もぎたて!アメリカ暮らし。  -12ページ目

ドリフトブーム、おかげで徹夜。

今は、全米でドリフトブームである。


日本からのD1グランプリ、そしてアメリカ独自のフォーミュラDというのが2大イベントらしい。


友人のショップも、日本から競技車両として3台、ドライバー3人体制でフォーミュラDに挑んでいる。


旧車とばかり付き合っているオイラには、あまり縁のない世界だけど、その友人のチーム車両3台のロールケージを新レギュレーションに合わせて、改造してくれと頼まれた。

まぁ、改造といっても、ドアのすぐ内側にあたるところに、一本入っているバーにパイプを足して“X”字型にするか、もしくは平行にもう一本入れ、上下のバーをブリッジでつないだ形にするか、のどちらかでよいらしい。


もともとあるバーを使ってのX字だと、運転中にひじが当たりそうということで、平行に追加を入れるよう、頼まれた。


んじゃ、やりましょう。


ケージ1

使用するパイプは、こんなの。厚さもレギュレーションに合うもの。

短いのは、ブリッジ用にカットしたもの。



ケージ2   ケージ3

パイプに合うよう、ブリッジにする短いパイプをノッチング。

ブリッジは片側2本でよいとのことなので、一台で左右4個、3台分12個。ノッチは24箇所に作ることになる。

さらに、ケージ本体側に短いパイプが1台につき4本必要。

パイプの型を取る工具など持ってないので(欲しいけど)、形を見ながら削る。


パーツが出来たら、車両に合わせながら位置決め、点付けする。


位置決めできたら、そっとクルマから外し溶接していくのだが・・・・・、作業ベンチの上がいっぱいで空いてなかったので、


ケージ4

地べたで溶接・・・・・。

アタマが熱くて、オシリが寒い。腰も痛い。


ケージ5  

で、こんな風にしておけば、新レギュレーションに合い、車検に通るらしい。

別に、元の一本だけでも良いような気もするけど・・・。


ロールケージ本体側にも短いパイプを溶接し、つなぎのスリーブはボルト止めでかまわないらしい。

んじゃ、その辺とペイントは、やっておいてねん。

オイラは2台目に取り掛かるからん。


そして、


レイ号2   レイ号1

出来上がりは、こんな感じで、3台分。 ふう。





こちらの都合とドリフトイベントの予定でこの日に終わらせなきゃいけなかったので、3台分終えたら開始が午後だったこともあり、久しぶりの徹夜状態に。


あー、疲れちゃった。

疲れたときとか満腹のときは、ヨタローの運転もキツイけど、明け方の空いた道を走って帰りましょう。


・・・・・・・・

後日、3台とも車検に通り、一安心。

これからも、がんばってドリフトしてね。


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夕涼み

最近、少し暖かくなってきたので、風呂上りに息子と夕涼みの散歩に出かける。

早く帰宅した日には、息子と一緒にお風呂に入るので、風呂上りは2人してポッポ、ポッポしてるのだ。


この散歩には、まれに娘も参加する。


我が家は、小さなストリートの行き止まりにあり、そこがもう公園なのだ。ほぼ家の前が公園である。公園は、住宅地の間を表の通りまでずっと続いており、通りをはさんでさらに続く。


夜なので、それに体が冷えてくるので、まぁそんなに遠くは行かないけど。


パパは、今頃はまだヘンなTシャツにヘンなズボン、夏になるとじんべえ、というイカした格好で、娘はかっこいいTシャツにかっこいいズボン、息子はどっから見てもパジャマみたいなパジャマに、なぜかタオルを持参という、もしかしたら一番正しいかも知れない格好である。

夕涼み1

お気に入りのナナメに生えた木の前で。




履物にも各自気を使い、パパはヘンなビーサン、娘はかっこいいサンダル、息子はスリッパみたいなサンダルみたいなモノを時々気分で左右逆に履いたりしているが、ピーピー音の鳴るサンダルは卒業したようでありがたい。

