中学受験の有無に関わらず、小学生の塾の選び方は大切だ。高校生ともなると自分に合わなければ自分の意思でやめることができるからだ。

 世間では合格実績の良い塾=良い塾と考えがちだが、もっとも大切なことがある。


中学受験の合格実績もさることながら、、中学校・高校に入って伸びるような指導をしているか?のほうが塾選びの大切なポイントではないでしょうか?


塾の広告には当然、悪いことは書いていない。塾選びの一つのヒントは具体的なことを質問することだ。優秀な講師陣と書いてあるだけの説明であれば、具体的にどういう立場や経歴の講師が教えているのか質問してみるのも手だ。


だからここでは長山の考える「中学・高校へ入ってさらに伸びる指導」の具体的な例を述べる。


1.漢字の学習について

漢字を何回もかかせる塾は多いが、成り立ちを考えさせる方が重要だ。


(理想的な指導例)

漢字は編やつくりを組み合わせる大変、システマチックなもので単なる画像処理で学習するものではありません。例えば裕福の裕という漢字は着物をゆったりと着ていることから衣へんなのですよ。一方。示すへんは神とか祝のように超自然的なものが示されているから示すへんです。凝固の凝がにすいなのも氷のひびよりかたまるといういみだからです。ウ冠は家の屋根を表し、ワ冠は蓋をあらわしていますから冤罪とか冥土の意味も調べてみましょう。冥土は暗い場所という意味です。冥はお日様に蓋がしてあるから暗いんですね。元日は1月1日のことですが元旦は元日の朝です。旦夕というように旦は朝のことです。下の棒が地平線(または水平線)をあらわしていますからお日様が昇っている様子を示しています。

 このように新しい漢字を習ったら、やみくもに書き写すのではなく、まず辞書で(必ずこの際に部首索引をつかうこと)意味や成り立ちを調べましょう。


2、熟語・構文で丸暗記させていないか?(一般論として英語の例)


He looks young for his age.(彼は歳の割りに若く見える)

 この英文において; for one’s ageを「歳の割には」という熟語としてまとめて覚えさせる塾がいかに多いことか!UBQでは必ず辞書でforを引かせる。

★for・・・・・・・・・これは観点・基準として~という立場・観点からと辞書に書いてある。


年齢から見れば→歳の割りにとなるのだ。


類例が訳せるかどうか質問してみる。

      rather cold for August・・・・・・8月としてはかなり寒い。

類例が訳せないのなら単なる丸覚え学習に過ぎない。

もう一つ例を挙げる。

look forward to ~ing

とまとめて教えてはいけない。to が前置詞であることを教えるべきだ。

それでは、何故 to が前置詞なのかは基本となる look to という熟語

を先に教えれば良い。look to~で『~を待ち望む』だ。だからto は前置詞だ。これに

『楽しみに・これから起こることを』というforward が修飾されて『楽しみに待ち望む』という意味になるのである。

(4)中学受験で答えだけを出す裏技というのがある。この裏技の中でも

    センターラインの公式

というものがある。もともと教える気はないのだが、私立小学校で授業中に質問されたので、


 その質問が出た以上、今日は、予定を変更して完全に説明します。大阪の塾で習ったようですが、下手に塾でやり方だけ習うのでしたら、私が証明します。ノートをしっかりとって興味のある方は高校に入ったら、ノートを見返してください。     ということになった。



センターラインの公式とは:

《 円がある図形の周りを通過する際、『直径×中心のとおった距離』に通過した部分の面積は等しい》


というものだ。


例えば:半径10センチの円の周りに半径が1センチの円が一周したときの面積は?


(解法1)できる面積は内側が10センチ。外側が12センチの同心円に囲まれた部分(ドーナツ型)だから,


12×12×(円周率)-10×10×(円周率)=44×(円周率)

(解法2)小円の中心は半径11センチの円を描く。

小円の直径は2センチだから、面積は2×11×(円周率)×2=44×(円周率)



なぜ、成り立つのか?(*授業で1時間以上かけて説明するものをわずか数行で述べる事自体、不可能に近いことはご了承いただきたい。)


