8 ㎝ 小型バックロードホーンの製作 と TV 用 AUDIO システム
雨にも負け風にも負けて、冬の寒さにも夏の暑さにも負けて、宮沢賢治のようにはいかない軟弱者の私は、山野草の探索や野鳥観察には出掛けずに、家でゴロゴロしており、ブログの投稿も滞っています。ん・・・ なんか同じような文章を以前にも書いたような ・・・ 熱中症予防で外出を控えるとしても、ゴロゴロしてばかりでは良くないと、スピーカーの製作を始めました。【8 ㎝ 小型バックロードホーンの製作 】写真 1 完成外観 エンクロージャーは音楽之友社のキット、大きさは H 291 × W 101 × D 196 、スピーカーユニットは FOSTEX の 8 ㎝ メタルコーン フルレンジ SP の M800 です。写真 2 は内部構造を示したもので、内部の一部をマットブラックに塗装してあります。外側を黒塗りする予定のため、外から見える部分を塗装しました。8 ㎝ SPと言えば、以前に製作した 秋月電子通商( 北日本音響 製 ) を使用したスリット型バスレフ SP があります。ユニットを並べて比較してみました( 写真 3 , 4 )。写真 2 内部構造写真 3 左 : FOSTEX M800 , 右 :北日本音響 製 北日本音響 製 の SP は防磁型となっていて永久磁石を覆ってあります。主要諸元を比較してみます。 【 FOSTEX M800 】インピーダンス = 8 Ω 、 再生周波数帯域 = 105~ 32,000 Hz 、 出力音圧レベル = 82.5dB/W 、 定格入力 = 5W 、最大入力 = ?W 、 マグネット質量 = 103 g 【 北日本音響 SP 】 インピーダンス = 8 Ω 、 再生周波数帯域 = 130 ~ 20,000 Hz 、 出力音圧レベル = 83 dB/W 、 定格入力 = 10 W 、最大入力 = 15 W 、 マグネット質量 = 81.3 g FOSTEX M800 は再生周波数帯域が広く、低域 高域 とも上回っています。磁石も大きいようです。出力音圧レベル と 定格入力は、北日本音響 SP の方が大きな値となっています。数値的なものよりは、実際に試聴してみた自身の耳で判断すべきと私は考えています。好みの問題もあります。写真 4 裏面 バックロードホーンはちょっと癖のある音なのでは ? と思っていましたが、このモデルに関してはそのようなことはなく、まとまりのある音に感じました。「 内部を安易に塗装するのは良くない ? 」とどこかで聞いたような気がしましたが、思い出した時にはもう塗装していました。 【TV 用 AUDIO システム 】 私は薄型液晶テレビの音響は、情けない音と感じてしまいます。スピーカーはユニットだけでなくその箱( エンクロージャー)が重要です。技術がアップしてユニットの性能がどんなに上がっても、十分な容積が得られなければ、豊かな音を再生できません。そのため、5.1ch サラウンドシステム( フロントのセンターと左右 , バックの左右 , そしてサブウーファー)なるものがあるのでしょうが、狭い部屋にそんなに多くの SP は置けません。 そこで、かなり以前からブラウン管 TV 用の TV 台にアンプ等をセットして、TV 音声を 2.0ch stereo で聞いています。写真 5 TV 視聴システム システムを構成する機種は、上段右に アンプ : ONKYO A-905FX2 , 上段左上に 車載用中華製アンプ : ST-838 ,上段左下に CS チューナー : Panasonic TA-HR450P , 下段右に スピーカーセレクター : LUXMAN AS-5Ⅲ , 下段左に CD プレーヤー : ONKYO C-701A , さらにその下に ブルーレイレコーダー :Panasonic DMR-BRT1030です。写真 6 システム構成機種 スピーカーは以前は PC 用のブルートゥース アクティブスピーカーを設置していましたが、あまり音が良くないので外し、また FF105WK を使った自作スピーカーは、少し大きいのでこれも外し、替わりに 2 種類の 8㎝ スピーカーを設置しました。スピーカーは TV の後ろにコスパでちょっと話題の YAMAHA NS-BP200と ONKYOD-109M を良い設置ではありませんが、 TV 画面の斜め左右端に向けて設置してあります。4 種のスピーカーをセレクターで切り替えて聞くことができます。 システムの構築により、「 この CM、こんなにベースの低音が出ていたんだ 」などと、今まで聞こえていなかった音が聞こえるようになりました。 他の部屋に設置した 27 ㎝ の ウーファー を備えた3 way SP で、チューナーから NEWS を聞くと、男性アナウンサーの低音がやけに響いたりします。私はこれが嫌いなので、TV の音声は小さ目の SP で聞くのが好きです。 しかし映画などの視聴時には迫力のあるサウンドの再生のため、サブウーファーを HARDOFF あたりで手に入れて 2.1ch にしようと考えています。
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