あれは、歩いていると、

♪ピッ、プ~、ピッ、プ~、ピッ、プップゥ~♪

と鳴り、

走ったりしちゃうと

♪ピコッピ!、ピコッピ!、ピコッピ!!♪

と、夜の公園では結構うるさいものなのだ。


外灯の下では、影でいろんなことをしてみたりする。

最近のお気に入りは、両手を頭の上に乗せ、ちょうど腕が目の形、頭が黒目になるようにして、頭を動かすと目玉がキョロキョロしてる様に見えるので練習を重ねている。

これは、人が通りかかるとちょっと恥ずかしいのだ。

夜とはいえ、まだ8時台だから犬を散歩してる人や、スケートボードに乗ってる若者なんかもチラホラしている。


このようにして、また肌寒い季節が来るまで、夕涼みは楽しめるのである。

 

夕涼み2




オースチン ヒーレー スプライト・カニ目

ヒーレースプライト、日本では、通称カニ目。

こっちだと、バグアイ、たまにフロッグアイなんて呼ばれる。


カニ目


愛嬌のある顔は、正面から見ると、“カニ目” が一番ピッタリの愛称だと思うけど。


ローカルのアメリカ人のお客さんからの依頼で組んでいる。

こちらではよくあるパターンだけど、バラバラのクルマを買ったようで、底が抜けそうな古い段ボール箱いくつかに詰められていたパーツは、もちろん使えないものもあるし、紛失していて足りないパーツもたくさん。


使えるものは、リビルトしましょう。

こんな感じ。

カニ目ジェネレーター1  カニ目ジェネレーター2

地道な作業が続いております。


今後必要なパーツをリストしてみたら、かなりの量になっちゃった。

新品では、手に入らなそうなものもあるけど何とかしなくては。


カニ目くんが、また走り出す日が楽しみ。

お客さんのクルマだけど、楽しみ。


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息子の名誉のために

6月8日に書いた、


“オープンハウス ~ 小学校”


で、生徒達の日本風水墨画の写真を載せ、それらに描かれているハンコっぽい漢字がアメリカ人の生徒でもちゃんと書いている子もいるのに、ウチの息子と来たら・・・という事を書いたが、息子からクレームが。


息子いわく、ちゃんと自分で調べた子もいたが、何人かの友達が日本人だからということで、息子に漢字を教えてもらいにきたそうだ。


で、“金”やら、“木”やら、知ってる漢字をその子達に教えていったら、自分の分がネタ切れ、となってしまったらしい。


・・・・・すごく、ネタ少ないな。




で、困ったあげく、件のこの漢字が登場したのだが、

Eスクール13

“車庫に入っている車”

をイメージしたということである。

イメージしちゃったはいいが、なんと読む?



息子よ、これでいいかい?

名誉挽回かい?

さらに追い詰められた気がしないでもないが。


たくましく育っておくれ。







ママは名カメラマン!!

なにやら、日系企業の組合みたいのが主催する運動会があり、その組合に属する会社で働く友人に誘われてママと子供らが行ってきた。なぜこの時期なのかはよく分からない。


パパは行けないので、ママよろしくね。


3人で帰ってくると、みやげ話を聞かされる。

娘も息子もいろいろな競技に参加して、楽しんだこと、かけっこは、かなり速くて、50m、200m、400mなど出走しまくった様子。


トラックに線は引いてあるが、それは無視して、スタートしたら全走者とも内側に寄って走って良いのだが、いくらママが説明しても息子は理解できず、パニックで泣き出しそうになったので、最終的にママが与えた指示は、


走る人好きなところを走れ走る人


これで安心した息子はやる気満々でスタートラインに。


ヨーイ、ドン!


で息子はダッシュ!!と思いきや、他の走者の様子を見ながら徐行、自分より外側からスタートした人たちに、

“どうぞ、どうぞ”

と道を譲り、みんながきれいに内側で一列になった時、ようやく全力で走りだし、外側から抜きまくるが、一歩及ばず、第2位。

しかし、このどちらかというと動物並みの知能と体力で賞品のミニカーを獲得、ご満悦。

短距離走で徐行するとは、初めて聞く作戦である。


娘は、中学生以上だったので、成人までが一緒に走る。

中学一年生だから、このクラスでは最年少、一番オチビちゃんである。

しかし、よく健闘し、同じく2位、商品の折りたたみいすを獲得。


ほか、子供達は借り物競争などにも出場、ママは綱引きに出場、参加賞やらなにやらをもらって来た。


というような話をママから聞き、ママの撮った写真を見せてもらう。


娘の走っている姿を撮ろうとしたらしいが、


“すっごい速いの、ビューンっていっちゃうから写らないの!!”