まず、半径が2センチで中心角が非常に小さな扇形の面積を頂角が非常に小さな2等辺三角形と考えれば

面積は高さ(半径に近似)×底辺(弧長に近似)÷2 である。

底辺(弧長に近似)÷2は半径1センチの部分が通過した弧長。これが小円の半径の中心が通過した距離である。

次に、通過した部分を隣り合う扇形を上下逆になるように埋め尽くす。無限に小さな扇形のリーマン和(の極限値)は通過領域の面積に等しい。


しかし、これはある条件の下でしか求める面積に収斂(収束)しない。だから私は教えないことにしている。


何故、自分で証明のできない公式を使ってはいけないかというのは:何故成り立つかがわからなければ、どのような場合に成り立たないかも、わからないからだ。


https://gamp.ameblo.jp/ubqubq/entry-11926525658.html





(5)ここで塾の裏事情をひとつ説明する。

すべての塾がそうであるというわけではないが、塾業界では一般的に小・中学生の指導者より高校生の指導者の報酬のほうが高い傾向にある。
もちろん、需要と供給のバランスに基づくものであって、教育的配慮に基づくものではない。東京の学習塾で求人広告をすれば応募者の9割は中学生の英語または小学生の国語を希望するとさえ言われています。 高3の理系数学を希望される方は皆無に等しいと言われています。

もしそうなら、高校生には(優秀な)先生、小中学生には(そうでもない)先生が同じ塾で指導しているという見方もできるかもしれない。
応募する先生側から見れば、高校生を指導できる先生は報酬の高い高校生を教え、あえて報酬の低い小中学生を教えることはないだろう。

例外は、個人塾である。

塾長が教えている分には小中学生だろうが高校生だろうが関係ないからだ。

個人的見解としては、UBQのHPにもあるとおり、小学生を教えるほうが高校生を教えるよりある意味難しいので、本来は小学生の指導のほうが時給が高くて当たり前だと思っている。小学生の英語教育の導入においてある大学の英文科の先生が小学生の英語なら、小学生の英語ぐらいなら教えられる人はいくらでもいるはずだと言っていました。

小学生の英語を一度も教えたことがない先生なのでしょうね。

ただし、注意しなければいけないのは、「小学生しか教えない」先生と、「小学生しか教えられない」先生とは、全く別物である。
関東・関西をはじめとする中学受験専門塾には、小学生のみを教える高度なプロフェッショナルがいることは知っている。

要は、安易な姿勢で小中学生を指導している講師や教えさせている経営者が問題であろう。
なお、現在ではインターネットで塾の求人情報が検索できるから、保護者が検討されている塾の求人情報を検索されるのも、ひとつの方法であろう。

UBQ数理フォーラム代表:長山豊のブログ

同じ塾の中で正社員の給与が指導する学年によって異なる塾もある。

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平成24年 オリジナル記事
UBQ数理フォーラム代表:長山豊のブログ

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中学受験専門塾に行けば、「いかに中学受験が大学受験に有利か」「いかに中高一貫校が大学受験に有利か」ということを強調される。一部にはまるで中学受験で人生のすべてが決まるかのように保護者をあおる塾もあるようです。


上は、日経流通新聞の記事ですが、首都圏においても、実に、私立中高一貫校の3分の1が定員割れなのです


本当に中高一貫校が大学受験に圧倒的に有利であれば、また、私学ならではの独特の教育方針の魅力があるのなら、3分の1もの学校が定員割れするわけはありませんよね。


尚、定員割れが最近は解消しているという一部報道は、もともと、生徒が集まらないのなら最初から定員を減らした方が良いと、やっと経営者が気がついたからです。


ですから、中学受験は非常に緩和しているのです。特別な難関校・伝統校をのぞけば、全入状態なのです。


何かというと、「加熱する中学受験」とか、「低年齢化する塾通い」が問題になっているとかいう報道があります。


上記記事を見れば、必ずしもそうではないことが御理解いただけるでしょう。

首都圏ですらそうなのですから、交通が不便でかつ、公立高校志向の強い岡山においては、私立中学の募集は大変苦しいものがあり、中には、大幅な定員割れになっている中高一貫校もあると聞いています。


