~ Ba.せきたくの『だから日常』 ~ -6ページ目

~ Ba.せきたくの『だから日常』 ~

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もう一人暮らしをはじめて10数年、料理なんか年に2~3回、気が向いたらカレーかシチューを作る程度。

毎日、帰りがけのセブンイレブンに夜中行ってはセブンプレミアムを買って食べてはいるが、こんな生活にも飽きてきたなーって頃に、近くに小さなBARが出来た。

何となく営業のつもりも兼ねて飛び込んでみるけど、とてもアルバイトなんて雇うサイズのハコでは無いな。

どうせ夜ご飯もないもんで、試しにノンアルコールのフルーツカクテルとスペシャリテだと言うフレンチの家庭料理を崩したビーフシチューのような食べ物を定食にして食べてみる。



…ん、んまい!

聞けば、つい最近まで創作フレンチのシェフをしてたとかなんとか。

それからと言うもの、月曜~金曜まで週5日で通う毎日。

野菜がタップリとれる定食に、朝食用にと特性の野菜ジュースを持たせてくれる。

シェフは、無口だけどこういった気の利いたサービスをする。そんなのが俺にとっては、とっても心地いい。


カウンターの一番奥の席がいつもの特等。
気がつくと、ちょうど反対側の席にいつもひとりで来ている女性がいる。見た目は20代も後半ってところ。
居れば挨拶する程度の関係だったが、たまたまその日は満席で、俺たちは隣同士に座ることに。

少し影のあるその子は、時々とてもさみしい顔をする。

その日は、名前だけを聞いた。
「ん?アンジーとでも呼んで」
「あ、ああ…」

彼女はチーズの盛り合わせとワインをグラスに二杯飲むと、毎日店を出るというのがルーティン。

その日も二杯目を飲み終えたところで席を立つ。

「じゃあ」と声を掛けると、彼女は俺の耳元で「(ねぇ、キスして)」

「え?」と聞きなおすと、彼女は口の左側だけを持ち上げて、「ウソ。ふふ」と言って出て行った。


…え?え?

















…こういうの!行きつけのBARがあったら、こういう感じの出会いとかあるでしょ!!!?


いやー、俺、行きつけのBAR欲しいなー。欲しいなー。
こないだ、前の会社の同僚(女性)とチャットしてて、「ねーねー、どんな人が好きなの?ねーねー?」と2人とも三十路にも関わらず、女子全開で盛り上がっていたわけです。


彼女「あたしねー!ディーン好き!」

俺「おー!!なかなかセンスいいじゃん!ディーン元気?」

彼女「元気なんじゃない?」
彼女「会ったことねーけどなwww」

俺「?」
俺「…ジェームズさんとこのディーン?」

彼女「ディーン・オゴーマンって人だよ!しんねーのかよwww」

俺「…おま、『ディーン元気』っつったら、今や日本で一番有名なディーンだと思うが。調べてみ」


俺「…元気なんじゃないってwww」

彼女「ちょっ!wwwwwww」
彼女「…だれこれw」




いやぁ、最近でひっさびさに声出して笑ったなー。^ ^

次に、男性に胸をチラ見されることについてどう思うか聞いてみたところ、

チラ見程度なら何とも思わない・気にしない……68人
男性だから仕方ない……85人
気持ち悪い……38人
いやらしいと思う……19人
やめてほしい……25人




オレ、チラミトカシタコトネーカラ(白目)
昨日は、一日中、乙女心について、真剣に向き合った。
どんな言葉に乙女はキュンキュンするんだろう…。
ずーっと考えてた。いろんなコピーを見たり。

そんなこんなで夜、就寝したわけです。





目が覚めると、俺のおっぱいがパンパンに張っていて、
ちょこっと触ると、母乳がビュービュー出るではありませんか!!!

・・・たいへーん!!!!

とりあえず社員に電話!!



