東京ミッドタウン・デザインハブ・キッズウィーク

関東甲信越地方も梅雨明けし、いよいよ夏本番ですね

皆さんは夏の予定は決まりましたか?
さて今回は、「東京ミッドタウン・デザインハブ」で8月1日から始まる、
「東京ミッドタウン・デザインハブ・キッズウィーク」のお知らせです。
期間中は、デザインやものづくりをテーマにした、こども向けのワークショップが連日開催されます。
8月3日は「UD移動ミュージアム」。
教材を使って、ゲーム感覚でユニバーサルデザインを学べるワークショップです。
ご興味のある方は、ぜひお子さんと参加されてはいかがでしょうか?
楽しい夏休みをお過ごしくださいね!
 (編集部 佐藤)
(編集部 佐藤)■お申し込みはこちら(予約制)
「東京ミッドタウン・デザインハブ・キッズウィーク」
会期:8月1日(土)~8月16日(日)
会場:東京ミッドタウン・デザインハブ(東京都港区赤坂9-7-1 ミッドタウン・タワー5階)
主催・企画・運営:東京ミッドタウン・デザインハブ
※開催日時・定員・対象年齢・実施主体等は各回ワークショップによる
<お問い合わせ>
東京ミッドタウン・デザインハブ・キッズウィーク事務局(担当:廣嶋さん)
Tel:03-6743-3776 Fax:03-6743-3778
E-mail:info@designhub.jp
URL:http://www.designhub.jp
いわて銀河鉄道のIGR地域医療ライン
医師不足で地域の病院が診療科目を減らし、
遠くの総合病院へ通うケースが増えています。
病院に行く人は病気やけがなどで体力が低下していて、
移動も大変ですよね。
そんな通院客が抱える不安を少しでも軽減するために
IGRいわて銀河鉄道
がはじめた総合サービスが「IIGR地域医療ライン」。
対象は岩手県北部から盛岡市内の総合病院へ通院する人です。
IGRいわて銀河鉄道
アテンダントの乗務、あんしん通院きっぷ、専用駐車場の設置や
タクシー会社との連携など、安心して病院に通えるように
自宅から駅、さらに駅から病院までの移動を含めた
サービスメニューを用意しているのが特長です。
高齢化が進む中で、利用者のニーズにあった安心のための
サービスがますます求められています。
(編集部 仲田)
詳しくはユニバーサルデザイン29号 で紹介しています。
インクルーシブデザインの未来-デザインと社会の新たな関係を目指して-
英国の公的な国際文化交流機関、ブリティッシュ・カウンシル主催のトークイベント
「インクルーシブデザインの未来 -デザインと社会の新たな関係を目指して-」 が
7月27日(月)にブリティッシュ・カウンシル大阪センター
で開催されます。
インクルーシブデザインの第一人者、英国のロイヤル・カレッジ・オブ・アート の特別研究員、
ジュリア・カセムさんと、デザイン情報サイト「dezain.net」主宰の岡田栄造さんがビジネスや
クリエイティブな観点からインクルーシブデザインについてお話しされます。
インクルーシブデザインとは、年齢や障害の有無などにかかわらず、多くの人が快適に
暮らしていけるような環境や共生可能な社会を創っていこうとするデザインコンセプトで、
その特徴は高齢者や障がい者など社会から排除されがちな人たちを積極的にデザインの
現場に招き、デザイナーと共にアイディアを出し合っていくプロセスにあります。
英国ロイヤル・カレッジ・オブ・アートのヘレン・ハムリン・センターの特別研究員である
ジュリア・カセムさんは、障がい者とデザイナーとのクリエイティブな協働や、
デザインやビジネス分野への働きかけなど、インクルーシブデザインの先駆者として、
英国内外で積極的に活動を展開しています。
ジュリアさんやインクルーシブデザインについては、
ユニバーサルデザイン28号 と30号 でも掲載しています。
インクルーシブデザインによる新たな可能性や社会とデザインの
関係などについて興味深いお話が聞けると思います。
デザイナーに、ぜひおすすめのトークイベントです。
日時  2009年7月27日(月)18:30 ~ 20:00 (OPEN 18:00)
場所  ブリティッシュ・カウンシル大阪センター
定員  40名