・・・・・そんな、目の前をF1が走るわけじゃあるまいし、どれどれ見せてみ。


!!うわっ、ホントだ、すっげー速え~!!((((((ノ゚⊿゚)ノ!!


・・・・・ってそんなバカな、これママがヘタなんじゃないの??


JBA運動会

それとも、ひじだけチラッと残せるなんて、むしろすごい技なのか?

ママは名カメラマンかもしれない。


カリフォルニア、こんな日も・・・・・

以前に、ピーカン晴れた時に我が家の玄関前から取った写真と同じように今朝の空模様を撮ってみる。時間帯もほぼ同じ、午前8:30ごろ。


くもり


どよ~ん。


おまけに、夜のうちは雨が降ったみたい。

あめヨタロー

ヨタローも、どどよ~ん。


夏が来たかと思いきや、まだひょっこり、こんな日もあるみたい。

涼しいのはいいけどね。



オープンハウス ~ 小学校

先日の、娘が通うミドルスクールに続き、息子の小学校、エレメンタリースクールでもオープンハウスがあった。


息子のほうは、なにやら不安ではあるが、勇気を出して行ってみよう。


Eスクール1

生徒達が作ったタイルがお出迎え。


Eスクール2

ボランティアの生徒と親達が手作りケーキやらクッキーを売っているコーナーを見つけ、息子は早速こんなアイスをおねだり。一粒一粒が小さなアイス。

“ディッピンドッツ”というらしい。ご満悦。



ささ、いざ教室へ。

Eスクール7   Eスクール6

各教室で、手を洗えるようになっている。 いいかも。




Eスクール4   Eスクール11

お金の数え方や、単語表。


Eスクール3

自分の横顔のシルエットに、ヒントを添えて自分が誰か当ててもらうというもの。

息子のは、

“ボクは、クラスで一番背が低いです”

“ボクは、オモシロイです。”

“ボクは、鎖骨を折りました” 

・・・・・すごい大ヒントだぞ、それは。



おお、日本の水墨画風の作品が!!

Eスクール9

右下に小さくハンコのように漢字が一文字、入れられている。それっぽいものを書いてる子もいれば、ちゃんと漢字を調べて正しく書いている子も。

感心しちゃうな。


ふふふ、しかし我が息子は、日本人、これはさぞかし・・・・・

Eスクール8 Eスクール13

息子よ!!

この里みたいのが、いきおいついて、とんがっちゃって、おまけに囲まれちゃったものは、何という漢字ですか?

勝手に作らないように。



Eスクール10

そしてこれが、レインボーチャート!!



洗濯バサミが各生徒である。一つ一つに出席番号が記入されている。

毎朝、真ん中の緑色から始まり、良いことをしたり先生の手伝いをしたりすると、その生徒の洗濯バサミは黄色、オレンジ、赤、と、一段づつ上に上がっていき、逆に先生に注意されたり、行いがよくないと青、紫、黒、と一段づつ下がってしまうのだ。その日の最終的な色が、連絡帳に書かれているので親も知ることが出来る。


時々、紫なんてもらってくるが、先生に聞くと、

“何度注意しても、おしゃべりをやめなかったので・・・”

という様なお答え。さらに、

“・・・でも、クラスで一番、面白くて楽しい生徒です” γ(▽´ )ツヾ( `▽)ゞ


んー、じゃ、OK!!


Eスクール12

そして、夜8時過ぎ、いろいろ見たし、家へ帰ろう。

運動場からそのまま公園につながっている、学校の裏手。


先生、明日もよろしくね。






街で見かけた ~ロータス・エラン~

さて今日も、我が愛車、ヨタローに乗って・・・


出発!!



出発

ぶほほぉ~、ぶほん、ぶほん!!


いつものように大通りから一本隣の空いてる道を走って・・・いつものように大体同じところで電動ファンのスイッチONにして・・・。


ん、んん~、約1ブロック前方に赤い車体に黒いホロのスポーツカー発見。

マツダ・ミアータかしらん。


ちょっと近づいてみよう、

ぶほほほ~ん、ぶほん、ぶほ~ん。


あれ?

あの鏡餅みたいな後姿は、エランじゃん!!

