【斜め上からの写真】

 

【f0とQ0の実測値に対して最適なバス・ブースト設定のシミュレーション】

 

組立直後のf0実測値は94Hz、Q0実測値は0.63で、特にQ0が十分小さい。

赤の線がNo.81のアンプの【150Hz】ポジションでのバス・ブースト特性。

青の線が、このSPに上記バス・ブーストを適用した場合の総合特性。

低域の下限周波数(-6dB辺り)は、概ね40Hz位で、十分な性能です。

20cmユニット使用にしては小さな筐体ですが、案外良好です。

 

【ツィータの2402に対する減衰量の設定】

 

2402の音圧レベルが110dB、2115が92dBなので、18dBの差があります。

差が大きいのでNo.83の帯域分割回路の固定減衰量を16dBとしました。

残りの2dB分を可変ATTで与えて鳴らしてみました。

 

【鳴らしている様子(放送録画した音楽ソースやBD・CDを再生)】

 

2402は寸前まで鳴らしていたのですが、2115は1年以上鳴らしてません。

聴いていると、低域に対して高域の勝った周波数バランスに聴こえます。

(特に低域端は不足しているように聴こえました。)

可変ATTを2dB⇒4dBとすれば、なんとか聴感上のバランスが取れました。

 

ここで、慣らし運転を行う事にしました。(凝り固まっているのをほぐす)

ピンクノイズを、ピークで数mWのレベルで10時間鳴らしました。

(ホワイトノイズは周波数当りエネルギー均一で高域偏重となるので、

オクターブ当りエネルギー均一のピンクノイズをつかいます。)

 

これで、バランスが改善され、可変ATTを2dBに戻す事が出来ました。

更に良くなる事を期待し、ピンクノイズを一日8時間で連日鳴らしました。

4日経った頃には音色・音質は概ね安定してきたので慣らし終了です。

 

音は変化しましたが、f0は3%、Q0が2%程度低下しただけでした。

(低域端に不足を感じていた点は解消されたにも関わらず 何故?)

聴感に変化を感じた割には測定値が変わらず何だか不思議な感じです。

 

【プリアンプとブルーレイ・レコーダ】

 

プリアンプ(一番下)は、No.14で紹介したものです。

上の2台はブルーレイ・レコーダで、TV放送(主にBSを録画)がソースです。

(ヤフオク中古なので、安いです。)

 

【パワーアンプ3台とチャンネル・デバイダ】

 

一番上はNo.23の電源をスイッチング型からトランスに変更したもの。

(ツィータ075用で、電源からのノイズを減らす(半減)為に替えました。)

下の2台は、No.28で紹介したものです。

右のチャンネル・デバイダは、No.30で紹介したものです。

 

パワーアンプの上2台とチャンネル・デバイダはLE10A+075用です。

一番下のパワーアンプは全帯域用で、このSP用に使用しました。

(普段はD208(2110)+075用です。)

 

【JBL LE10A+075とD208(2110)+075のスピーカシステム2組】

 

内側の組格子付きのSPはLE10Aで、箱の上に075が載っています。

外側のSPはD208(2110)+075です。

普段はこの状態から、どちらかのSPを選んで聴いています。

 

次回に続きます。