ゆうきの話 -100ページ目

火球

先ほど、火球現象が東京上空で目撃されたという。

今回の火球は見なかったが、数年前、夜に自転車で信号待ちをしていた時にまさに火球と思われるものを見たことがある。

それは、10秒以上に亘って右から左(北から南)に飛んでゆき、それが少しずつ砕けて花火のように散っていったのを目撃した。

感覚的には、手が届きそうな距離で、まさに「石」が真っ赤に燃えているように見えた。

今回の火球は見えなかったが、このようなモノはちょくちょく落ちているようだ。

そういえば数年前、しし座の流星群が発生して、それを真冬の夜中の3時くらいに見た。

その時期は偶然東京から離れた光害(ネオンや照明による光の害)の全く無い畑のど真ん中にいたので、それは見事な流星群がみられた。

やはり宇宙はいい。

私の人生は宇宙の神秘に触れるためにあるとも言える。


夢31

半球体の中には、平凡なビルが見える。
コンクリート製の壁には塗装は無く、いわゆる打ちっぱなしというやつだ。
看板なども無く、ただ窓と出入り口が付いているだけだ。
出入り口のドアは開いており、特に警備らしいものも無い。
そこで中に入ってみる。
中はいくつかの部屋に分かれており、扉で区切られている。
一番奥の扉には、「研究室」と書かれている。
その扉を開けて中に入ってみる。
なかには、見たことも無いいろいろな実験器具が並んでいて、時折点滅したりしている。
それらを眺めていると、背後から人の声が聞こえた。
「いらっしゃい、よく来たね。」
振り返ると、そこには一人の人間が立っていた。
年齢は私より少し上くらいだろうか。
「いま、海底に住むための研究をしているんだよ。」
どうやらここで、海底に住むための様々な研究をしているらしかった。
「この建物を覆っている透明のカバーは私が開発したんだよ。」
この建物を巨大な水圧から守っているあの半球体はこの人が開発したもので、ダイヤモンドよりも固く、海底1万メートルにも都市を築けるという。
現在は食料や酸素を効率よく生成する方法を開発中だという。
海に含まれる酸素を取り込んでそれで空気を確保することにしているという。
なぜ海底に住むのか、聞いてみた。
やはり、地上は既に人類で溢れているので、宇宙か海底しか進む道が無いという。
しかし宇宙へは既に多くの移民が飛び立っており、残すは海底だけだという。
しかし、海底にはいくつかの問題があり、その大きな問題のひとつが、海底に住む恐竜の生き残りだという。
地上では大昔にいなくなった恐竜は、海中で呼吸する術を身につけて、今や海底に広大な王国を築いているという。
知能は人間ほどではないにしろ、そこら辺のトカゲなどよりはよほど進化しており、簡単に追い払うことも出来ない。
それを何とかしない限り、本格的な海底移民は不可能だという。
恐竜たちは縄張り意識が強く、人間が都市など築こうものなら、瞬く間に叩き潰しにやってくるという。
実際、この建物も何度と無く襲撃を受けている。
この建物は規模が小さいので、半球体の強度を高めることで襲撃に耐えられるが、広大な都市を構築した場合はそれだけ大きな半球体を使用せねばならず、そ

れだけ強度的に弱くなる。
現在の技術では恐竜の襲撃を完璧に防げるだけの壁で都市を丸ごと覆うのは不可能だという。
そこで何とかしてこの恐竜の弱点を探り、人間の都市から遠ざける方法を探りたいという。
恐竜を殺すのは簡単だが、それは法律で硬く禁じられており、それが海底移民を難しくしている要因のひとつでもある。
恐竜と人間がお互いに干渉すること無く、平和的に共存する方法を探ってていると言う。
恐竜が見てみたい、そんな感情が沸いて来た。
それを話すと、潜水艇を貸すので、それを使って海の奥に行けば遇えるといった。
早速潜水艇に乗り込み、海の向こうへ走り出す。
海底はどこまでも続く。
潜水艇のライト以外は何の光も無く、時々深海魚の目がライトに反射して光る。
しばらく、何も無い暗い闇が続く。
どこまでも続く闇、海底は宇宙よりも暗い。
その闇の中、一瞬ライトを巨大な、まるでビルのような巨大な生物が横切った、恐竜だった。

恐竜!

