ニュースW9、地味に、ゆづサゲだった件

なぜメディアは、

結弦くんについては、

「ネイサン・チェン選手に２０点以上の差をつけられて銀メダルだった」ってことを、
何度も繰り返し、
しつこく報じるの？

他の選手だったら、
決して、負けを強調するような報じ方はしないでしょう。

たとえば、全日本連覇中の宇野選手。

結弦くん同様に注目度の高い選手なんだろうと思うけど、

ロシア大会の結果をNHKがどのように報じたかといえば、
「GPFへの出場はない」と読み上げただけ。
画面には、ネイサンと刑事くんのGPSポイントだけが表示されていた。
（その動画は、このブログでも、ツイートのご紹介ということで載せています。）

ロシア大会は優勝候補だったそうだけど、
GPSの順位が８位と４位、一度も表彰台に上がれなかったことは、各社スルー。

なぜ？？？？？

昨夜のNW9も、おかしな報道でした。

「先月のカナダ大会、羽生選手は自己ベストで世界最高に迫る高得点で優勝しました。」（動画は前記事）

”世界最高に迫る”という言葉から伝わるのは、
”世界最高に”届かなかった、という印象。

だけど、事実は、違う。

今シーズンの世界最高得点保持者は、羽生選手。

それも、圧倒的に高い点数。

今シーズンは、ネイサン・チェン選手は２戦とも３００点未満。

羽生選手は、ネイサン・チェン選手より２０点以上も高い得点を出している。

NHKは”自己ベスト”などと報じたが、
322.59点は、今季世界最高得点なのだ。

なぜ、今シーズンの「ネイサン＜羽生」を隠し、
昨シーズンの世界選手権の「ネイサン＞羽生」ばかりを連呼するのか？

今シーズンの世界最高得点を叩き出していることを報じるのではなく。

しかも、どのメディアも、

口を揃えて、同じ報じ方で、絶賛連呼中。

フィギュアスケートのような採点競技では、
採点ルールが違うものを、単純に比較できないものなのに、

しかも、シーズン通して２つのプログラムを滑り込み、
難度と精度をあげていくのが、
選手たちの「戦い方」だというのは、
常識といってよいもののはずなのに、

なぜ、各社揃いもそろって、

昨シーズンの世界選手権での結弦くんの成績、それも、
怪我を抱えたままで出場した試合での成績だけを繰り返し報じるのか。

なぜ、皆一様に、
昨シーズン最後のネイサンの得点よりも低いとだけ報じるのは、なぜ？？

同じセリフが並ぶさまは、

まるで、
各メディアが同じ脚本に沿って報道しているかのようだ。

不思議だね。

NHK杯を盛り上げる時期のNHK・NW９ですら、

「羽生は自己ベストを出したが、ネイサンに勝てない」と報じる。

だれか、日本のスポーツ界のメディアの原稿を一気に引き受けてるライターさんがいて、

そこの原稿で提示された内容からはみ出さないように、

みんなでお行儀よく報道してるのかな？とか、

不思議で仕方がないよ。

明日から始まるNHK杯では、

どのように報じられるのかな？

元ネタ作成ライターさんなんて人がいたとすれば、

きっと忙しいんだろな。