参加費  無料(逐次通訳つき)
主催  ブリティッシュ・カウンシル
<申し込み・お問い合わせは>
TEL: 06-6342-5301
E-MAIL:educationuk.osaka@britishcouncil.or.jp
ステム(脚)のないワイングラス
身近なユニバーサルデザインはないかと
我が家を捜査したところ、
これはどうかな、というものがありました。
このワイングラスです。
ふつうワイングラスには、
ワインが注がれる部分の「ボウル」、
手でつかむ部分の「ステム(脚)」、
その「台座」がありますが、
このグラスにはステムと台座がまったくありません。
それでいてワインの味わいや香りを伝えるための
ボウル形状や機能はしっかりキープ。
タンブラー感覚で気軽にワインを楽しめます。
ワイングラスというと"ワインを飲むための器"という固定観念もあってか、
その他の飲み物に使うことは少ないのではないでしょうか。
そこをいくと、このグラスの場合、日本酒でもビールでも麦茶でも、何でもこい。
ステムがないということが、使い方の自由度を広げてくれています。
いくつかのワイングラスを持っていますが
"デイリーワインを気軽に"の我が家では、
このグラスの使用度はかなり高いです。
使用後の洗浄もラクラク、
収納するときもステムの分の高さを気にすることなく、
とっても重宝しています。 (編集部 中矢)
THINK SETAGAYA 2009~小さな思いやりと少しの勇気からはじめる街づくり ~
今回は『ユニバーサルデザイン24号 』で特集した東京都世田谷区 で開催されるシンポジウムのお知らせです。
7月18日に世田谷区民会館ホール
で東京青年会議所
 世田谷区委員会主催のシンポジウム「THINK SETAGAYA 2009 ~小さな思いやりと少しの勇気からはじめる街づくり~」が開催されます 。
。
シンポジウムでは、これまでの事業の紹介や、他の企業や団体などの街づくり貢献活動の紹介、
昭和女子大学学長の坂東眞理子さんによる講演などをシンポジウム形式で開催。
坂東眞理子さんはベストセラー『女性の品格』 の著者で、
総理府(現 内閣府)で男女共同参画社会への道筋をつくられた方です。
東京青年会議所 世田谷区委員会は2005年より将来の世田谷を考えると言う意味の
「THINKSETAGAYA」運動を行ってきました。
最初の3年間は「多様な人々が共存できる思いやりある街づくりをすること」を目的に、
ユニバーサルデザイン、ユニバーサルサービスを切り口に展開しました
その成果もあり、世田谷区は2007年に東京都でいち早く
「ユニバーサルデザイン推進条例
」を施行しています
昨年は「身近な市民同士で他人を思いやる行動や考え方を持つことが、より良い街づくりに繋がることに気づいて貰うこと」を目的に「せたがやしぐさ 」を実施し、「せたがやしぐさ五箇条」を選定しました。
5年目を迎える今年は、「多くの市民が自発的に、”思いやり溢れる世田谷”を作る気持ちになれる街づくり」を
目的にシンポジウムを開催するそう。
人間が生きるうえで基本になる「人と人との繋がり」や「思いやりの心」が、
まちづくりの重要な視点だといえます (編集部 仲田)
(編集部 仲田)
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THINK SETAGAYA 2009
~小さな思いやりと少しの勇気からはじめる街づくり~
 シンポジウム(世田谷一受けたい授業)
基調講演 坂東眞理子さん
開催趣旨:思いやりや優しさ溢れる暮らしやすい世田谷を実現するために、多くの市民が  
     自発的に、”思いやり溢れる世田谷”を作る気持ちになれる街づくりをすること
開催日時:2009年7月18日(土) 9時50分~11時50分(開場:9時30分)
会場:世田谷区民会館ホール
主催:社団法人東京青年会議所 世田谷区委員会
後援:世田谷区/世田谷区教育委員会/(財)世田谷産業振興公社
最近利用したバスについて
最近利用したバスについて
いろいろ感じたことをご報告します。
山梨に登山に行ったときのことです。
河口湖駅から富士急行バスに乗ったのですが、
まず、車内はこんな感じ。

