だれでもトイレ
「だれでもトイレ」をご存じですか?
ほかにも、みんなのトイレ、ユニバーサルトイレ、マルチトイレ、多機能トイレ、多目的トイレ…と、さまざまな名前で呼ばれているようですが、車いすを利用している人、赤ちゃんを連れた人、妊娠している人、オストメイト(人工肛門、人工膀胱を持っている人)、荷物をたくさん持っている人、立ち座りの大変な人…など、通常のトイレだと使いにくい、または使えないという人も利用できるように、さまざまな設備を備えたトイレのことをいいます。
以前は車いすの人専用トイレ?というイメージをもたれることも多かったようですが、最近は設備も充実し「どなたでもご利用ください」というものになり、公共施設ではかなり普及してきています。
今回見かけたのは、鉄道の駅構内にあったトイレです。一番人通りが多い駅の中央通路に、男女のトイレと並んでありました。まず目についたのは、目立つ表示。緑色でライトアップされた「多機能化粧室」という文字は遠くからでもはっきり見え、英語や中国語でも表記があります。利用者のアイコンも、思いつく限りのたくさんの人が表示されていました。おまけに、たまたまかもしれませんが、扉が開いていて中を見ることができました。広々とした室内はとてもきれいで、必要な時は使ってみようかなと思いました。
こうしたトイレがあることは知っていても、実際に中を見たことがある人は意外と少ないのではないでしょうか。知らないと、なかなか使ってみようとは思わないですよね。もっとみんなが気軽に便利に使えるように、「だれでもトイレ」の存在をたくさんの人にアピールすることも大切かもしれませんね。
スタッフ:今枝(イマエダ)