妄想デート(ディズニーデート) | ~ Ba.せきたくの『だから日常』 ~

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彼女とは夕方の17:00に幕張で待ち合わせ。

俺は夕方16:00から海浜幕張でアポ。
時報を左手に、『ポーン』と言う『ラ』の音と同時に先方のお店をノックをする。

「お世話様です。関です。」いつもより少し高い声で挨拶、
「そこでちょっと待ってて」と先方に言われチョコンと座って待つ。
10分ほど待って先方が「ごめんごめん」とか言いながら登場。
ちょっとあせる気持ちもあったけど「お気になさらないで下さい。時間は沢山ありますから・・・」(嘘をついた。)
 
話もある程度落ち着いたときには17:10

『ブーンブーン』彼女からの電話で、バイブが鳴る。丁度、話が途切れたときで、先方から「忙しそうだね。出ても良いよ」などと言われる。俺は「いえいえ、お客様の前で電話に出ることは、以前の会社で絶対にいけない!失礼なことだ!とキツく教育されましたので・・・」と笑みを見せる。

そうこうしてると、また『ブーンブーン』

少しあせった顔をしていたのかな。
先方から「次の約束とかあるんじゃないの?」なんていわれたりして。
俺は正直に「いえいえ、この後、彼女と約束がありまして・・・、でも大丈夫です。失礼いたしました。」と言う。
そうすると先方が「何を言っているんだ。一人の女性も喜ばせない男が、沢山のお客様を喜ばせることなんて出来ないよ。それに、俺と関さんの仲じゃないか(笑)、この件は、契約するよ。だから、『後日』もう一度説明に来てくれないか(笑)」

俺は大きくうなずいて「はい!ありがとうございます!」と元気よく返事をして、先方に満面の笑みを残して『音』よりも先に足を出してるかのごとく駆け出した。

彼女が怒っていないことをイメージしながら、同時に、めちゃめちゃ怒っているという最悪の状況もイメージしながら、先に電話することすら忘れる程に、彼女が居るであろう方向へ一直線に走り出す!!

彼女の顔を確認するよりも先に「ごめん!まじで!ごめん!」

彼女は「こっちこそごめんね。商談中だったんだよね。そっちは大丈夫だったの?」

・・・俺は、大人な、そんでめちゃめちゃ優しい彼女のこんなところが、とっても好き。



もう何年も行っていない、ディズニーランドへ。
仕事をしながらの二人は、アフターシックスパスポートで行く約束をしていた。

ついたのは18:30が少し回ったところ。フルスロットルで走り出した俺の車も1800ccじゃ速いのは『音』だけ(笑)

スーツのままの俺と、少しだけカジュアルにオシャレをしてきた彼女は、全くつりあわないカップルではあったけど、そんなのお構いなしに、ミソジ面した俺たちは学生の頃のように手をつないで駆け出した。

真夏だけど、夕方の風が涼しくて気持ちいい。
『ホーンテッドマンション』では、誰かが言ってた『本当の幽霊が出る場所』とかを彼女の耳元でコソっと話すんだ。「ほんとにぃ?」なんて言った顔がとっても可愛くて、彼女の口に、思わずキスする。「ちょっとちょっと!!」なんてあせった顔をしている彼女に「ごめんごめん」なんて耳元で謝るんだ。

気がつくと、もう閉園の時間。
出口に一番近いお土産屋サンで『7人の小人』の小さな人形を一つだけ買う。
8回行かないと、全部が揃わない。
『彼女と何回でも行ける様に、ずっと仲良しで居られる様に』と言う、俺の勝手な願掛けのようなもの。

「あ~楽しかった。又来ようね。」
次はいつになるか分からないけど、ずっとずっと仲良しでいようねって言う二人の約束の合言葉。

帰りは国道357号をひたすら千葉方面にまっすぐ進む。
「いつもより沢山お金をつかっちゃったから、今日の夜ご飯はラーメンでいっか(笑)」



そんな、一連のデートコースを考えてはいるのですが、相手が居ません。
私とのディズニーデートを経験してみたい女性(女性の心を持つ男性可)大募集中です。
お気軽にご相談ください(笑)