忘録としていつでも書けるのが理想である。
繋がらない時はメモ帳(windowsのアプリケーション)で書いておく。
そのうちメモ帳に書いたことをブログ化してみても面白いと思う。
夢24
光の注ぐ星。
そこは砂糖の結晶のレンズから送られてくる光で植物が繁栄していた。
そのところどころに都市らしき物が見える。
まだ生物が暮らしているようだ。
空を飛ぶ乗り物が街の上空を行き交っている。
どんな人たちが住んでいるのだろうか、降りてみることにした。
町外れに公園のような物が見える。
そこに降り立つことにした。
船を草原に泊めると、早速街の中に行ってみる事にした。
公園には、この星に住む住人が何人か遊んでいた。
人間によく似ているが、白目が無い。
たとえるならば、チンパンジーやゴリラのような目をしている。
白目は人間だけの特徴だというのを聞いたことがあるが、宇宙には白目をもつ知的生命体は多い。
しかしここの住人は真っ黒な眼をしている。
だからどこを見ているのかがよくわからない。
顔の方向を見ればどちらを向いているのかは分かるが、目線は全くわからない。
そして、声による会話ではなく、一種のテレパシーのようなもので会話している。
そのおかげで私にも容易に会話が理解できる。
脳に直接話かけられている感じだ。
「宇宙の果てには壁があって、その壁は鏡で出来ているんだ。」
この星の人の間では、宇宙の果ては鏡になっており、宇宙の光がそこで反射していて宇宙が無限に広がって見えるという。
ちょうど鏡同士を合わせたような感じだという。
鏡を合わせると、その中に悪魔が見えるというが、宇宙の果てにある鏡の中には何が見えるのか。
宇宙の果てよりも、ブラックホールの向こうにある別の宇宙に行くことを勧めるといわれた。
宇宙の果てはただの鏡だが、ブラックホールの向こうは、見たことも無いような世界が広がっているという。
どのような世界化はよく分かっていないが、ある程度予測は出来ているらしい。
この星の人は、高度なコンピュータテクノロジーを有していて、光よりも早く計算が出来るという。
その計算機で計算をした結果、ブラックホールの向こうには「あの世」があるらしいことが判った。
あの世は一般的に人間の空想だと思われているが、実際には別の宇宙の事で、人間の情報、つまり「魂」はそこへ行くという。
人間の魂も実際にはある種の情報の事で、別の宇宙にはその情報が集まるという。
宇宙にあるあらゆるものには情報がある。
原子の配列の情報等、突き詰めると全ては情報である。
その情報は消えることは無く、たとえば人が死んでもその情報が消え去ることは無く、それは別の宇宙へと移ってそこでまたその宇宙の原子の配列を変えて、つ
まり「存在」する。
あの世とはフワフワとした魂が漂う場所ではなくて、この宇宙での情報が転送されてその情報を元に別の実体に再編成される場所だという。
そこは別の宇宙なので、今私たちが住んでいる宇宙とは別の法則が働いており、それがこの世とあの世の違いと言うわけだ。
情報には質量が無いので、ブラックホールを無限の速度で通過できる。
この星の人は物質を使わない通信方法を確立しており、それによって別の宇宙との通信を可能にしているという。
テレパシーとかひらめきとか言ったものは、情報そのものを送受信して起きる現象だという。
この星の人はそれを使って音声に頼らない会話を実現している。
この星にある図書館に行って見た。
この星へと光を供給している巨大な砂糖の結晶のことを調べてみた。
あの結晶は1000年かけて作られたという。
砂糖を通した光は、この星の植物に最もよい影響を与えるという。
当初ガラスやダイヤモンドなどの様々な素材のレンズを試したが、今の砂糖のレンズが一番この星にあっているという。
副作用として、長期間光を浴び続けると甘くなるという。
何百年もこの光を浴びつづけた岩はやがて砂糖菓子のようになり、それを採掘しておやつとて売られているという。
また、海も徐々に甘くなっており、新種の生物が生まれているという。
地球では砂糖を食べる生き物といえば蟻がまず思い浮かぶが、この星にも地球で言う蟻に当たる生物がいて、それが大繁栄している。
ただ、意外と害はなく、適度に甘いところを食べてくれるおかげで、地上が砂糖漬けのようになるのを防いでくれているという。
海の中にも、水の中の糖分を栄養として生きる魚が生まれており、それがこの星の名産物にもなっている。