プロセスがひとつずつフリーズする。

「nView Desktop Manager」を有効にすると、プロセスがひとつずつ順番にフリーズする。

これは私の家の環境だけかもしれないが、とりあえずこの機能を無効にすればフリーズは起こらない。


具体的には、しばらくwindowsを起動し続ける(一晩くらい)と、大体ランダムでプロセスのひとつがフリーズを起こし、それがCPU使用率を100%にしてしまう。

そのプロセスを強制終了すると、他のプロセスが一つフリーズを起こす。

これが全てのプロセスにわたって数珠繋ぎ的に発生することもあれば、途中でフリーズしなくなることもある。

何と無くランダムっぽいが、多くの場合、エクスプローラがフリーズを起こす。

画像処理ソフトや、ieもフリーズをしたりする。

どうやらウィンドウを開いたりする操作がフリーズのきっかけになる場合が多いらしい。

「nView Desktop Manager」はそもそも画像関係のプログラムなので、そのせいかもしれない。

ただし、この現象はきちんと検証されたわけでも無いし、本当は別の原因かもしれない。

でも、今のところこれが最大の原因と思われるので、わたしはこの機能を使わないようにしている。




夢30

目が覚めると、あたりの様子が一変していた。
窓の外の風景が、昨日とまるで違うのだ。
この別荘の中はそのままだが、外はかなりの年月が経っているらしかった。
人一人居ない無人島だったはずが、人工物で埋め尽くされている。
おそらく一晩の間に人間が住み着いて都市を建造したに違いない。
しかもかなり進んだ文明らしく、空飛ぶ自動車が飛び交い、雲にも届くような大きな建物が林立している。
人間の姿もみえるが、それ以外の生物も見られる。
いま、この家の前を通ったのは明らかに人間とは違っていた。
背が高く、人間の顔から凹凸を取って眼を大きくしたような顔をしている。
肌の色は薄いブルーで、シワや血管などは見えない。
この世界では人間と異星人が共存しているらしい。
外に出て周辺を探索してみることにする。
そういえば、時間の経過が通常に戻っている。
今後また時間が加速するのか、そのままなのか、それはわからないがとにかく今のこの都市をまわってみよう。
ここがどこの国に属しているのかはわからないが、人々の会話は普通に聞き取れる。
道は光沢の無い金属のようなもので舗装されていて土や石のようなモノは見えない。
見回したところ、植物らしきモノは無く、全てが人工物で覆い尽くされている。
そんな中に、人々が多く集まる建物があった。
その中に入ってみる。
そこは、遊園地の一種らしい。
中には様々なアトラクションがあり、それを体験することが出来る。
しかし、実際にはイスに座って特殊な装置をかぶるだけである。
それを使うと、ありとあらゆる物が現実と区別付かないほど正確に再現、体験できる。
視覚だけではなく、あらゆる感覚を完璧に再現できる。
つまり、これを使えば現実とこの機械の作り出した幻想を区別できなくなる。
もしかしたら私は生まれた時からこの機械の中に入っていて、今もこの機械に入る幻覚を見せられているだけかもしれない。
でも、これが、現実であろうと幻覚であろうと、自分の五感以外に世界を認識する方法は存在し無いので、どちらでも構わないとは言えるが。
これが夢であっても、妄想であっても、誰かの絵空事であろうとも、それを五感で現実として認識できるのならば、それはそれ以外のものではない。
目の前の花はそれ以外の何者でも無い。
さて、早速この装置を使ってみる。
「海底散歩」と言うのを選んでみた。
装置を頭に装着すると、脳に特殊な信号が送られる。
僅かな電子音が聞こえたかと思うと、海底だった。
砂で覆われていて、いろいろな魚が時々横を通り過ぎる。
ゆっくりと泳いでゆくと、向こうに中の建物が見える。
「竜宮城」とかかれている。
中に入ってみるが、誰もいなかった。
食べ物が用意されていて、「ご自由にお召し上がりください」と書かれた札が置かれていた。
アンパンとか、チョコレートとか汁粉がたっぷり用意されていた。
ありったけのものを食べつくすと、竜宮城を後にして海底を更に奥に向かって進んだ。
進むほどに日の光が届かなくなり、完全な暗黒となった。
すると周囲に光り輝く魚やイカが集まってきて私の行く手を照らし出した。
まるで夜道の街灯のように海底を照らしてる。
海底には意外といろいろな物が落ちていて、何かの骨や船の残骸、そして車や大きな岩、巨木なども横たわっている。
ここら辺の水温は低いので、木などは腐らずにそのままの形をとどめているようだ。
その木の横に小さな白い花が咲いている。
花の周りには光る魚が泳いでいて、まるで花に光を与えているようである。
宇宙よりも海のほうが分からないことが多いとも言われるが、まさに不思議な光景である。
海底をしばらく行くと、突然切り立ったがけに突き当たった。
底は全く見えないほどに深く、しかしここに飛び込む以外に道も無かった。
思い切ってその崖に飛び込んでみる。
水中なので、飛び込んでもゆっくりと沈んでいくのでそれほど恐怖感は無い。
フワフワと下に向って進んでゆく。
相変わらず光る魚が私の周りを泳いでいる。
どれくらい沈んだだろうか、そろそろ地球の中心に到達してもおかしく無いと思えるほどに下のほうにやって来た。
底のほうに光が見える。
それは、光る魚の光ではなく、大きな人工的な光のようだ。
近づいていくと、それがはっきりと見えてくる。
それは大きな透明な半球体に覆われた建物だった。
3階建てのビルで、見た目は20世紀の日本にあったような、平凡なものだ。
それに更に近づいてみる。
半球体の目の前まで来た。
入り口らしきモノは見当たらなかったが、私がその前まで来ると、半球体の一部が変形して自動ドアのように開いた。
もちろん内部に海水が入り込まないようになっていて、そこから出入り出来るようだ。
その海底の建物に入ってみることにした。