■もう一つの重要な指摘





さまざまな週刊誌あるいは教育関係の出版物において、


「首都圏において私立中学を受験する生徒の割合は何パーセントである。実に、3人に一人が、中学受験する。中学受験に対するニーズが、年々高まっている」


という「報道」がなされております。


そして、その根拠となっているものとして、大手中学受験塾のデータが挙げられています。


さて、文部科学省をはじめとする公的組織が調査するのならともかく、なぜ、一


私企業である学習塾が、中学受験の実際の人数を調べられるのでしょうか


民間企業である塾が、その塾に通っている生徒については、どの中学を受けた、あるいは、いくつ学校を受けた、ということはわかるでしょう


しかし、ある中学受験塾が、


他塾の生徒や塾に通っていない受験生や家庭教師だけで中学受験する生徒も含めて何人、どの学校とどの学校を重複して受験したことを調査することは、常識的に不可能なのではないでしょうか。



現在、塾の実績を稼ぐために、優秀な生徒を連れて、一部の関西の難関受験塾では首都圏の難関中学を受験させたり、あるいは逆に一部の首都圏の難関受験塾が関西の中学受験をさせたりしているところさえもあります。


その際に、受験料を負担はもとより、いわゆる受験ツアーと称して、交通費まで支給するというような話も、事実としてあります。





そうするとどうでしょう。


第一に、どの生徒が何校受けたかという重複受験というのが考慮されているのか。


第二に、首都圏以外から受けている生徒の住所を調べることはほとんど不可能と思われます。どの中学に聞いても、学習塾に受験者の住所まで教えてくれるはずがありません。


第三に、中学受験においては複数回受験というものもあります。たとえば、前期受験とか後期受験とか、**コースとか××コースというのを併願することも可能です。




そこで、その資料のもととなった大手進学塾に直接問合せしました。以下、その内容を列記します。


.首都圏というのは、東京、埼玉、千葉、神奈川のことをいう。


.中学受験率の分母というのは、首都圏の小学校6年生の数(これは客観的にいろいろなデータで調査可能でしょう)である。


.これに対して中学受験者数は、ただ単に、首都圏における各学校が発表している出願者数を単純に合算したものである


以上3.の数値を2.の数値で割った割合が、首都圏における中学受験率である。


との、回答でありました。



ですから、重複受験率や首都圏以外から受験した生徒数とか、当日欠席した生徒数というものは、まったく考慮に入っていないのです。


もし、1人が平均3校を受験すると仮定すれば、実数としての中学受験率は3分の1にまで下がるはずです。

2013-10-26

2021年1月31日


学校の教師から性被害を受けた女性のニュースで次のようなコメントがありました。



もちろんコメントだけでブログにあげることは致しません。

実際に岡山では教育委員会が不適切な対応した事例があります。

読売新聞の報道を見ればこの件は岡山県立岡山操山高校野球部のいじめ自殺と結びつきます。学校の部活で鼓膜が破れるほどの暴力を受けて周りの人間が気づかなかったとも考えられません。学校が知らなかったとも考えられませんね。

周りが見てたからこそ保護者の間で問題になって教育委員会に通報したのです。

学校に行っても埒があかない。やむを得ず教育委員会に通報したわけです。

学校に名前がばれたら自分の子供が何をされるか分からないということで教育委員会に匿名で通報したわけです。




狭い岡山のことで名門高校ですから保護者から様々な噂は聞いておりますが噂については差し控えまして報道されてる事実に基づいて申し上げます。


これは10年ほど前の事件ですが、もう有耶無耶になってしまいました。



この第三者調査委員会がどういう結論を出したのかは未だに報道されていません


事件のだいたいな流れです。

学校の教師の生徒に対する暴力を見かねた保護者が教育委員会に匿名で電話をしました。野球部だったものですから担当は体育課になりました。

ところが電話番号の着信記録から調べて生徒を特定し学校に内緒で連絡しています。

この不可解なところは着信記録から保護者いや住所や生徒の通っている学校がどうして特定できるのかということです。

百歩譲って電話番号をインターネットで検索して保護者の住所や名前が特定されたとしても生徒が通ってる学校までは特定できないはずです。

それになぜ教育委員会にナンバーディスプレイが必要なのでしょうか?