その魚を食べに定食屋へ行ってみる事にした。
「甘魚定食」それを注文してみた。
パンのような固形物の横に地球のイワシによく似た魚が置かれていて、あとは茶色い汁がセットになっている。
パンのようなモノはパンよりもモチに近い感じで、茶色い汁は何かのだしと塩の味がする。
魚は蒸されているようで、イワシよりも甘みが少しあるが、べつに菓子のような甘さではない。
程よい甘みとうまみを持っていて、これならば十分名物になると感じた。
甘魚の缶詰とか干物を幾らか船に積み込むことにする。
この魚は銀河でも人気が高く、おみやげ物として人気が高い。
食料として、ギフトとして、もっていても損は無い。
船は私一人しか乗ってい無いので、山ほど魚を詰め込むスペースがある。
とりあえず一部屋分の魚を積み込んでおいた。
これでしばらく食べ物には困らないだろう。
この星に1週間ほど滞在し、そしてまた銀河の旅へと出発した。
夢23
宇宙の旅を始めてから、だいぶになるが、一度宇宙戦艦に出会った以外には、他の生命体や船などを見かけない。
やはり宇宙はそれだけ広いと言う事だろうか。
宇宙が誕生してから100億年以上が経過していると言う話だが、一体どれだけの旅人が宇宙の果てを目指したのだろうか。
しかし、宇宙の果てには自分がいる、という可能性もある。
なぜなら宇宙は球の表面に張り付いているようだからだ。
星と同じで、まっすぐ歩いてゆけば、結局今いる場所に戻ってくる。
でも、実際にはどうなっているのか見当もつかない。
この船は銀河の果てまで行くことが出来るが、宇宙の果てはその遙か彼方のはずだ。
人類はまだ宇宙のことなどほとんど知っていない。
おそらく永遠に知り尽くすことは出来ないだろう。
また、宇宙は常に変化をしていて、明日にはどうなるかわからない。
新しい宇宙がこの瞬間にも誕生して、宇宙が今とは違うものに変わりつつあるかもしれない。
宇宙の果てを探すついでに、いろいろな星を訪ねてみることにする。
宇宙は広くてそして静だ。
宇宙空間では音が伝わらない。
原子の粒の風もあっという間に薄まって消え失せる。
ほとんどの場所は永遠に静寂だ。
そんな中、光り輝く星のそばに住む生き物は騒がしい。
不老長寿の生き物も、宇宙の中では一瞬の存在に過ぎない。
その瞬間的な存在を目撃できれば、それは奇跡的な偶然だ。
船に積んであった宇宙辞典を開いてみる。
中には様々な生命体のことが紹介されているが、銀河系内に存在する生命体の多くは同じ祖先を持つと言う。
太古の昔、ある生命体がどこかの星に誕生した。
それがやがて高度な文明を持ち、宇宙船を開発し、そして銀河に広がっていったという。
そして、やがてその文明も滅び、そこから広がった人々もいなくなる。
しかしまた別の星から生き物が生まれ、それが文明を持ち宇宙へと広がる。
そうして、無数の文明、無数の存在が宇宙を覆い尽くしては通り過ぎていった。
その文明の痕跡が様々な惑星の中に隠されている。
今目の前に見えている惑星には、一体幾つの文明が栄えたのだろうか。
でも今は一面のジャングルに覆われていてその痕跡は無い。
何も無いように見えたが、ジャングルの中で何かが光った。
そこへ船を向けてみる。
そこはジャングルの中にある遺跡だった。
ピラミッドのような建物があって、その天辺に大きな光の玉が浮かんでいる。
それは太陽に負けないくらいの明るさで光ったり、光が無くなったりと、つねにその光を変化させている。
そしてその周りにはその光を受けて植物がより一層に繁茂している。
そのピラミッドに登ってみもその光の玉にちかづてい見る。
熱は無く、ただまぶしい。
光の玉に触ると、そこから光の粉がこぼれる。
それが地面に触れると、そこから蛍が生まれて飛んでいった。
ピラミッドの中ほどに入り口があって、その中に入ると、今度は真っ黒な玉が置いてあった。
それは、周りから光を吸収しているようで、照明を近づけるとそこから出ている光の粒を吸い込む。
人の体を反射した光も真っ黒な球、闇の玉に吸い込まれていった。
闇の玉を触ると、そこから暗闇がこぼれて、そこだけ夜になった。
きっとこれを天に投げるとそこから永遠の夜になってしまうだろう、そんな気がした。
この星にも、過去の文明の痕跡が見られたが、知的生命体はいなかった。
