2024-06-27

 

 暑い・天気が良くない・体調が悪い などと理由をつけて、一週間ほど前から、朝になって三度も出発を取りやめていました。花の少ない季節ということもありますが、これから咲く花の成長具合の確認もあり、少々重い腰を上げて高尾山に出掛けました。

 

 

 

【 ケーブルカー もみじ号 】

 

 予定する歩程が長い場合は体の負担軽減のため、よく🚠を利用します。いつもと同じ時刻に発車の🚠に乗ったのですが、すれ違うのは「 あれれ !  あおば号じゃない 」、この時初めていつも乗っているもみじ号ではなく、あおば号に乗っていることに気が付きました。おそらく今月初めの施設点検工事で入れ替わったのでしょう。そしてヘッドマークが普段と違うことに気が付きました。「 織姫号 」になっています。

 

 

 

 

 

【 アカショウマ 赤升麻 】 

 

 晒菜升麻( サラシナショウマ )に似ていて、地下の太い根茎が赤いことから名前が付いたそうです。でも私が思うには、晒菜升麻は丸いブラシのような動物の尻尾のような形で、赤升麻は先端にいくほど細くなっていて、見た目の印象はかなり異なっているように思います。

 

 

 

 

 

【 ツチアケビ 土木通 】

 

 すぐ近くの別場所は昨年は数多くの株が生育しましたが、今年は一株だけで、もうすでに枯れ始めてしまっています。写真の所のものは今年は、まずまずの状況でしょうか ?  しかし最盛期は少し過ぎてしまったようです。

 

 

 

 

 

 

【 オオバジャノヒゲ 大葉蛇の髭 】

 

 オオバジャノヒゲはうつむき加減に花をつけるので、しゃがみ込んで写真を撮ろうとすると、リュックの重みで尻もちをつきそうになるので、傾斜面の少し上に咲いている花を下から撮りました。

 

 

 

 

【 オオバギボウシ 大葉擬宝珠 】

 

 八重咲きの花ように見えますが、これは一つの花ではなく、いくつもの花の萼片や苞などが集まったもので、成長とともに間隔が拡がり次第に花が現れてくるようです。萼片や苞の間に、少しだけ蕾のようなものが覗いているように見えます。

 

 

 

 

【 タカトウダイ 高灯台 】

 

 暑い時期に咲くのはタカトウダイ( 高灯台 )で、ナツトウダイ( 夏灯台 )はトウダイグサのなかでは春いちばん早くに花が咲きます。ならば夏灯台ではなく春灯台ですよね ・・・

 

 

 

 

【 オカトラノオ 丘虎の尾 】

 

 花穂が垂れ下がって先端が少し上がる。先の先まで神経が通っていて、筋肉質みたいなトラの尾のようだからでしょうか、トラやチーターは尾でバランスをとり方向転換をして獲物を追います。白い花は下から徐々に開花していきます。

 

 

 

 

 

【 トチバニンジン 栃葉人参 】

 

 一番上の散状花序はかなり実が膨らんで来ました。下方の花序は開花したばかりのようです。写真の一番下のは、隣の株の一番上の散状花序が引っ掛かっているものです。

 

 

 

 

【 ウツボグサ 靫草 】

 

 最初に見つけた一つだけ孤独に咲いていたウツボグサです。少し先に 20 株ほどの小群落がありましたが、この孤独な奴の花色が、薄青紫色で若々しく透きとおるようで綺麗に感じられました。

 

 

 

 

【 ミゾホオズキ 溝酸漿 】

 

 小さくて優しい黄色というよりは柔らかなクリーム色のような花が目に付きました。小さな草の葉が撮影の邪魔をするので、避けようとしたら花が ポロッ と落ちてしまいました。「 ごめんね ! 」 気を取り直して別の花の写真を撮らせてもらいました。

 

 

 

 

【 ヒメコウゾ 姫楮 】

 

 和紙の原料になり、そして食すこともできます。その味についてはちょっと面白い表現がされています。果てしなく甘く、だらしない甘さとも言えるのだそうです。経験はありませんが、口の中にいつまでも残る甘さなのでしょうか ?

 

 

 

 

【 ナナフシモドキ ? 】

 

 4 本脚のようですが、前脚の 2 本は揃えて前方につき出していて触角のように見えます。触角は隠れてよく見えませんが、ナナフシであれば脚と同じぐらいの長さがあり、細いながらも目立つはずです。長くはないようなのでこいつはナナフシモドキのようです。