人間は土曜日でも日曜日でも祝日でも無関係に亡くなるわけです。

 
日本の法律では基本的に土葬というのは認められておりません。火葬場でお願いするしかありません。
 
死後変化というのがあります。ほっとけば腐ってしまうし、肌が乾燥したり、死後硬直が起こってしまいます。
 
ですからなるべく早く遺体を火葬したいというのは家族の当然の気持ちでございます。
 
さてところで六曜表というのがございます。いわゆる仏滅とか友引というものでございます。
 
学問的なことを言えば、元々のオリジナルの仏教では認められていないことで中国で作られて日本に輸入された迷信です。 考えてみれば 先に戦争を仕掛ければ勝てる縁起のいい日を先勝と言います。 その逆に負ける日を先負と言います。


相手が同じ伝説を信じていたらどうするんでしょうか?
同じ文化の人間が戦うことを前提にしていないわけです。

異民族と 異民族が戦うことを前提にしているので 日本の文化でもありませんね。
 
 
大谷大学の学生手帳には六曜表というのがありませんしむしろ迷信に基づく差別だという見解だそうです。
 
浄土真宗 仏滅などのキーワードで検索していただければ浄土真宗がいかに六曜表を徹底的に弾劾しているかということはご理解いただけるかなと思います.


 

 
もちろんクリスチャンやイスラム教徒においては六曜表というのはもってのほかでございまして仏滅だから縁起が悪いとか友引だから葬式をしないとかクリスチャンが言うことは絶対にありませんね。
 
ところが驚きました。岡山市では友引は火葬場が休みだということで葬式があげられないと言われました。
 
そして友引の次の日は当然そのぶん2倍(2日分)の葬式が重なるので予約が取れないとまで言われました。
 
遺体を安置するのに葬儀場をさらに1日お願いすれば相当のお金がかかります。
 
葬式などに対する宗教的な感情は人さまざまであります。
 
13日の金曜日に結婚式を挙げたくないという方もおられますし仏滅に結婚式を挙げたくないとか友引に葬式をしたくない方とか様々でございます。
 
しかしながら市役所・行政がそれをしていいのでしょうか?
 
例えば今日は13日の金曜日だから結婚届は受け付けないなどと市役所が言ったら大変なことでございますね。
 
公務員・行政が特定の宗教の宗派の考えに基づいて葬儀ができないというのはいいのでしょうか?
 
しかしながら岡山市の公式ホームページに書いてございますように岡山市の火葬場は友引は休みでございます。
 
もう一度申しますけれども特定の宗教の教義に従って公務員が職務を放棄しているのであります。個人がどう考えるかは自由ですけれども 岡山市が運営している火葬場でこれは許されるのでしょうか?
 
これは岡山市の公式ホームページに書いてある事実です。
 
 
 
 ちょうどその後 友人と弁護士にこの話をしたら 具体的に 葬儀場の 費用や親戚や家族のホテル代が余分にかかった以上は 国賠訴訟を起こせば 100%勝てると言っていました。