個人の自宅だったら登録して電話に出る前にこれは親戚からの電話だとか分かりますけれどね。留守の場合には、あれ?友人から電話があったんだなと分かります。 しつこい売り込みの電話だったらブロックすることもできます。

ナンバーディスプレイは入れると費用が高くなりますね。 もちろんその差額は税金です。

教育委員会というのは恐ろしいところですね。 匿名電話の着信記録から住所や氏名、生徒が通っている高校まで調べられるんですからね。





(KSB ニュースより)

複数のメディアをチェックしています。
読売新聞の報道によれば次のとおりです。



(この件は生徒同士のいじめ事案じゃないんです。 生徒同士ならば学校の先生に相談しなさいということもいえますが学校の先生に殴られたのです。学校に相談してもしょうがないかと思ったから教育委員会に通報した保護者がいるわけです。学校の先生が生徒に鼓膜を破るほどの暴力を振るったわけですから、いじめというよりは暴行傷害だと考えます。県立高校と教育委員会が情報を共有してること自体が問題だと思います。)

この担当課長はその後、破格の出世をしています。

岡山ナンバーワンの名門公立中学である岡山中央中学の校長を経て退職後、岡山大学附属小学校の校長をされています。

未だにどうやって生徒の個人が特定できたかの説明はなされていません。

事実を把握してしっかりした対応をしたかったのであれば直接調べればいいわけであって何もこっそりと着信電話番号から通報者を特定して内緒で学校に連絡する必要はないわけであって隠蔽体質としか考えられないわけです。

教育委員会と学校の癒着関係というのは当然のことです。 教育委員会の課長が学校の校長になるから。 狭い岡山で自分が将来うまくすれば学校の校長になると思えば大先輩の校長に意見は言えないと思いますね。

癒着というよりはもともと人事交流のある表裏一体の組織なんです。

岡山だけではありません。 教育委員会がいじめ隠蔽をしたことは色々な所で報道されています。

詳しくは教育委員会 隠蔽で検索すればいくらでも出てきます。







いじめについてはまず弁護士会に相談しましょう。匿名で 学校や 教育委員会に連絡する時には公衆電話からかけましょう。

2021年3月27日追加

やっと10年近くしてから第三者委員会の報告が出ました。 



新聞報道は、順番に朝日新聞、読売新聞、毎日新聞の報道です。

第三者委員会のレポートによると体罰と自殺の間には因果関係があったとの結論です。





この事案は学校の外で生徒同士が起こしたいじめ問題ではありません。

学校内で学校の校長によって許可をされた部活の中で指導者が起こしたものです。

学校の中での事柄についての責任者は校長になります。

県立高校ですから最終的な最高責任者は県知事になります。

10年近い年月は長すぎるとしか言えません。

しかしながらこれは県教委の思うとおりになったと考えます。

10年ほど経てば当時の関係者は学校移ったり定年退職して全く責任を取らないわけです。

元々学校内の自殺事件について責任者である学校及び教育委員会岡山県が調査をしても都合のいい結果しか出ないということは考えられます。
 



私が 岡山の 県立高校に入学した時には県知事が来賓として来られました。

また勤務した小学校では入学式に地元の国会議員やら市会議員やら県会議員が祝電を送ってくるわけです。

様々な上部のお偉いさんが絡んでいる隠蔽だと考えます。

これは特殊なケースではありません。

例えば

いじめ
自殺
県教委

で検索すれば多くの事案が出てきますがその結果教育委員会が責任をとったとか知事が辞任したという例は全く確認できません。

最後に亡くなられた方のご冥福をお祈りいたします。


下は検索ワードです。
岡山県 いじめ 自殺
岡山操山高校 自殺
教育委員会 いじめ
教育委員会 隠蔽体質
教育委員会 不祥事



2021年4月15日追加
その後どうなったかということを確認しました。

第三者委員会の指摘に関して県教委及び岡山県はなんら具体的な改善策を示していないとの報道です。

見解の相違だ。 事実関係を確認したいとのことですが10年ほど前に同じことを言ってるわけです

事実関係を確認したいということで匿名の通報を学校に連絡しているわけです。







さらにこれは岡山県立岡山操山高校の話ではございませんが北海道でいじめによる自殺がありました。

報道を確認する限りこれは単なるいじめというよりは未成年者に対する悪質な性犯罪、脅迫、暴行事件と考えられます。

しかも1年前から被害者は学校に何度も相談しているわけです。

それなのに学校側はお答えできませんと個別の案件には答えられませんとかお役人答弁に終始しています。

いじめで自殺されたのは全て個別案件になります。

一切知らぬ存ぜぬを通している責任逃れの体質と言わざるを得ません。





学校も教育委員会もあてにすることはできません。

子供がいじめられてると感じたら 弁護士に相談の上 直ちに 警察に 行くべきです。

2021年11月4日追加

このブログは岡山で長年教育に携わってきた個人ブログです。 やっと10年 近く 経って教育委員会が責任を認めました。 責任を認めたと言っても 当時の関係者は 安全な場所にいるわけです。