俺「ヤベ―事になった!」

社員「どうした?」

俺「朝起きたら、母乳がビュービュー出る!!」

社員「は?」

俺「母乳がビュービュー出るんだよ!バスタオルじゃおっつかねー位に出てる!」

社員「いい加減にしろ!セクハラにもほどがある!」

俺「セクハラでも何でもいいから、今日のアポは全部代わりに行ってくれ!」

社員「は?」

俺「だって、ボビューがニューニュー」

社員「(…)」

…ガチャ。 ツーツー。

俺「うぉーい!!!!!」





って夢で目が覚めた。
いやー、ひでー夢だった。

女子力を高め過ぎたんだろうな。





もうすぐ36歳になる男、夏に見た悪夢。
彼女は、黒いパンツスーツを着ていて、髪はアップ、ワインレッドの縁あり眼鏡をかけていて、晴れた昼過ぎにおしゃれなカフェのオープンテラスでVAIOのノートパソコンを開いている。

一流企業に勤めていて、課長クラスの役職を持っている30代。

ドライな印象があるけど、俺といる時だけ甘えてくる。

遅くなった夜は、閉店しかけのスーパーで、半額になった惣菜と、風呂上がりに飲むカクテルを一本だけ買う。

車を降りると、社内では絶対に見せない、クシャクシャな笑顔。ちょっとハシャイで階段をかけ上がる。

「おぅい、ちょっと待てよ。」ちょっとだけ怒ったふりをして追いかける俺。

彼女は、靴を脱ぐのと同じタイミングで髪をおろす。同時に、俺の鼻をくすぐる『資生堂つばき』の甘い香り。

我慢できなくて、彼女を後ろからギュッと抱き締める。

「もぅ!」とか何とか言って、振り返ると、ちょっと呆れた顔で、俺に優しくキスするのです。







ま、こういうの、憧れてたよね、おれ。
特段美人と言うわけでも、かわいいと言うわけではない。
俺が勝手につけたあだ名は『チンコロ』
それを言うと彼女は、プクーとふくれるけどね(笑)。

おっとりした性格で、マイペース。トボケタところがあって、俺は、ソコが大好き。

週末だけが、二人のデートの日。
雨上がりの天気の良い日、彼女が言うんだ
「貧乏デートしよう!だってさだってさ、二人とも貧乏ジャン!?」
別に、「いいよ」とも「嫌だ」とも言ってないのに、勝手に話を完結させている。

「さぁ!いくよ!」と俺の手を引いて、車まで向かう。
車についたら、しっかりと自分は助手席に乗っている。

「(さぁて)」とエンジンをかけると同時に、彼女が言う。
「幕張の公園に行こう!途中でマック買って。さぁ行くよ!レッツラゴー!」

俺は、「・・・はいはい」といつものペースに軽くため息をつく。
でも、こんな気ままな感じの性格が大好き。

ドライブスルーで、買うのはいつもの『ビッグマックのセット』
彼女は『チーズバーガーのセット』
それと、二人で飲むマックシェイク。

公園に向かう車中。彼女は、ポテトを3本食べると、俺の口に1本だけ入れてくれる。
マックシェイクをゴクリゴクリと二口飲むと、同じストローで俺に一口だけ飲ませてくれる。

「おいおい。」と文句を言うと、とっさに彼女は「危ない危ない!」と叫ぶ。
・・・ちっとも危なくないのに。
その後、決まって彼女は、「ふ~、危なかった」と言って、ペロッと舌を出す。

公園に着くと、彼女は「運転ご苦労さんっス!お礼に『膝枕』をしてやろう!」と言って、
ベンチに座っている俺の膝に頭をポトリと乗せる。
「おいおい!普通逆だろ!」なんて俺が言っていると、すでにもう寝息をたてている。

「しょうがねぇなぁ。」なんて独り言を言いながら流行の小説なんかを読んでいると、
「やっべ!寝ちった。」とか何とか言いながら、左手で目を擦りながら『ご主人』が目覚める。

「ご主人様、お目覚めですか?」と俺が言うと、彼女は決まって「つぅか起こしてよ!」と、
勝手に寝といてそんな理不尽を吐く。

帰りの車に向かう前に、公園を一周散歩する。
彼女は俺の左手の小指だけを握って、無邪気に微笑んでいる。



のんびりとした週末、無邪気に笑う彼女、どこまでも抜けるような空。
幸せをお腹いっぱいに吸い込むように、大きく一つノビてみる。

「さぁて帰るか」と俺が言って、彼女の家に向かう。

車を止めるのは、彼女の家の一つ手前の曲がり角。
そこで、彼女が左手でシートベルトを引っ張って身体を運転席に持ってくる。

俺に優しくキスをして「大好き」と言う。
それが、いつの間にか出来た二人だけのルール。

一人だけになった帰りの車中も寂しくならないおまじない。

こんな週末が来るから、頑張れる平日がある。
一緒に居ても気疲れしない彼女が大好きなんだ。






・・・って、まぁ、こういう恋愛に憧れてるトコあるよね、俺!
ははは。
彼女とは夕方の17:00に幕張で待ち合わせ。

俺は夕方16:00から海浜幕張でアポ。
時報を左手に、『ポーン』と言う『ラ』の音と同時に先方のお店をノックをする。

「お世話様です。関です。」いつもより少し高い声で挨拶、
「そこでちょっと待ってて」と先方に言われチョコンと座って待つ。
10分ほど待って先方が「ごめんごめん」とか言いながら登場。
ちょっとあせる気持ちもあったけど「お気になさらないで下さい。時間は沢山ありますから・・・」(嘘をついた。)
 
