
英語講師、通訳、翻訳者の門田直樹です。
英語講師の森鉄先生が興味深い動画を出されていました。
なかなか厳しい意見ですが、私も同感です。
日本人は他人の英語にとにかく厳しい
よく言われることですが、日本人はとにかく他人の英語に厳しいです。
人が英語を話せば、発音が悪いだ、そんな表現はネイティブは使わないだとネガティブなコメントのオンパレード。
褒めている方もいますが、おそらく褒めているコメントの10倍以上ネガティブなコメントの方が多いですね。
私もブログで芸能人や有名人の英語の動画を紹介したことはありますが、基本的にはネガティブなことは言わないようにしています。
私がネガティブなことを言うと、これから英語を話せるようになりたいと思う人が萎縮してしまいますからね…
ネイティブの英語を目指す必要はない
私は日本人はネイティブの英語を目指す必要はないと思っています。
もちろんストイックにネイティブの英語を目指すという人は是非頑張って下さい。
日本人が他人の英語に厳しい理由の1つは、英語をネイティブのように話せないといけないと思い込んでいるのではないかと私は感じています。
ネイティブの英語を基準にすれば、日本人だけでなく、ほとんどの人の英語は上手ではないということになってしまいます。
ネイティブの英語を基準にしてしまうと、どんなに英語学習を頑張っても自分の英語がネイティブと比べて劣っているように思えてしまい、自己肯定感が上がりません。
英語を話す人はネイティブより非ネイティブの方が多い
良くいわれることですが、英語を話す人はネイティブより非ネイティブの方が断然多いんです。
私が外資系企業で働いていた時、通訳、翻訳の仕事でも、関わった人はネイティブより非ネイティブの方が圧倒的に多かったです。
外資系企業で働いていた時の当時の直属の上司はアルゼンチン人でした。
もちろん英語は堪能でしたが、スペイン語訛りがありましたね。
でも聞き取りやすかったですよ。
フランス人の英語には当然フランス語訛りがありますし、イタリア人の英語にはイタリア語訛りがあります。
ネイティブの人も訛りがある英語には慣れているので、そこまで訛りは気にしていません。
むしろ訛りがある方がセクシーだという人もいます。
もちろんネイティブの中には訛りをからかうような人もいますが、それはその人の人間性に問題があるだけなので、気にしないようにしましょう。
非ネイティブの方が通じやすいこともある
私達は非ネイティブの英語よりネイティブの英語の方が通じやすいと思いがちですが、必ずしもそうとは限りません。
ネイティブでも国によって使う単語や発音がかなり異なります。
アメリカ人もスコットランドの人は英語はさっぱり分からないという人もいます。
ネイティブ同士でも会話が必ずしもスムーズに通じるとは限らないんです。
非ネイティブの人と話す場合だと、ネイティブより非ネイティブの英語の方が通じやすいこともよくあります。
ネイティブの英語は話すスピードが早いですし、発音変化(脱落、連結、同化)があるので、非ネイティブの人には聞き取りにくいこともよくあるそうです。
ある本で、日本人の女性がアメリカ人のご主人と海外旅行をしていた時に、アメリカ人のご主人の英語が通じないことがよくあったということが書かれていました。
多分ご主人の英語は話すスピードが速く、使う英語も難しかったので、通じなかったのだと思われます。
時と場合によっては、必ずしもネイティブの英語が通じやすいとは言えないということを心に留めておいて下さい。
日本人が目指す英語
とはいえ発音や文法がハチャメチャでは、聞き手に負担をかけてしまうので、ある程度のレベルを目指す必要はあると思います。
おおざっぱに言うと
+完璧な発音ではないが、言いたいことが大体相手に通じる
+細かい文法ミスはあるけど、自分の意思を大体伝えられる
ぐらいを目指してまずは頑張れば良いではないかと思います。
立教大学名誉教授の鳥飼玖美子先生は、完璧とハチャメチャの中間を目増しましょうと著書でおっしゃっていますが、同感です。
ますは完璧とハチャメチャの中間のレベルを目指して、そこまでいったら次のレベルを目指しましょう。
英語が上達するために必要なメンタリティー
森鉄先生は日本人は英語が上達するわけはない動画でおっしゃっていましたね。
私も森鉄先生の意見には同感なのですが、それでも英語ができるようになりたいという方に言いたいことに言いたいのは、「鈍感になりましょう」ということです。
森鉄先生がおっしゃるように日本人は自分の英語を気にしすぎです。
+発音が悪いのではないか…
+完璧な発音文法が間違っているか…
+ネイティブはこんな表現を言わないのではないか…
のようなことが気になるとは思いますが、まずは勇気を出して英語を使いましょう。
仮に自分が英語を間違ったからといって大事になることはほんとどないはずです。
英語が間違っていたとしても死ぬわけではありません。
できないことは少しずつ努力してできるようにしていけば良いんです。
私自身も今まで英語で恥をかいた経験は数えきれません。
恥ずかしい思いも悔しい思いも一杯しました。
でも人よりたくさん恥をかいてきたから今の自分があります。
他の通訳者、翻訳者の方とお話しした時もみなさん、似たようなことをおっしゃっていました。
英語学習をしていて間違えないなんてことはあり得ませんから…
でも英語は使わないとうまくなりません。
きちんとできるようになってから英語を使おうと思っているとなかなか英語は上達しません。
森鉄先生がおっしゃるように、人の英語のことを「あーだこーだ」言う人は一杯いますが、気にしないようにしましょう。
本当に英語ができる人や英語学習を頑張っている人の多くは、人の英語についてそこまで批判的ではないです。(例外はあります)
英語(外国語)を学んでいる人ば、どんなに頑張ってもどうしても間違ってしまうということをもみんな知っています。
ミスしてしまうことが悪いのではありません。
ミスしてしまったら次にミスしないように気を付ければ良いんです。
それでもミスすることはありますが、落ち込む必要はありません。
ちょっとずつでも上達すればOKです。
英語学習は止めなければできるようになりますので、外から批判してくる人に負けないように頑張りましょう!!
ご意見、感想大歓迎です。