エランっていっても、2世代目、いすゞエンジンのFFのヤツ。まだ新しかった頃に日本で仕事では何台か乗ったけど意外と面白かったなぁ、FFは好きではないけど。

あ、こっちでも1台やったな、ずいぶん前の話、懐かしいな。

というか、ここら辺の路上でロータス同士が出会うのは珍しいじゃない?これはご挨拶せねば、のう、ヨタロー。


という訳で、エランちゃ~ん、ちょっと待ってね、

ぶほほほ~ん、ぶほ、ぶほぶほ~。


エランちゃんがゆっくり走ってるおかげで容易に追いつき、

“ほれ、こっちもロータスですよ!!”

“・・・・・・・”

反応なし。o(;△;)o

ありゃ、ペッタンコでミラーにも写んないのかな、でも,かなりうるさいクルマだし、気が付かないはずはないと思うけど。


ならば、

反復横飛び作戦。(`ε´)


ヨタローを右に左に振り回し、気づいてもらおう。

ぶほ、きゅっ、ぶほ、きゅっ、ぶほ、おっとっと。

反応なし。(/TДT)/ がぁ~。


くう~、こうなったら、横に並んじゃうぞ、そーだよ、二車線じゃん。

ぶほぇ~、ほえ~ほえ~


はーい、こんにちは~!ヘ(゚∀゚*)ノ


エランのドライバーは・・・・・きっとヨタローが自分のクルマと同じロータスだということも知らなくて、エランに乗ってるのはただ、なんだかちょっと珍しくてみんなと違って、オープンだしスポーツカーだし、色は赤だし、だからワタシこれ乗ってます、といった感じの若い女性で、


こっちをにらんでます。(  ̄っ ̄)

若干、怯えも入ってます。



ヨタロー、失速・・・。

ぶうぉ~へ~しゅるしゅるしゅる・・・・・・


エランはそのすぐ先で、右折して消えて行き・・・。


おねーさん、そのエラン大事にしてね、驚かせてスミマセンでした。

あー、ビックリした。



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言葉の壁~子供編

子供は英語の覚えも早い・・・。


その通りなんだけど、子供には子供なりの苦労があるようで。両親が日本人だからどうしても日米両語を使うことになるからそりゃ大変。

上の娘は赤ん坊の頃にカリフォルニアに引っ越してきてる。保育園に入る前は話すのは親が中心だから当然日本語。ママと一緒に地元のマザーズクラブなるものに入って時々公園などで集まっていたが、まだ話なんて通じなくても遊べちゃうお年頃なので問題なし。


ところが保育園に入るとそうはいかない、英語でのコミニケーションが不可欠。本人は友達や先生の言ってる事が分からないし、言いたい事もうまく伝えられないので彼女なりに奮闘し、また困っていたようだ。

例えば日本人の子供達とオママゴトをして遊ぶときは、必ずお母さんとか、お姉さんの役をやりたがる。ところがアメリカ人の中に入ると赤ちゃんか、犬や猫などのペットをやりたがる。これは、バブバブとかワンワンとかミャーミャーとか、しゃべらなくて済む役どころなのだ。ホントはお母さんやお姉さんをやりたかったんだろうが演じきれないのだ。それでもメキメキと英語に慣れて比較的早い時期にお母さんもお姉さんも出来る様になっていたのは驚き。

5歳のときには、“頭の中に日本語と英語のお部屋があってね、日本語のときは日本語のお部屋の電気をつけて英語のお部屋の電気は消すの。”と言ってのけた。スイッチ付いてんだ、すごいな。


息子はアメリカ生まれだけど、保育園でも怯むことなく日本語で話してた。小さな心で悩んでた娘とはなんという違い。6歳に近い頃、5歳で娘が発言した“頭のお部屋”の話しをして、それじゃ息子の頭はどうかな?と思い質問してみると、

“ママのお部屋”・・・・・ダメだこりゃ、めげずにママのお部屋だけなの?と聞いてみる。

“うん、パパのお部屋は、ない”