それからいくつかの星に降り立ち、遺跡を見つけたが、そこに現在生きている文明は無かった。
もしかしたら、私は文明と文明の狭間、文明が栄えて滅んだその時の時空、宇宙に迷い込んだのかもしれない。
銀河全体を覆っていた高度な文明が、何らかの理由で滅び去り、その次の文明が栄えるまでのひと時の静寂の時が今なのか。
人類もさざなみのような知性のちょっとしたうねりに過ぎないのか。
結局は森に沈み、星に呑まれ、闇へと吸い込まれてしまう運命なのか。
しかし、もし宇宙に広がることが出来るならば、銀河の外、宇宙の果てへと広がることが出来れば、文明の光をもう少し永く残せるかもしれない。
星を尋ねながら、人の住むことのできる星、文明が栄えている星をひとつでも見つけよう。
宇宙辞典をながめていると、それまで存在したいろいろな文明のこと、いろいろなモノの事が載っている。
ダンゴ虫のように転がりながら旅をする種族、ガスのような気体の知的生命体。
岩の変わりにダイヤモンドばかりの星。
星全体が砂糖で出来ている星もあるという。
宇宙はは広く星は無数にあり、文明も数え切れないほど存在していた。
だから人間の作れる物は既に誰かが作っていて、なぜかはわからないが、星全体が砂糖だったり、パンだったり、そんな星まで作ったらしい。
今となっては理由はわからないが、何か理由があったに違いない。
それとも本当に何の理由も無くて、ただひたすらにそれを作ることだけが目的だったのかもしれない。
手段が目的になることはよくあることだ。
最初は砂糖を食料として作っていたが、いつの間にかにそれを作る行為そのものが目的になってしまって、必要も無いものを延々と作り続けていたのかもしれな
い。
その星、砂糖で出来た星は意外に近いところにあった。
ためしに船で近づいてみる。
驚くことに、その砂糖は粉ではなくて一個の結晶として星を形成している。
砂糖の結晶がうまいこと球体に加工されているように見える。
中心部まで透明なので向こうの星が透けて見える。
この星が周りを回る光り輝く恒星をその星を通して覗いてみると、光がプリズムのように分解されて、七色の巨大に光の筋が辺りを包む。
その虹色の光が、砂糖の星の外を回る星に当たる。
するとその星に朝が訪れる。
この砂糖の結晶の星は、その外を回る星に光を運ぶためのレンズの役目をしていた。
なぜ砂糖の結晶なのか、それは誰にも分からなくなってしまったが、それでもこの星のすごさは分かる。
この星を作った人は、よっぽど甘党だったのかもしれない。
この砂糖の星のレンズの光を受けている隣の星に行ってみる事にした。
夢22
真夜中のひと気の無い町を歩く。
霞のかかったようなひんやりとした空気の中、昼間は人々が盛んに行き来しているであろう商店街の、シャッターの閉まったその町並みを歩く。
車の来ない静まり返った道の真ん中をゆっくりと歩いてみる。
地面に目をやると、道路に引かれた白線が月明かりを反射してキラキラとしている。
照明の全く点いていない街、月と星の光だけが頼りだ。
そんな中、一箇所だけ明かりの点いている場所があった。
それはこの町にある唯一の駄菓子屋。
入り口のところにゲームが数台置いてあって、それがチカチカと光っている。
中からも僅かな明かりが漏れている。
ただ、やはりひと気が無い。
店の中に入り人を呼んで見るが、返事が無い。
どうやらこの町には人間がいないようだ。
理由はわからないが、人がいないのであれば、駄菓子を食べても誰も文句は言うまい。
それともただどこかへ出かけているだけなのか。
だとしたら店のものを勝手に失敬するわけにもいかない。
どちらとも判断がつかないので、とりあえずもう少し人を探して歩いてみる。
交番に行って見よう。
たしか、踏み切りのそばにあったはずだ。
そかし、交番にも誰もいなかった。
電話掛けてみたがどこにも通じなかった。
そうだ、コンビニに行って見よう。
そして、店内を撮影しているカメラを見せてもらえば、どれくらい人がいないのかが分かる。
コンビニを見つけて中に入る。
明かりをつけると何の問題もく点いた。
早速ビデオを探して再生してみる。
1週間分の映像が残っていたが、やはり人は全く写っていなかった。
と言うことは少なくとも1週間はこの町には人間がいないというわけだ。
その割にはコンビニの弁当も腐っていないし、電気もきちんと供給されている。