海底の建物

ロゴを入れるべきか

画像にロゴのようなものを入れるべきかもしれない。

著作権の保護などと言う理由だけではなくて、やはり分かりやすい印は入れたほうが何かと良い。

となると、ロゴを入れる方法だが、画像一つ一つにロゴの画像を重ねて保存するのは面倒だ。

まして、私のwebサイトにある画像は数百枚以上になる(スキャン画像も含めて)ので、一つ一つやっていては時間がもったいない。

かといって、これらの作業を一括して行うソフトウェアと言うものも見当たらない。

たとえば、指定した任意のサイズ、フォーマットの画像群をそれぞれに応じた適切なロゴのサイズや位置で一括処理してくれるソフトウェアは無いものだろうか。

と言うわけですこしベクターあたりを探ってみようと思う。

一枚一枚手作業でロゴを入れるならばフォトショップをはじめとした各種画像処理ソフトで出来るので、今後描くモノはロゴを入れていきたい。

ただ、ロゴは変更したりすることもあると思うので、ロゴ無しのものも保存せねばならない。


ただ、ロゴを入れるときに気になるのは、画像との親和性だ。

あまりにも異質のロゴだと、どう考えても邪魔以外の何者でも無い。

画家のサイン、又は落款のようにあまり目立たず、しかもしっかり識別できる、そんなロゴを考えたい。


夢29

砂浜に打ち上げた難破船。
中に入ると、相当時間が経っているらしく、激しく朽ち果てていた。
腐りかけた階段を慎重に上って甲板に出た。
甲板からは水平線と砂浜がよく見渡せる。