遡って当時の責任者が処分されることはありません。

10年近く経ったのは遅すぎると思われる方が多いと思いますがむしろ逆です。

10年近く例えば当時の関係者は退職金をもらって天下りをしてたり もう責任を取らない立場になっています。

時間をかけたこと自体が県教委の思う壺だと考えています。







2022年3月 17日地元新聞の報道によります







2015年11月11日

ウクライナ:愛のトンネルです。こういうのって日本の旅行会社が作っているんじゃないかな。



だって、観光バスの運転手も、近くで何度も道を聞いていた。現地近くの人も分からないと言っていた。




*客観的調べ方:英語検索をしてのヒット数


およそ、ネットで英語検索ほど興味深いものはない。

日本では報道できないようなものが沢山出てくる。







尚、廃線ではありませんので気を付けてください。






貴重写真です。↑



さて、本題。




世界で最も怖い人物の一人の・・・・・トイレット・ペーパー。



同行客が買って帰ろうとした。



やめてください!やめてください!グループ旅行なんですから!



と(心の中で)叫んでしまった。添乗員さんから注意してもらいました。



帰りは、モスクワ乗り換えですよ!








 2024年6月29日 オリジナル投稿速報です







速報ですので 現在 よくわかりませんが かなり 学習塾 民間教育に大きな影響を与える経済的なニュースだと思われますので紹介いたします。今通っている生徒さん 及びその保護者 また働いている学生バイトの雇用の問題になると考えられます。グループが大きいだけに大きな影響があると思われます。

2015年

以下は、個人の特定を避けるために、大幅に設定変更しています。


北海道のある塾で教えていた時のことです。

無料体験授業というものをしました。

その時に来た生徒に、ノートを持たずに、手ぶらで来た生徒がいました。


そこで、

「いくら無料体験学習と言っても、勉強しに来たのだから、ノートを持ってくるのは当たり前ではないか? 手ぶらで来るとは何事か?


もし、わからなければ、事前に何を持っていけばいいか、問い合わせるのが社会の常識である」


と注意しました。


もちろん、その後、その生徒からは何の連絡もありません。

もし、注意してなければ入会して売り上げアップになっていたでしょう






北海道の別の学習塾で、英語を教えていた時のことです。


北海道大学医学部医学科志望の生徒が来ました。


どうも英語が今一つ伸びない。ということで、模試の結果などの成績を分析してみると、確かに数学や理科は、合格レベルなのですが、英語の成績が悪い。

そこで、英語の指導を開始しました。


ところが、英語のプリントを毎回忘れてくるのです。

そこで私は言いました。


「もし、前日に英語のプリントを予習して、ここはどう訳す、どういう構文になるということを考えて、予習して、明日の授業で質問しようと思っていたら、プリントを忘れるはずがない。つまり、英語の成績以前の問題として、


心の中で英語が苦手だからという言い訳を作り(心理学でいうセルフ・ハンディキャプ)、英語の勉強から逃げているのではないか。勉強以前の問題である」


と指摘しました。


私はきわめて教育的なアドバイスをしたつもりであって、それが本人の一番のためになると思っていったわけです。

別にその生徒が個人的に嫌いであるとか、憎いというわけで言ったわけではありません。


しかし、その生徒は次週より姿を消して、以後二度と連絡がありません。




2015年


現在のように学習塾が全国に広まったのは、一般に1970年代から80年代にかけてと言われています。


もちろんそれ以前から、日進とか、島本さん、家庭教師、昔で言う寺子屋あるいは退職をした学校の先生が個人的に教えるといった形の塾はあったわけですが、少なくとも全国展開をするような学習塾が成立して、いわゆる学習塾ブームといわれるものが起こった時期は、一般には1970年代から80年代と考えます。


このころ、いわゆる「塾ブーム」というのが起こり、まだ塾に通っていないこのことを「未『塾』児」など、さまざまな表現がされていました。

このころは、学習塾に通塾する生徒が少なかったわけです。


つまり、現在の学習塾経営の最大の問題は少子化と思われている方もいらっしゃるでしょうが、問題はむしろ、通塾率の飽和にあると思われます。


当時は通塾率が非常に低かったため、新規に塾を開講した場合に、いい塾は「あの塾に行くと成績が上がった」ということで、新たに、それまで塾に行っていなかった生徒が通うという現象が起こっていたわけです。


