この時期自宅周辺でも、鮮やかな色彩の雑草や園芸種の花々が咲いています。車では目に留まらずに通り過ぎてしまうだけですが、歩けば様々な花が咲いていることに気が付きます。

 

 

 

【 ネジバナ 捩花 】

 

 ネジバナは雑草と思われがちですが、日本に自生する原種のランです。右巻き・左巻き があるようですが、この時咲いていたのはまだ幼い株ばかりのためか、どちら巻きか分かりませんでした。

 

 

 

 

【 ヤエドクダミ 八重蕺 】

 

 この時期よく見掛けるドクダミですが、比較的よく通る道端に八重咲のドクダミを見つけました。八重咲のものは通常のものに比べると、綺麗な陶器のような白に感じてしまいます。

 

 

 

 

【 ヒナキキョウソウ 雛桔梗草 】

 

 桔梗草か雛桔梗草か ?  葉が茎を抱いていれば桔梗草、抱いていなければ雛桔梗草、そして雛桔梗草は一つの花を付け、複数の花をつけていれば桔梗草です。下の写真は二株の雛桔梗草を撮ったものです。

 

 

 

 

【 ムシトリナデシコ 虫捕り撫子 】

 

 虫捕りなどと言う名が付いていますが、食虫植物ではありません。花の少し下の茎にネバネバした部分があって、そこで受粉に貢献しないアリなどを捕らえて関所止めし、大切な蜜は花粉を運んでくれる蝶や蜂達のために守っているのだそうです。


 

 

 アリ は ホトケノザ・タチツボスミレ・カタクリ などの植物では、種子に付いたエライオソームという物質が好みで、その場では食べずに巣まで運んでエライオソームを食べた後、種子はそのまま捨てるので繁殖に貢献しているそうです。植物がアリを操っているようです。

 

 

 

【 デュランタ・タカラヅカ 】

 

 近所のお宅の塀越しに、花茎に径1cmほどの花を房状につけて垂れ下がっています。5 枚の花弁は濃紫色で白く縁取られていて、なんとも可愛い花です。

 

 

 

 

【 ノウゼンカズラ 】

 

 橙色のトランペットのような形をした大きな花を付ける蔓性の植物です。英語では トランペット・フラワー と呼ばれます。古来より有毒であるとされ、触れた手で目をこすると失明するなどとされていましたが、そんなことはなく無毒だそうです。

 

 

 

 

【 ガクアジサイ 額紫陽花 】

 

 我が家の庭のアジサイです。花後の剪定で毎年失敗しています。「 時期は 7 月末、脇芽の少し上で剪定する 」と分かっていながら、毎年暑さにかまけて剪定が遅れ、また下方まで切り過ぎてしまうのです。これでは翌年の花付きが悪くなってしまいます。今年こそは ・・・

 

 

 

 

 

【 ムラサキ & イモ カタバミ 】

 

 一見よく似ているようですが、花の中心部分が淡緑色なのがムラサキカタバミ( 上の写真 )で、中心部分が濃赤紫色( 濃ピンク色 )なのがイモカタバミ( 下の写真 )です。

 

 

 

 

 

【 サルビア・ガラニチカ 】

 

 「 メドーセージ 」の名で流通していることが多いそうです。よく見る赤いサルビアの紫版みたいです。


 

 

 

【 シモツケ 下野 】

 

 シモツケは木本、草本のシモツケソウと花はよく似ていますが、シモツケの葉は単葉の狭卵形、シモツケソウの葉は 5 裂する頂小葉なので見分けられます。

 

 

 

・・・ 庭・散歩道の花 9-② に続きます・・・