話もある程度落ち着いたときには17:10

『ブーンブーン』彼女からの電話で、バイブが鳴る。丁度、話が途切れたときで、先方から「忙しそうだね。出ても良いよ」などと言われる。俺は「いえいえ、お客様の前で電話に出ることは、以前の会社で絶対にいけない!失礼なことだ!とキツく教育されましたので・・・」と笑みを見せる。

そうこうしてると、また『ブーンブーン』

少しあせった顔をしていたのかな。
先方から「次の約束とかあるんじゃないの?」なんていわれたりして。
俺は正直に「いえいえ、この後、彼女と約束がありまして・・・、でも大丈夫です。失礼いたしました。」と言う。
そうすると先方が「何を言っているんだ。一人の女性も喜ばせない男が、沢山のお客様を喜ばせることなんて出来ないよ。それに、俺と関さんの仲じゃないか(笑)、この件は、契約するよ。だから、『後日』もう一度説明に来てくれないか(笑)」

俺は大きくうなずいて「はい!ありがとうございます!」と元気よく返事をして、先方に満面の笑みを残して『音』よりも先に足を出してるかのごとく駆け出した。

彼女が怒っていないことをイメージしながら、同時に、めちゃめちゃ怒っているという最悪の状況もイメージしながら、先に電話することすら忘れる程に、彼女が居るであろう方向へ一直線に走り出す!!

彼女の顔を確認するよりも先に「ごめん!まじで!ごめん!」

彼女は「こっちこそごめんね。商談中だったんだよね。そっちは大丈夫だったの?」

・・・俺は、大人な、そんでめちゃめちゃ優しい彼女のこんなところが、とっても好き。



もう何年も行っていない、ディズニーランドへ。
仕事をしながらの二人は、アフターシックスパスポートで行く約束をしていた。

ついたのは18:30が少し回ったところ。フルスロットルで走り出した俺の車も1800ccじゃ速いのは『音』だけ(笑)

スーツのままの俺と、少しだけカジュアルにオシャレをしてきた彼女は、全くつりあわないカップルではあったけど、そんなのお構いなしに、ミソジ面した俺たちは学生の頃のように手をつないで駆け出した。

真夏だけど、夕方の風が涼しくて気持ちいい。
『ホーンテッドマンション』では、誰かが言ってた『本当の幽霊が出る場所』とかを彼女の耳元でコソっと話すんだ。「ほんとにぃ?」なんて言った顔がとっても可愛くて、彼女の口に、思わずキスする。「ちょっとちょっと!!」なんてあせった顔をしている彼女に「ごめんごめん」なんて耳元で謝るんだ。

気がつくと、もう閉園の時間。
出口に一番近いお土産屋サンで『7人の小人』の小さな人形を一つだけ買う。
8回行かないと、全部が揃わない。
『彼女と何回でも行ける様に、ずっと仲良しで居られる様に』と言う、俺の勝手な願掛けのようなもの。

「あ~楽しかった。又来ようね。」
次はいつになるか分からないけど、ずっとずっと仲良しでいようねって言う二人の約束の合言葉。

帰りは国道357号をひたすら千葉方面にまっすぐ進む。
「いつもより沢山お金をつかっちゃったから、今日の夜ご飯はラーメンでいっか(笑)」



そんな、一連のデートコースを考えてはいるのですが、相手が居ません。
私とのディズニーデートを経験してみたい女性(女性の心を持つ男性可)大募集中です。
お気軽にご相談ください(笑)
錦糸町の町をかっ歩していると、サラリーマンカップルがいましたよ。