難破船
水平線をよく見ると、向こうのほうで煙が立ち上っているのが見える。
しかし、煙以外は何も見えない。
船の探索を続ける。
甲板には長いこと置かれたままの木の箱が一個あった。
しかし、頑丈に出来ていて簡単に開ける事は出来ない。
蹴飛ばしてみたりしたが、開ける事は出来なかった。
そこで箱をよく観察してみると、鍵穴があった。
つまり、鍵があれば箱を開けることが出来るのだろう。
しかし鍵らしきモノは持っていないし、ここに来るまでも見当たらなかった。
そこでもう少し船内を探してみることにした。
会談で船の下に下りて、船室を調べて回ることにした。
各船室は比較的綺麗だったが、それでも長いこと使われていないよで埃がかぶっていた。
船長室を見つけて、その中に入った。
ここならば鍵があるかもしれない。
部屋の中には机が一台あるだけで、他には何も無い。
そして、その机の引き出しを調べると、銅色の鍵がひとつ見つかった。
その鍵をもって早速甲板の木箱のところへ向った。
鍵はピッタリと合った。
そして箱は軽やかに開くと、中から白い煙のような物が一瞬出たように見えた。
しかし特に変わったことも無く、そして箱の中にも何も入っていなかった。
歩く。
しかし何かがおかしい。
波の音が早く聞こえる。
いつも見慣れた浜辺の波がいつもより速く打ち寄せている。
風が強い。
強いというより、風が速い。
石ころを拾って落としてみる。
するとその石はいつもの数倍の速度で地面に落ちた。
これはひょっとしたら、時間の流れが変わってしまったのではないだろうか。
時計を持っていないのでなんとも言えないが、そう考えるのが一番納得いく。
きっとあの箱の中の煙のような物が時間を加速させる効果を持っていたのだろう。
浦島太郎と言う話を聞いたことがあるが、あれは自分が急速に老化する話だが、これは、いわば世界が急速に老化するというわけだ。
つまり、何もせずにタイムマシンに乗って未来に向っているのと同じ作用が私に及んでいることになる。
このまま進めば、いずれこの星の終わり、果ては宇宙の終焉にも立ち会えるかもしれない。
ただ、今のままの程度の時間の加速ならば、せいぜい500年後くらいの未来が見える程度だろう。
しかし、こんな事を考えている間にも、時間の経過は徐々に加速しているように思われる。
徐々に波の満ち引きが加速していき、太陽が天を光速で昇り沈みしだした。
おそらくこのペースだと1年は数分といったところだろう。
船が見る見る朽ちてゆく。
そして、数分もしないうちにいくつかの木切れを残して消え去ってしまった。
一体何年経ったのだろうか、この島には時計もカレンダーも無いので、どれくらいの時が経ったのかわからないが、数百年は経っているはずだ。
そして、私の時間も半日ほど過ぎ、そろそろ別荘に帰って休息しようと思い立った。
別荘は木製だが、不思議なことに、それほど朽ちてはいない。
見た目は多少悪くなっていたが、それはツタや汚れが付いたせいで、家そのものには特に問題はなさそうだ。
もしかしたらこの家を作った材料は何か特殊なものだったのかもしれない。
とにかく家があって何よりだ。
部屋の中も出てきた時のままで、棚の中にあるビスケットも見た目は何の問題も無い。
ビスケットをひとつ食べて、この日は眠りに就くことにした。
鶴になる夢を見た。


