英語講師、英日翻訳者の門田直樹です。
こちらの単語集を一通り目を通しました。
読んでみた感想を書きます。
全体の感想
見出し語の収録語数は420語ですが、関連語、派生語がかなり多く出ているので、そこまで全部覚えるとかなりの語数になります。
1日30語で2週間で終わると書いてありますが、この単語集は説明が多いので、1日30語のペースで進めようと思うとかなり時間がかかると思います。
構成は単語→例文→説明と極めてシンプル。
例文は他の単語集と比べると少し難しいかもしれません。
対象者を考えると難しすぎることはありません。
説明はよく使われるフレーズが紹介されてあるところがとても良いと思います。
PINNACLE420レベルの単語は単語単体だちかなり覚えにくいので、フレーズで押さえることをお勧めします。
1周目は併せて覚えたいは飛ばしても良いかもしれません。
この単語集の良い点
・早慶レベルの大学入試で問われる単語が多数収録
・収録語数が420語と比較的少ない
・単語の解説が秀逸
今年の早稲田大学の問題を解いているとこの単語集に出ている単語にいくつも出会いました。
一番印象に残っているのは文化構想学部に出ていたrepudiate(~を拒否する、否認する)。
このレベルの単語が大学入試で問われるようになったんだなと感じました。
早稲田大学、慶応大学を受験する人はやっておいて損はありません。(特に法学部、国際教養学部、文化構想学部、社会科学部、商学部を受験する方)
この本と同レベルと言うと英検1級の単語集になりますが、収録語数が多いので、マスターするのに時間がかかりすぎるのが難点。
とは言えPINNACLE420も上に書きましたが、説明まで丁寧に読むと、意外と時間がかかります。
単語の解説も素晴らしいです。
実際にどういう文脈やフレーズでその単語が使われるかについて説明されているので、頭に残りやすいです。
ちょっと気になった点
・読み切るのに思っているよりは時間がかかる
・早慶の受験生でも時間がなければやらなくても良い
・マスターするためには周回が必要
単語の解説がとても良いので私もPINNACLE420は繰り返し読むつもりです。

ご意見、感想大歓迎です。