マンの方は、サマージャケットで髪先を遊ばせたりしてさ。
ウーマンの方は、スカートスーツで髪をアップにまとめたりして。

うむうむ、幸せそうだ。

完全におっさん目線でじーと見てしまった。いいなぁ・・・。

いやぁ、おじさんも4年前まではサラリーマンしてましたが、憧れたなぁー、社内恋愛。



誰にも秘密の社内恋愛だから、待ち合わせは、会社から少し離れた二人だけの行きつけのBAR。

彼女は、俺のアシスタントで、いつも一緒に行動している。でも、バレちゃいけないから、他の社員よりも少し厳しめに指導するんだ。

俺の机には、青や赤やピンクのファイルがあって、毎日、帰り際に彼女が俺のところに業務報告をしにくる。その時に、ピンクのファイルを横に倒したら『いつものBARで待ってるね』ってサイン。
それを元のところに直したら、俺からの『OK』ってサイン。

俺は、業務量が結構あって、いつも1時間くらい遅れちゃう。
「ごめんごめん!」ってドアを開けると、ほっぺと鼻を真っ赤にして、まるでアンパンマンみたいな顔になった彼女がいるわけ。

「いいよいいよ、お仕事大変だもんね。そんなの私が一番知ってるから。」
1時間前までは敬語、このお店に入ったとたんに敬語は解除。この瞬間から、二人は恋人になるわけ。

彼女は、いつものカクテルを2杯飲んだところで、俺は、俺オリジナルの『初恋の味ソーダ』。車で通勤してるから、トニックウォーターにライムを入れたソフトドリンク。

バーテンダーはすっかり友達になっていて、毎日、試作のつまみをご馳走してくれる。
『初恋の味ソーダ』を飲み干すと、会計は面倒くさいから月末までのつけ。

少しだけ酔ってる彼女を車に乗せると、俺の家の近くのスーパーで、すっかり安くなっている惣菜を少々、それと風呂上りに飲むチューハイと彼女が大好きなアイス。

玄関の扉を開くと同時に、アップにしていた髪をパサーってほどく、資生堂つばきの甘い香りが俺の鼻を通ると、もう我慢できん!って玄関で後ろから抱きつく。

「ココじゃだめだよー」って彼女。

・・・うーん!たまらん!




って、錦糸町でかっ歩していたカップルもきっとこんな感じだろう。って想像しながら、じーっと見てしまった。
千葉の中央区に大変仲良くさせて頂いてるスナックがあって、そこのママには会うたびにいいお話を頂ける。今日に関しては。

ママ「関君さー、そういえば結婚した?ほら、可愛い彼女いたじゃあなぁい?」

おれ「はぁ、その彼女とは、去年末に別れたんですよね。」

ママ「あぁそうなんだ。へー。」

おれ「ま、でも、そのうちイイ出会いがあるかなーなんて気楽に構えてますけどね。ははは」

ママ「関くんさぁ、あんた、バカァ!!!?いいかい?『そのうちいい出会い?』そんなもんはねぇ、30代にもなれば『嘘』だって事に皆気づいてんだよ!!だから、街コンとかで自ら出会いを求めるんでしょうが!!!ほんとバカだね!あんたは。ブツブツ…。」

おれ「うっせーなー!早く金払えってんだ!」

ママ「ケケケケケ、若いねー。ケケケ(笑)」

おれ「ふーんだ!」

ママ「いいかい?もう一つ覚えておきな!『そのうち料理が出来るようになる』っつーのも、賢者は皆気づいてるからね!騙されるんじゃねーぞ!」

おれ「えーん!」

ってなったよ。
ライブとかを見に行って、「なんか調子狂うなー」とか「なんか気持ち悪いなー」って思う時は、だいたいドラムのキックとベースが絡んでなかったり、ドラムとベースの体感のリズムがずれていたりするものであって、「なんとなくいいんだけど、なんか別に面白くないよなー」とか「この曲、なげーなー」って思う時は、だいたいベースにアクセントがなかったりして、なんだかのっぺりしたベースになってたりするものであって、何が言いたいかと言うと、ライブやなんかで披露している曲って言うのは、自分たちが自信がある楽曲を披露しているのだから、基本的にはどれもいい曲なんだよね。じゃあ、なぜ、その楽曲のウケが悪いのかと言うと、これ、だいたいベースが悪いんだよね。

つまりそういう事。

8ビートの曲なら、ベースがアクセントを2拍目と4拍目、いわゆる「アフタービート」に入れたりすると、やっぱり重たい8のノリが出て、カッコ良くなる。
ただ、そこをあえて1,2,3,4拍と全部の表拍にアクセントをつけると、途端にドライブしてきたりするもんで、そういうのがベースは楽しかったりするんだよね。
どう聞いても、ベースが浮いてて、走ってたりしてたりしても、それが逆に楽曲をドライブさせてたりして心地良かったりしたり、そういうのってベースの楽しさだよね。