どー言うことかよく分からんが、そういう事みたい。まぁしかし、言葉のことやその他、何も気にせず学校に馴染めちゃったのは良いことだ。


そんな子供達も、娘は12歳、息子は8歳になる。

どちらもすっかり英語のほうが楽なようだ。しかし、我が家はアメリカ人のお友達が来ているとき以外は、英語は禁止だ!日本語をちゃんと覚えてもらわにゃ困る。


そう・・・実は、日本語のほうが子供らにとっては言葉の壁なのだ。


でもね、日本語を話せなかったら、日本にいるジジ、ババとも話せないし、我が家は日本人家族で異国に暮らしてるのだ、いつ何があって日本で生活するような状況になるやも知れぬ。ずっとアメリカにいるにしても日本語は役立つだろう。ギュウギュウに勉強させる気はないが、せめて日本語は生活の中からだけでも学んで欲しい。


とはいうものの、もちろん家庭だけでは不十分で毎週土曜日には日本語補習校に通っている。

日本語の読み書きや日本の事を習ったり、お弁当を食べたり、運動会があったり、友達と遊んだり、それなりに楽しんでる様子。本人達も行きたがるから続けている。


それでも、姉弟で話してると英語になるし、娘とママが何やらモメてるとママ日本語、娘英語で言い合ったりしてる。うーむ。


ま、娘は割りと普通だからいけど困っちゃうのは息子。どうも他所の子供らをみても、言葉や語学と言うものに関しては女の子のほうが優れているような気がする。息子は時々英語でも日本語でも何を言ってるのやら分からんときがある。ブシュー、ポッポー、シャーといった擬音は表現豊かなんだけど。


日本語補習校での作文なんてかなり解読が困難。

“ぼくわ、てんげぢんげで、とわくいーをたべました。”

これは彼なりに英語を日本語で書き表現しようとしたらしい。

正解は、

“ぼくは、サンクスギビングでターキーをたべました。” 

    

テストでは、キツツキの話を読み、“キツツキはくちばしで木をつつき穴をあけ・・・・・うんぬん・・・。”

で、問題欄に木をつついているくちばしのアップの絵があり、“これは何のくちばしですか?”とあった。

息子の答えは大きな字で元気に

ヒヨコハチドリヒヨコ

・・・問題読まずにカンで答えたにしてもなぜ、ハチドリ?そんな、マイナーっぽいハチドリ。


話していても、

“ぼくは、ママといるときが、いちぼん、しわよせドキドキ。”

一番幸せ、ね。ハートどきどきしてる場合じゃないよ、こら。

しわよせ、なんて言葉はもちろん知らないから偶然だろうが、ちょっと面白いぞ、しわよせ。


他にも、

ぼっこり=ばっかり、

おとのしみ=おたのしみ

~でっか=~しか

今日はなんすでー?=今日は何曜日?

パンチがぬける=パンツが脱げる


などなど。


でも、こっちが慣れてきちゃうんだな。

夜、息子と散歩してたら

“このタイムに犬ウォークしてるよね”

一瞬、犬ウォークしっぽフリフリってどんな歩きだ?

と思うものの、

ああ、“近所の犬がよくこの位の時間に散歩してるね” 

ということだな、とピンと来て

“ああ、そうだな”と答えてしまう。で一応、確認するとやはりその通り。


最近、このようにクイズ形式のような息子のしゃべりにさえ慣れてしまい、正解率もアップ。

いかん、いかん、その都度、正しく直さなければ。

と、こんな感じで、幼少の頃より異国で育つと、むしろ日本語を身に付けるのが大変、というお話。

これ、結構、切実なんだけど、日々おもしろくて・・・・・。どうなっちゃうんでしょ?




カッコイイじいちゃん ドン

ドンは、カリフォルニア生まれのじーちゃんである。

名前だけ聞くと犬みたいだけど。

今、70歳半ばくらいだ。


1951年以来、メルセデス・ベンツしか乗り継いでいないという、相当なMBZマニアである。

日頃のアシは、W126、560SECである。走行距離は、キロで言うと40万キロは超えている。これがドンいわく最後のメルセデスらしい。これ以降の車は“プラスチックカー”といって乗ろうとしない。

560に水をバシャバシャぶっかけて、路地の一番奥までユルユルとバックしていき、いきなりホイールスピンさせてフル加速、戻ってくると、

“いやー、乾いた、乾いた”

といって洗車を終えるドンは実はすごくコンディションの良いクラッシック・メルセデスを何台か所有している。

220カブリオレ、300SCサンルーフ、300SLガルウイング、それからタテ目のクーペやセダンなんかはジャンクを含め多数・・・・・・。


300SCは、1975年のぺブルビーチ・コンコースのウィナーである。タキシードなんか着ちゃって誇らしげな若いドンが写ってる写真を見せてもらったことがある。ちなみに、普段はきたないTーシャツにズッコケそうなGパンである。