その頃の学習塾というのは、「よい授業」を心掛けておればよかったわけです。設備とか、通塾の便を考えず、「よい授業」を目指しておけばよかったわけですから、当時の広告には、代表者の氏名だとか、どのような先生が教えているということがかかれていたわけです。


ところが、現在塾の広告やHPを見ていると、入塾希望者がどんな経歴のどの先生に習うのかといったことがあまり書いていないように思われます。



夏期講習とか冬期講習とかいうのは、以前からからほとんど赤字(採算の取れないもの)であったわけです。


というのは、夏期講習になれば時間は2倍、3倍と増えているものの、授業料はそのように増えないからです。


そのため、外部から非常勤講師を呼ぶ、あるいは専任講師がフル回転するということを繰り返していました。



ではなぜ、採算もとれないのに講習をしたか。


それは、今まで塾に通っていなかった生徒が、とりあえず講習に出てみよう、成績が上がった・・きっかけで、9月から新たな生徒が入塾し、トータルでプラスになったからです。


当時は学習塾に通っている生徒自体が少なかったわけですから、塾に通っている生徒とそうでない生徒の間で、成績を上げるということを目標にしておりました。



よく、塾に通っても成績が上がらないことが言われていますが、当時と違って現在は、ほとんどの生徒が塾に通っています。



また、実際に調べてみるとお分かりかと思いますが、いわゆる全国に展開している大手塾は、おおむね1970年代から80年代に設立されています。


その時設立した先生が、もう世代交代の時代になっているので、現在学習塾においてM&A、提携、吸収合併といったことが起こっているわけです。



さて、最大の問題は何かというと、通塾率が飽和した状態で学習塾が利益を上げるには、もはや、他塾の生徒を奪い合うしかないという、まことに困った現象が生じたことです。


通塾率が低かった時代には、「よい授業」をすれば今まで塾に行ったことのない生徒が新たに入塾して生徒が集まったのですが、すでにほとんどの小中高生が塾に通っている状態においては、塾を吟味検討して選ぶ方が少なくなってきたのです。




たとえば、携帯電話の普及期には、新たに携帯電話を持つ人を増やして利益を上げていました。

ところが、今やだれでも携帯電話を持っている時代になったので、そのビジネスモデルは崩壊しました。


現在ではスマホのアプリとか、いろいろなプラン、特に二台持ちということを盛んにすすめられるのは、このことが原因なわけです。

つまり、ゲームのアプリなどを増やし、1人の客単価を上げることで補っているのです。






ある大手塾は、大きく広告に「塾のりかえキャンペーン・2か月無料」と銘打ったり、また、他塾を誹謗中傷したりするような広告が出ているのも、これが原因なわけです。


最大の不可解な点は何故、塾を乗り換えるのかという教育的な理由が書かれていないことです。
単に、割引くから、うちの塾に来てくださいというのなら、塾の存在意義はありません





こうして、塾がいわゆる「日用品(コモディティ)」化したということになれば、どうなるか。


塾の内容というのはなかなか理解されにくいですから、目に見える立地条件とか、教室の豪華さ、学生講師に白衣を着させる。ネクタイ着用を義務付ける、あるいはホテルのフロントのようなロビー。こういったもので差別化を図るようになります。


このことに先鞭をつけたのは、なんといっても東京のW塾であります。

私は、W塾が破竹の勢いで伸びていると聞いて、代表者に話を聞きたいと思い、実際に東京まで会いに行ったことがありますが、その内容はここでは差し控えます。




学習塾が内容以外のところで勝負をするということは、それは教育の質の低下、塾全体の劣化につながるわけです。


以前とりあげた塾評論家の杉山由美子氏は、「中学受験の塾を選ぶ」という著書の中で、いろいろな首都圏だけの、大手塾を訪問されたうえで、次のように書かれていました、立場が変わればこれほど見方が変わるのかという例がありました。