夢28

道を歩く。
車も人も無い、ただ一人の道。
その道を進むと、突然砂浜に出た。
浜辺にはヤシが生え、波の音だけが聞こえる。
見回しても、どこまでも続く砂浜以外何も無い。
水は青く、海底のサンゴ礁がよく見える。
こんなところに別荘が欲しいと昔から思っていたが、ちょうど良い機会なので、ここに建物を建てることにした。
気が付くと、そこには建物を建てられそうな木や石が用意されていた。
それを使って、積み木のように組み立てると、自分でも驚くほど簡単に一軒の家が出来た。
中には、これまでのたびで拾ったものを飾ることにしよう。
そして、天窓から見える天の川を眺めながら眠ることにしよう。
そこにはただ波の音だけがあった。
夜空を眺めながら旅のことを考えていた。
そのとき、一筋の流れ星が流れた。
流れ星は星の形をしている。
それが大きな音ともに砂浜に突き刺さった。
急いでそれが落ちた場所に駆け寄る。
流れ星は星の形をしていて、金色で滑らかな表面の金属質だ。
それが目の前で真っ二つに割れたかと思うと、中からバッタが飛び出てきた。
それは、昔からよく見た殿様バッタのようだった。
それが一匹、飛び出したかと思うと、あっという間に森の中に消えていった。
その割れた星の欠片の中を覗いてみると、中にはぎっしりとビスケットが詰まっていた。
何の変哲も無いビスケットだったが、これだけあれば当分食料には困らない。
それを別荘にもって帰って、保存することにした。
部屋の隅に棚を取り付けてそこにビスケットをつめこんだ。
ひと段落するとまた寝床に着いた。
そして眠りに入るそのとき、ビスケットの棚からがさがさと音がしてきた。
きっと何かがビスケットを食べに来たに違いない。
そう思ってそっとそちらを覗くと、そこには一匹のねずみがいた。
しかも、猫くらいの大きなやつだった。
それがビスケットをぼりぼりと食べている。
びっくりしてその状況をしばらく覗いていると、こちらに気が付いたのか、食べるのを突然やめた。
そして、こちらに目をやり、ひと鳴きすると壁の穴から外に出て行った。
この日はそのまま眠りに付いた。
翌日、朝に早速ビスケットを食べた。
不思議なことに、いくら食べても口の中がパサパサにならない。
大抵ビスケットを食べると口の中の水分が無くなるものだが、このビスケットにはそれが無かった。
いくら食べても口の中がぼそぼそにならないので、一気に5枚も食べれた。
これで今日は何も食べなくても大丈夫な気がした。
そういえば、ポケットに入れたビスケットを叩くと数が増えるという歌がある。
本当に増えるのか試してみたくなったので、試してみることにする。
ポケットに入れ、叩くごとにビスケットは砕けて粉のようになる。
これは量が増えるのではなくて、破片が増えているだけのような気がする。
しかしそれは間違えだった。
ポケットからその粉々になったビスケットを取り出すと、その粉の粒の数だけ、ビスケットが増えた。
砕けた破片をポケットから取り出すと、それが空気に触れたと単に膨らんで元の形と同じものになる。
これで永遠に食糧問題が解決した。
こんなビスケットを持っていれば、どこへ行っても安心だ。
ポケットを叩くとビスケットが増える、そんなビスケットを手に入れて、旅がより充実したものになるだろう。
少し砂浜を歩くことにした。
別荘を出ると、昨日とは明らかに光景が異なっていた。
砂浜には、あたり一面にビスケットが敷き詰められていた。
なぜこんなことになったのか分からなかったが、もしかしたら、昨日のねずみが外に持ち出して、それが何らかの原因で増えたのかもしれない。
ビスケットの海岸を波が洗う。
その波にさらわれたビスケット目当てに魚が群れで押し寄せている。
まるで魚のレストランの様だが、人間もここで釣りをすれば食堂にすることも出来る。
そこでここで釣りをしてみることにした。
食料はビスケットが沢山あるので、果たして魚がつれるのか疑問だったが、釣り糸を垂れてすぐに魚がかかった。
それは、大きな鯛だった。
それを焚き火の火で焼いて、ビスケットと一緒に食べることにした。
体にビスケットは一見合いそうも無い気がしたが、この不思議なビスケットは、なんにでも合う。
朝食を済ませたところで、改めて海岸を歩いてみることにする。
砂浜には、様々な物が打ち寄せられている。
ビン、流木、綺麗な石、そして難破船。
海岸には、朽ち果てた難破船が打ち上げられていた。
船の胴体には穴が開いており、そこから中に入ることが出来る。
早速その中に入ってみることにした。


夢27

回転するコマから音が聞こえてきた。
その音は、耳では聞こえないが、頭で聞こえて来る。
その音は、蒸気機関車のような音で、それが次第に早くなっている。
芝くすると、その音が消えて、何か低いハミングのような音に聞こえてきた。
次第にコマの周りの空間がコマにひきずられてねじれてくるのが見える。
空間がそれに引きずられて吸い込まれてゆく。
それを覗いているとそれに自分が飲み込まれてゆくように感じられる。
気が付くとそこは街の中だった。
よく見覚えのある街、そこは私が住んでいる町だ。
ただどこと無く違う。
道と道とのつながりがかなり違っている。
道の真ん中には夜店が出ていた。
車は全くなく、人間も居ない。
いつの間にかに夜になっており、夜店の明かりは付いていて商品も並んでいるが店員はいない。
わたあめを食べ見る。
甘いが後に残らない。
いくら食べても飲み込むという行為が必要ない。
たこ焼きを食べた。
たこ焼きも口に入れるとたこ焼きの味がするが、かむ必要も飲み込む必要も無い。
金魚すくいをするが、いくら金魚をと釣っても金魚をすくう紙が破れない。
金魚は器いっぱいに取れた。
それをビニール袋に入れもって行くことにした。
金魚をぶら下げていると、どこからともなく猫が現れてその金魚を狙い始めた。
ビニール袋を引っかくと、そこから穴が開いて金魚が一匹落ちた。
猫はそれを飲み込むと、もう一匹欲しそうにした。
ビニール袋の穴はあっという間に閉じてしまったが、また猫が引っかくと穴が開いて、金魚が一匹落ちた。
それをまた猫が飲み込むと、満足げにひとなきして去っていった。
それを見ていたカラスが今度は袋をつつきにやってきた。
夜でもカラスは目が見えるらしく、正確に袋をつついてきた。
金魚が一匹、袋からこぼれる。
それをカラスが食べると、カラスはどこかへ飛んでいった。
どうやらこの金魚は動物のえさとして人気があるらしい。
次は何が食べにくるのか楽しみにしながら夜店の並ぶ誰も居ない街の道を歩く。
いろいろな夜店が、いろいろな品物を陳列していて、それが照明に照らされて夜景に浮かんでいる。
風車とお面が風に揺れていた。
風車の横にはコマがあった。
コマは回っていなかったが、これをまわすと別の世界に行ける気がした。
コマをいくつか持っていくことにした。
しばらく夜店を回ると、夜が明けてきた。
夜明け、空気が最も澄む時間だ。
空気の中から、余計な物が朝日の前の空の色に吸い込まれてしまい、残るのは純粋な空だけだ。
その空から、僅かな風が吹き街を流れて淀んだ空気を清める。
このまま世界が夜明け前の静寂で清浄な瞬間のままならばと念じずにはいられない。
太陽は光をもたらすと共に、よどみを生み出す力にもなる。
だから夜明けの直前の、日の光のほんの少しの力を受けて、その力で大気の不浄なものを、人の心の煤を振り払う。
永遠の夜明け前の町で一生一人でさまようのが私の夢だ。
その夢のような光景が繰り広げられている。
いつまでもここにいようと思った。