手すりがオレンジ色。
吊り輪が持てなくても手すりにつかまれば良い。
停車ボタンは一目瞭然。こんなに目立ってます。

そして何より行き先と料金表示が、うしろの席からでも
文字が大きくわかりやすいく読みやすい。

僕が子供のころよく使っていたバスの料金表示はこんな感じ。

小さくてわかりづらい。なんで、前もってお金の準備もできず、
両替機のところであたふた、あたふた。。。なんてことがありました。
最近のバスはICカードも使えてそんなことも減りましたね。
最近のバスは
お年寄りの方にも大変やさしい乗り物になってました。
 バスつながりでもう一つ
 バスつながりでもう一つ先日府中駅から、「ちゅうバス」というコミュニティバスに乗りました。
ちゅうバスってかわいいネーミングですよね。
ふちゅうの「ちゅう」からとってるのかな。。。
この手のバス増えてますね。都内にもハチ公バスなど、
その土地に由来したかわいいネーミングをつけているバスをたまに見ます。

採算性より住民の足として運行されているようで、運賃も安く、
大きいバスが入れないような狭い所、住宅街を走ってくれるので
荷物の多い方や高齢者の方は大変助かっているかと思います。
最寄り駅まで10数分とはいえ、自分も大荷物で歩くのが大変だったので、とても助かりました。

筆談ホステス
今回は斉藤里恵さんの著書『筆談ホステス』(光文社) をご紹介します。
銀座のクラブでホステスをしている斉藤さんは、1歳の頃にかかった病気がもとで、聴覚に障害があります。
高い付加価値でお客様に楽しい時間を提供する銀座のクラブ。
その超一流のおもてなしの要はホステスの接客術にあるといえます。
斉藤さんは来店するお客様との会話を筆談でするそうです。
著書では、そんな斉藤さんの幼少時代から現在までの思いや周囲の人との関係をつづっています。
5月31日に開催された握手会では、斉藤さんを応援する人たちをはじめ、
本を読んで共感した人や聴覚に障害を持つ人など、たくさんの人が訪れました。
握手会の前に開かれた記者会見では、報道陣からの質問に対する答えが、
ひとつひとつきれいな文字で、ていねいにホワイトボードに書かれていきます。
お店での斉藤さんは、ペンとメモパッドをいつも持っていて、お客様との会話に使います。
斉藤さんの『筆談ホステス』には、思いやりの気持ちやウィットに富んだ会話など、
コミュニケーションのヒントがいっぱい!ぜひ読んでみてください。
『筆談ホステス』(光文社)
斉藤さんの夢は、障害のある人もない人も一緒に働けるエステサロンやカフェを開くことだそう。
握手会の会場となったスワンカフェ
は、障害のある人もない人も、
共に働き、共に生きていく社会を実現させるためにできたカフェです。
銀座の他、赤坂などにもお店があります。
スワンカフェは、ヤマト福祉財団の故・小倉理事長とヤマトホールディングスが
設立した会社が運営しています。
握手会の後には、株式会社スワンの海津 歩社長のミニ講演会も開催されました。
障害を持っていてもいなくても、人にはそれぞれ特性があり、
その個性をお互いに理解して認め合い、
支えあって生きていくことが共生社会なのではないでしょうか。
ジャパンデザインネットの「ユニバーサルデザインの今」 でも詳しいレポートを紹介しています。
(編集部 仲田)
公衆電話よく見ると。。。
会社の通勤途中、いくつかの公衆電話の横を通りすぎていきます。
その際、「あれ」と思いよく見てみると。。。
プッシュボタンのデザインて前からこんなんだった?と。
使われる方や、気にされてる方はすでにご存知かと思いますが
恥ずかしながら私は最近頃気づいてしまいました。
調べてみると4年前からこのデザインがあったらしい。
いやー、普段携帯を使ってるので正直ずっと気づきませんでしたね。
地元の駅には新旧両タイプが並んでいたので写真を撮ってきました。
緑のボタンにオレンジの文字、
大きい表示で以前のものより大変読みやすいです。
以前のものがアナログ回線に対し、
このモデルはデジタル回線タイプらしく、音量ボタンもついてました。
これで聞き取りにくい人も自分で調節調節できますね。
テレフォンカード侵入口は突起状にでっぱっていて
目の不自由な方にもわかりやすそうです。
(旧型ではカード侵入口を点字で知らせていました。)
シンプルになって、良いと思います。
パッと見、緑色で同じ物に見えますが細かく見ていくと全然違います。

