
英語講師、英日翻訳者の門田直樹です。
高校生の大学受験の指導をしていて感じるのは大学受験に対する認識の甘さです。
特に地方の高校生は一部の進学校を除くと、周りに一生懸命勉強している人があまりいないので、どうしても大学受験を軽く考えてしまいます。
その点都会の高校生はやはり少し違いますね。
YouTubeの○田塾の動画の影響かもしれませんが、関関同立やMARCHはちょっと勉強すれば入れると思っています。
3ヶ月や半年で逆転合格なんて、世の中の99.9%の人にはまず出来ません。
大学受験を甘く考えてしまうのは、高校受験の偏差値と大学受験の偏差値が全く違うということが分かっていないからです。
高校受験の偏差値と大学受験の偏差値は大体10から15ぐらい違うと私は考えています。
高校受験はほぼ全員がしますが、大学受験は約60%学力上位の人しか受けませんので、母集団が全く違います。
高校野球で例えると高校受験は地方大会、大学受験は全国大会。
河合塾のボーダーの偏差値で私立大学であれば60,国立大学で55の大学に合格するのはかなり大変なのが現実。
理系は母集団のレベルが高いのでもっと大変!!
大学受験の厳しさに早く気づいて勉強しないと難関大学には合格できません。
後共通テストが施行されるようになってから、逆転合格は本当に難しくなったように感じます。
共通テストの難易度がセンター試験と比べるとかなり高くなったので、短期間の対策では点数を大幅に上げるのはかなり難しいですね。
科目も増えていることも大きい。
皆さんもご存じのように共通テストは、どの科目も文章の量が多いので、幼い頃から活字を読んできてない高校生にはかなり大変。
現在の大学受験を考えると、受験をするかしないかはともかく、小学校、中学校の時からの学習の積み重ねが本当に大切になってきていると思います。
今年も大学受験生を担当しているので、しっかりと指導します。
ご意見、感想大歓迎です。