どこの塾に行っても、駅前の一番きれいな一等地のビルに入っている、塾って儲かるものだ、などと書いてありました。




私は、これこそが学習塾の現今の問題点であると考えます。



うちの塾はもうかってしょうがないから、駅前のもう少し家賃の高いビルに移転しようとか、机やいすを高級なものに変えようなどという経営者など、いるはずがありません。



なぜなら学習塾というのは、前を通りかかったから、とりあえず入塾してみようとか、看板を見て入塾するものではないのです。



そんなお金があれば、講師の給料をあげて優秀な講師の確保・保険組合の設立・退職金制度の充実。こういったものにお金をかけるべきです。



逆に、駅前の一等地に一流ホテルのようなきれいな設備をつくらなければ集まらないほど、塾の経営が厳しくなった、追い詰められたのだと、私は解釈するわけです。






一般にコモディティ化すると、このような現象が起こるわけです。


たとえば、ティッシュペーパーを買うときに、紙の素材とか原産地とかいったものを調べて買う人はいません。


これと同じことが、学習塾でも起こっているわけです。




アップルの創業者は、iMacを出した時に、パソコンが進化していくにつれて、もうメモリーとかハードディスクの容量とかはどこも変わらなくなっているから、デザインや色で選ばれる時代になると言っていましたが、その通りになったようです。



ですから、私が思うに、現在アニメのキャラクターや有名タレントを塾の広告に起用しているところもあるようですが、いったい、あの出演料等の費用にいくらかかっているのかということを考えれば、その分、教育の質は必ず落ちているのではないかと思うのです。


曖昧なことを言うつもりはありません、過去30年の、塾の非常勤講師の時給は下がっています。



品川市(仮名)という中堅地方都市の駅前に大きな校舎を構えている品川ゼミという塾が、わずか電車で数駅、時間にして15分という場所に新校舎を開校しました。

私はこれを見て、ああ、品川ゼミはよほど経営が苦しくなっているのだなと思いました。


(* 塾の特定を避けるため、都市名および塾名を仮名にしています。)




保護者から見れば、近くに塾ができた、通塾が便利になった、車で送り迎えをしなくてもよくなった・・・・・、それで喜ばれるかもしれません。


保護者から見てのメリットは塾側から見た大きなデメリットなのです。


塾経営者から見たならば、すぐ近くに新校舎を開業すれば、商圏がバッティングしますから、経営は大変苦しくなります。


しかも、講師の給与、家賃、電気代、講師の駐車場代・・・・そういったものが、単純計算でも2倍近くかかることになるわけです。





ですから、厳しいことを言えば、塾を劣化させてしまったのは保護者であると、私は思います。


保護者が自分の都合に合わせて好きな曜日を選びたい、授業料の安い塾を、近くの塾を・・・・・それに迎合した形で、(*)学習塾が展開する。これが、通塾率が飽和した段階での塾の競争になっているのかと思われます。


内容においても、そうです。学習塾業界が飽和して、新たな生徒が入ってこなくなると、今いる生徒が辞めることを恐れて、保護者や生徒に厳しいことが言えなくなっているのです。



(*)具体例 

「無料体験授業」が「無料ご招待授業」という言葉にかわっている塾もある。

塾経営者の集まりでよく取り上げられる例「昔は、授業を延長して教えると、保護者からお礼の電話が来たものだが、今は苦情が殺到しますね。こちらもしんどい中、何とか生徒の成績を上げようと費用も頂かないでやっているのですがねぇ」


私は断言いたしますが、本来、教育の質を高めることによって生徒を募集するということが、塾の本道だと思います。


しかしながら、大学においても、オープンキャンパスでケーキを無料サービスするとか、ボールペンなどのグッズを配布するとか、ランチを無料で出すとかして、生徒を集めています。そして今や、国立大学でさえもが、広告(広報)を出しています。


確かにそういった経営努力(?)で、一時的に生徒は集まるかもしれません。が、すべての大学が同じことをするようになれば、長期的には大学と受験者の双方が共倒れになるということは明らかであると思われます