何かがいるのかもしれないが、それは人間ではなく、私の目には見えないし感じることも出来ない。
もしかしたら別の世界の住人が今この瞬間私の目の前を歩いているのかもしれない。
とはいっても、そのような気配も全く感じられないので、私にとっては存在しないも同じだ。
だとしたら、コンビニの弁当や駄菓子屋の駄菓子は食べ放題だろう。
別に空腹ではなかったが、この町のこの食べ物はどんな味がするのか興味を引かれたので食べてみることにした。
近くの公園で弁当と駄菓子を食べてみる。
極普通のノリ弁当、味もいつも食べているものと何ら変わり無い。
駄菓子、小さい飴玉、棒状のスナック菓子、酢イカ、どれも馴染みの味だ。
腐らない理由はわからないが、とにかく普通だ。
もしかしたら、腐らないのは、腐敗を起こす細菌が存在しないからでは無いだろうか、そんな気がした。
ここには人間だけではなく、あらゆる生物が存在しないのかもしれない。
だとしたら、この星にいる生き物は私一人と言うことになる。
しかし、確か植物はあった。
確かにあれも生き物だし、だとしたら細菌くらいいるはずだ。
疑問を持ち出すときりが無いので、考える前にもう少しここら辺を探索してみる。
町外れに来た。
ここには児童館があって、普段は子供たちが遊んでいる場所だ。
だがここにもひと気は無い。
中に入ってみる。
鍵は掛かっていなくて、簡単に入れた。
中にはホールがあって、サッカーボールがいくつか転がっていた。
また、一輪車とか、フラフープがある。
サッカーボールを蹴飛ばしてみる。
壁に当たって跳ね返ってくる。
しかし、何かが違う。
最近はボールを蹴ってはいないが、それでも自分の記憶していた具合と少し違う。
壁に当たった後に跳ね返ってくる、その様子が少しおかしい。
ボールがおかしいのか、壁がおかしいのか、それとも私か。
ボールと壁を念入りに観察したが、特に変わったところは見当たらなかった。
もしかしたら、他の何か、重力とか空気抵抗とかが違うのではないか、そう結論をつけざるを得なかった。
それで無ければ、宇宙の法則そのものが私の馴染みの宇宙とこことでは少し違うのかもしれない。
でも、それを証明出来る物は何も無かった。
人間の居ない少し法則が違う星、宇宙。
このままここに暮らしてもよさそうだが、せっかく宇宙船があるのだから、この宇宙を旅してみたい。
そして、旅を終えた後にはここで暮らそう。
町を離れ宇宙船に戻り、今度は海ではなくて空に向って出発をした。
夢21
船に乗り宇宙の旅を続ける。
宇宙には、他の宇宙と繋がっている場所があって、そこは今の宇宙とほとんど一緒で、極わずかに違っているだけだという。
そんな宇宙に行って見て、地球の様子を眺めてみるのも面白いかもしれない。
でも、そんな他の宇宙と繋がっている場所を探す方法がわからない。
こんな時に惑星連邦の宇宙戦艦とかが仲間にいれば一発で探査してくれるのだろうが、そんなモノはどこにも居ない。
と思ったら、突然巨大な宇宙戦艦が目の前に現れた。
よくSF映画で見るような、UFOと飛行機を混ぜたような外見で、こちらの船の何十倍もの大きさがある。
無数の窓がついていて、所々に人間の影が見える。
しばらく向かい合っていたが、向こうから通信が入った。
この船に受信機などがついていたとは以外だったが、何とこの船は最新の宇宙船と同等の装備が施してあった。
道理で宇宙をスイスイと航行できたわけである。
通信してきたのは宇宙戦艦の艦長であった。
話によると、これから新しいエンジンの実験をするので、この付近から退避して欲しいという。
時空を飛び越えることの出来る新型のエンジンだという。
そういうことなので、この場所から離れることにした。
どれほど離れたであろうか。
数時間全速力で離れると、宇宙戦艦も見えなくなった。
そろそろいいだろうと、その場で停止して、宇宙戦艦の実験の様子を眺めることにした。
宇宙戦艦のいた場所辺りに閃光が走る。
次の瞬間、その光の渦が自分の船に向って飛んできた。
その渦に船体が飲み込まれたと思うと、次の瞬間、辺りの風景が一変した。
今まで宇宙の真ん中に居た筈だったが、次の瞬間には、海の真ん中に浮かんでいた。
360度見回しても水平線しか見えない。
ここはおそらくどこかの星の海だ。
波は穏やかで、天気も快晴だ。
この宇宙船はまさに船の形をしているので、何の問題も無く海の上を進むことが出来る。