自分の母親もそうですが、お年寄りの方でまだ携帯を持たない方もいます。
使いやすい公衆電話が街の中にあると安心ですね。
市営地下鉄ブルーラインを利用して
先日、横浜にある病院へ行くのに市営地下鉄ブルーラインを使いました。
その時感じたことを報告したいと思います。
市営地下鉄ブルーライン。普段まったく使わない路線です。
電車に乗って、まず、驚いたのが「全席優先席」という表示。

私は普段JRや東急電鉄をよく使っているのですが、
まず、優先席って車両の前後に3~6席ほど設けられているものでは?と思い驚きました。
たまたま乗った車両が特別かと思いきや、帰りに乗った車両も全てそうでした。
正直、小心者の私は全席優先席といわれると堂々と座ることができず、
この日は身体の調子が悪く病院にいったのにもかかわらず、帰りはずっと立っていました。
おじいちゃん、おばあちゃんをみてるとつい。。。。
お年寄りや身体の不自由なかたにはとても優しい路線だと感じました。
そんな、表示が目につくと他にも目がいきまして、よく見ると、いくつか気になった点が。
今乗っている車両が何号車なのかって、あまり気にする人は少ないかもしれませんが、
私は通勤時はかなり気にします。乗降口によって時間のロスを減らせるからです。
この車両は今何号車にのっているのかが大変わかりやすい。
認識しやすい大きい文字で表示されているからです。
もちろん目の不自由な人のためにも開閉扉の部分に点字の設けられていて、
何号車のいくつめのドアか、わかるようになっています。
また、車両によっては車イス用のスペースをゆったりとっているものもあったり、
緊急ボタンの場所の説明、行き先や停車駅の表示もわかやすくなっていました。
やはり次の駅の表示は車内アナウンスの聞き取りにくいときはとても助かります。
路線図も白と黒のコントラストで大変見やすかったです。

この日の私は、体調悪く歩くことがちょっと辛かったので
普段使わないエレベータを使おうと思い、電車を降りると、
階段、エスカレータ、エレベータが3つ並んでいたのがちょっと珍しかったというか、
嬉しかったです。
探す手間も省けて。この駅がたまたまだったのでしょうか、
エレベータだけは別の場所というのはよくみますが、
同時に3つ並んでいるのは大変珍しいなと感じました。
これだと、あちこち探さずとも誰もが自由に選ぶことができますね。

以上。
だれでもトイレ
「だれでもトイレ」をご存じですか?
ほかにも、みんなのトイレ、ユニバーサルトイレ、マルチトイレ、多機能トイレ、多目的トイレ…と、さまざまな名前で呼ばれているようですが、車いすを利用している人、赤ちゃんを連れた人、妊娠している人、オストメイト(人工肛門、人工膀胱を持っている人)、荷物をたくさん持っている人、立ち座りの大変な人…など、通常のトイレだと使いにくい、または使えないという人も利用できるように、さまざまな設備を備えたトイレのことをいいます。
以前は車いすの人専用トイレ?というイメージをもたれることも多かったようですが、最近は設備も充実し「どなたでもご利用ください」というものになり、公共施設ではかなり普及してきています。
 今回見かけたのは、鉄道の駅構内にあったトイレです。一番人通りが多い駅の中央通路に、男女のトイレと並んでありました。まず目についたのは、目立つ表示。緑色でライトアップされた「多機能化粧室」という文字は遠くからでもはっきり見え、英語や中国語でも表記があります。利用者のアイコンも、思いつく限りのたくさんの人が表示されていました。おまけに、たまたまかもしれませんが、扉が開いていて中を見ることができました。広々とした室内はとてもきれいで、必要な時は使ってみようかなと思いました。
今回見かけたのは、鉄道の駅構内にあったトイレです。一番人通りが多い駅の中央通路に、男女のトイレと並んでありました。まず目についたのは、目立つ表示。緑色でライトアップされた「多機能化粧室」という文字は遠くからでもはっきり見え、英語や中国語でも表記があります。利用者のアイコンも、思いつく限りのたくさんの人が表示されていました。おまけに、たまたまかもしれませんが、扉が開いていて中を見ることができました。広々とした室内はとてもきれいで、必要な時は使ってみようかなと思いました。
こうしたトイレがあることは知っていても、実際に中を見たことがある人は意外と少ないのではないでしょうか。知らないと、なかなか使ってみようとは思わないですよね。もっとみんなが気軽に便利に使えるように、「だれでもトイレ」の存在をたくさんの人にアピールすることも大切かもしれませんね。
スタッフ:今枝(イマエダ)