社会が成熟するにつれて、さまざまな商品の選択肢・購入が増えてきます。


今問題になっているもののひとつに、出版不況があります。

確かに、本が売れないという事実があります。


さて、書店に行ってみると、付録のついた雑誌が増えております。

私が身につけている時計も雑誌の付録なのです。

690円程度の雑誌の付録として、時計がついているのです。

その時計が欲しくて、私もこの雑誌を買いました。雑誌の記事は読んでいません。


中には、どう見ても雑誌よりは付録のほうが高いのではないかと思われるような、ポーチ、財布、こういった付録がついている雑誌もあります。


しかしこれらは、雑誌が売れないための弥縫(びぼう:取り繕うこと)策に過ぎないのであって、雑誌が売れない本質的な解決にはなっていないわけです。



私は個人的には、本が売れない、雑誌が売れないというのは、内容がくだらないからであり、決してインターネットのためではないと考えております。




また、本が売れないため、最近では非常に過激なタイトルの本を売るようになりました。


ひとつ、例をつくってみます。


① 現代論理学入門

② 日本人なら知っておきたい現代論理学入門

③ 知らないと恥をかく!現代論理学入門

④ 成功する人は必ず実践している現代論理学入門

⑤ 現代論理学を知っている人はなぜ早死にしないのか



こういった形で、どんどんエスカレートしています。


たとえば、「2013年、**国と~~国が日本を攻めてくる」という、まるですぐにでも戦争が始まるかのように書いている新書がありますが、これも、ここまで出版業界が苦境に陥って、目先の利益を確保しようとしている証左であります。


2014年になれば、この本はどうなるでしょうか?


絶対にロングセラーになることはありませんね。

まさか今度は、「2015年に**国と~~国が日本を攻めてくる」という改訂版でも出るのでしょうか?





特にひどいのは、当ブログでも指摘したように、医療に関する書籍であります。


たとえば、「がんにならない人が実践している7つの方法」とか、

「++すれば病気にならない」とか、

「病院に行ったら医師に殺される」とか、

このようなセンセーショナルな題の本がでています。こうなるともう、脅しですね。




ビジネス書でも、「成功している人が実践している7つの方法」とか、

「年収1億円を稼ぐ人が使っている手帳」とか、

「成功者がしている3つの誰も知らない習慣」


などという本がありますが、本を1冊読んだだけで、社会で成功したり、手帳を買い替えただけで年収1億円などと、そんな方法があるわけありません。


これも、ここまで出版業界が追いつめられている証拠であります。





また、CDが売れないからと言って、ポスターやグッズ、あるいは「握手券」をつければ、確かにそれを目当てにCDは売れることになりますが、長期的に俯瞰すれば、自分で自分の首を絞めているのであって。音楽産業の崩壊につながります。


本当にいい歌が歌える歌手を発掘してそれを育てる。

そうすれば30年後、40年後でもCDは売れるでしょう。



個人的な趣味ではありますが、いくつか例を挙げます。


岩崎宏美は、若いころから歌がうまかったのですが、技術にまかせて歌う傾向があったように思われます。


一方、年齢を重ねるにしたがって、それなりに大人が聴ける歌を歌われるようになりました。最近では、益々歌に深み・情感が加わり、本当に素晴らしい歌を歌われています。


彼女の歌の中に、「聖母(マドンナ)たちのララバイ」という曲がありますが、これにはいくつかのバージョンがあります。


若いころに歌ったものと、現在歌ったものでは、深みとか重みというものが、まったく違うように思われます。


この「聖母たちのララバイ」については、「益田宏美」の名前で、妊娠中に録音したバージョンがあり、これは大変な優しさに包まれた歌唱なのであります。


アイドル路線としての歌唱と「実際にお腹の中に新しい命を宿した聖母」の違いです。


ところが、このCDは、長らく絶版になっておりまして、入手が困難でした。


岩崎宏美さんのコンサートに行ったときに、御本人が「私は一度姓が変わり、元に戻りました。ずいぶん大変な思いをして、振り返りたくありません」と言っておられました。


その時に私は、益田宏美の名前で出ているCDが随分と手に入らなかった理由がわかったわけです。


24歳の「聖母たちのララバイ」には、24歳の「聖母」がいます。


60歳の「聖母たちのララバイ」には、60歳の「聖母」がいます。


ですか60歳のAKB48には何が残るのでしょうか?


また、平原綾香さんも、少なくともその場限りで消えてしまうような歌手ではありません。

おそらく10年、20年後でも、私は平原綾香さんの歌を聴きたいと思います。






つまり、社会全体でこういう現象が起こっている。


「悪貨は良貨を駆逐する」という言葉がありますが、それぞれの業界・会社が目先の一時的な目先の利益を求めるがゆえに、長期的な展望に立たずして業界をつぶしてしまう。