このまましばらくこの海を旅してみることにする。
海をしばらく気の向くままに進んでいると、水面に中が浮かんでいるのを発見した。
それは大きなくらげだった。
船よりも大きなくらげだが、ただひたすら波に漂っている。
こちらがその横に接近しても特に何の反応も示さない。
普通くらげは大抵プランクトンなどを食べているそうで、このくらげも大きさとは関係なく、プランクトンしか食べないようだ。
このくらげをしばらく観察してみることにする。
半透明の傘のような部分の下に無数のヒラヒラとした足が付いている。
足の先には七色に光る器官が付いていて、それが光り輝いている。
そして、傘のような体の中には、色とりどりの宝石のような固体が入っている。
それがどんな役割を果たすのかはわからないが、とにかくとても綺麗なクラゲである。
そのクラゲの周囲には、小魚たちが群れている。
魚を食べるタイプのクラゲではないようなので、小魚たちが住処として利用しているようだ。
小魚たちもいろいろなのがいる。
食卓に並ぶような、イワシやサンマの子供のような魚もいれば、熱帯魚のようなカラフルな魚も大勢いる。
中でも目に付くのは、星の形をした光る魚である。
半透明の体の中で鮮やかな黄色の光が輝いている。
体の形が星型なので、まさに海の星のようである。
こんな魚は地球では見たことがないので、ここは地球ではないのだろう。
しかし、呼吸は普通に出来るし、重力も地球と同じだ。
もしかしたらここが自分が今までいたのとそっくりな別の宇宙なのかもしれない。
その宇宙の地球にそっくりな星に、あの宇宙戦艦のエンジンの影響で飛ばされたのに違いない。
それならば自分が住んでいたあの町にそっくりなところもあるはずである。
早速その場所を探してみることにした。
まずここがどこか探ることにした。
ここが地球と同じならば、星の配置を見れば大体の場所が分かるはずである。
夜になるのを待って星を頼りに自分の住んでいた町を目指す。
星の配置に関してはほとんど知識は無いはずだが、必要となれば頭の中に知識が生まれ出てくる。
そんな不思議な状態にあるので、星に関する知識も必要なものだけはすぐに頭の中に浮かんできた。
確か黒猫座の右隣にある小鳥座の真ん中に輝く星と、小熊座の端に輝く白い星の間に引いた直線の先に街があるはずである。
船をその方向に向けて、星空を眺めながら眠りについた。
翌朝、快晴、そよ風が吹く。
この船は風を受けなくても進めるので、そよ風程度の風でも問題なく旅を続けられる。
船は順調に進み続けて、やがて陸地が見えてきた。
見覚えのあるビル群、雲の上まで突き抜けている塔、いろいろな物が懐かしい。
しかしここは地球ではないはずだ。
よく見てみると、町並みも記憶にあるものと微妙に違う。
いや、微妙どころか全く見覚えの無い町並みが、見覚えのある町と複雑に融合している。
やはりここは私が知っている街ではない。
とりあえず自分が住んでいアパートを探してみる。
道が全く変わっているので、探すのには苦労した。
人間が一人もおらず、道を聞くことも出来ない。
どこと無くすすけた感じで、人が生活しているという感じが全く無い。
なにか、博物館ある町の模型の中に迷い込んだようである。
あるいは、誰かが描いた絵の中に迷い込んだとも思える。
本当はここは別の宇宙ではなくて、誰かの描いた絵の中で無いのか、模型の中ではないのか、そんな気がした。
とりあえずアパートは見つけた。
いつの間にかに周囲は夜になっていて、ふと空を見上げると、見たことも無いほどの星が輝いていた。
そういえば街灯が無い。
夜だというのにどこの家も明かりをつけていない。
だから星がこれほどよく見えるのだ。
しかも車などの乗り物も全くなく、大気も澄みきっている。
この世界には人間が住んでいないのではなかろうか、そんな気がしてきた。
アパートの中に入ってみる。
全く見覚えの無い家具、内部は完全に他人の家だ。
となるとこの場所に用は無い。
町の中を歩いてみる。
しばらく歩くと踏み切りがあった。
電車が来る気配は全く無くて、まっすぐに伸びた線路の先はかすんで見えない。
ひと気の無い町並み、電車の来ない線路、静かな深夜の町に、半ば夢見心地でさまよった。

![骨董屋[1]](https://stat.ameba.jp/user_images/16/38/10005333250_s.jpg?caw=800)