宇宙ステーション

宇宙ステーション

夢26

道をひたすら進む。
しばらく進むと川に出た。
水はとても綺麗で、魚が泳いでいるのが見える。
道は川沿いに続いており、徐々に上り坂になっている。
そして、徐々に渓谷となり、川はその谷間を流れるようになる。
その谷の中腹ほどに道が続いている。
斜面に木々は無く、ただ短い草原が続いている。
そこに道が付けられており、その道が川に沿ってどこまでも伸びている。
舗装はされておらず、車が通れるほどの広さはあるが車輪の跡は無い。
道を川下に向って歩いている。
しばらく歩いていくと、開けた場所に出た。
そこからの眺めはとてもよく、遙か彼方、海までが見える。
海の向こうの水平線には、白い入道雲が覆い尽くしている。
そして時々稲光も見える。
水面には光の玉のような物が浮いていて、船かもしれないし、そのほかの何かかも知れない。
しかしまだ海まではだいぶ距離があり、歩いて行っては数日かかりそうだ。
この川もいずれは海に注いでいるはずだから、これに船を浮かばせればもっと早く海に出れそうだ。
そこで船を捜してみることにする。
すると、道の先に「貸し舟屋」という看板を見つけた。
そこには何艘かのボートが置かれてあり、無料で貸し出しているという。
一艘借りて川に浮かべる。
オールで漕ぐ人力のボートだが、歩くよりはずっと早く海にたどり着くだろう。
川は徐々に広がりやがて両岸が見えなくなるほどの広大な流れとなった。
まるでアマゾン川のような感じだが、水は川底まではっきり見えるほどに澄んでいる。
そしてそこには水草が繁茂しており、小さな白い花を咲かせている。
魚も時より見える。
それはまるで熱帯魚のように鮮やかな色をしている。
しばらく川くだりを楽しむ。
やがて風に潮の香りが混ざりはじめる。
そろそろ海のようだ。
海に近づくにつれて、次第に雲が多くなり、やがて雨が降り出してきた。
雨は次第に強くなり、雷を伴った強い豪雨となった。
風も強く、波が荒立ってきた。
船が転覆しないように必死にバランスを取っていると、やがて雨もやみ、日が射して来た。
日が差すとともに、空に虹が架かった。
虹にしばらく見とれていると、その虹の上を誰かが歩いてきた。
人間ではない、人間に似てはいるが、肌は真っ白で、目と頭が大きく、頭髪は無い。
背は高く、人間の中でも高いほうに入ると思う。
それが、銀色のカバンをもって降りてくる。
それは海の上の虹のふもとにたどり着くと、海の上を滑るように歩き始めた。
そしてまっすぐこちらに近づいてくる。
滑るように歩き、あっという間に私の目の前にまで来た。

虹の人
そして、船の前の水面に立ち止まると、こちらを見ながら銀色のカバンをゆっくりと開けた。
中には1個のコマが入ってた。
銀色の金属で出来たコマで、それがカバンの中で回転をしている。
それを手に取ると私に手渡した。
「このコマは宇宙の回転が加わり続けているのです。」
どうやらこのコマは宇宙の回転を受けて永遠に回り続けるらしい。
確かに手に乗せても、船の上に置いても、回り続けている。