ガルウイングは、数年前のカナダでのガルウイングミーティングに参加してきた。

てっきり陸送して自分は飛行機で飛んだのかと思いきや、

“走ってった。女房も乗せて。暑いからベリーパンは外しってったけど。”

へぇ~!驚いていると、

”走るんだから乗ってきゃいいことだろ?遠かったけどな、んでもってやっぱり暑かった。ははは。”

はははっていってもねえ。


ドンのガルウイングくらいのコンディションだと今のアメリカでの相場は40万ドルを越すよ。フリーウェイで石はね受けながら、虫へばりつけながら何日も走ったのね。

それよりも、70歳過ぎでカナダまで自走するとは、普通のクルマでもしんどいよ。

かっこいいぞ、ドン。

dongull

↑ドンのガルウイング



こんなドンじーちゃんが所有していたクルマのうち、何台かは現在日本に生息している。タテ目のクーペ、カブリオレ、280SLなど。


日本からクルマ探しに来たお客さんが、ポモナのスワップミートやその他、見てまわり、気に入ったものがなく、じゃ、面白いじーさんがいるから見に行きましょう、ということで訪問すると、なぜだかベンツなど予定していなかった人でも、すっかり気に入って買ってしまうのだ。


しかし、納車まで時間がかかる・・・・。

ドンはクルマは趣味なのでこだわる。

現状で十分すばらしい車なのに、

“はるばる日本から来てくれたのだから、恥ずかしいクルマは送れん!!”

“この、シートの小キズが気になる・・・・・・”

などとぼやいていた数日後、クルマを見に行くと、あらステキ、インテリアがなんにもありませーん、からっぽ。おまけにボディーのクロームトリムもないし。

“気になったから、シートは全部染め直して、クロームもやろうかと。エンジンまわりも・・・・・。

と、このように気が済むまでやってしまうので、納車に時間がかかるわけ。もちろん、追加料金はない。ドンがすべて面倒見てくれた、自分で納得するためだからと。


カブリオレにいたっては、ドンの奥様が大事に大事に過剰なほど大事に、21年間乗っていたクルマで、程度、雰囲気ともにすごく良かった。

これも一発で気に入っちゃったお客さんが譲ってもらうことになり、気に入ってもらえたことに満足げなドンと気持ちの良い商談成立。


その数日後・・・・ドンから電話が。

“あれは、ホントに女房がかわいがっていた車なんだ、21年も”

“知ってる、いい車ありがとう。きっと日本でも大切にしてくれるよ”


”・・・・・うんうん、そうなんだけど、実は、

売っちゃったなんて、こわくてとてもじゃないが女房に言えんのだ!!”。・゚゚・(≧д≦)・゚゚・。



奥様の許可なく売っちゃったのかぁ!!!


“笑顔でお客さんと握手してたじゃん~、どうする?”

“うんうん、わかってる、ちゃんと話すから。ちょっと聞いてもらいたかっただけ。”


その後、一週間ほどかけて、ドン、必死に奥様説得。

“お前も年だし、そろそろ新しいクルマに・・・・・”

”最新のメルセデスは、いいぞー”

(??プラスチックカーといって馬鹿にしていなかったかヽ(*'0'*)ツ)


という説得に、ついに奥様も応じたようで、ドンは明るく、

“いやー、女房が新車のコンバーチブル、気に入ってくれて良かった!また20年乗ってもらおう。しかし、とんだ出費になっちゃった・・・・。


何やってるんですか、ドンさん・・・・・。


そして、気持ちも晴れやかになったドンは、

“日本に送るんだから、ホロは新品にしてあげよう、そーだ、あれも、これも。がはははは。”

やっぱりまた、はじまっちゃったんである、病気が。


とは言うものの、このドンじーさんと、クラッシック・メルセデスの組み合わせは、とても素敵に見える。

何か、クルマだけでない不思議な魅力があって、日本のお客さんも欲しくなっちゃうんだろうな。


先日、ドンにあったら、ちょっと歩くと、息が苦しくてしんどいんだ、と言ってた。

おいおい、たのむよ、元気に長生きしてくれよ!!


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