ライブ中のMCで告知を入れる事の可否 | 皆見つかさ 公式ブログ 〜ソロアーティストの脳内と日常

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この記事は4982文字です。(読破予想時間:約11分51秒)

 

先日、読んだブログにライブのMCでの告知に関する記事がありました。

 

今から僕が書く記事はその記事に対する否定でも肯定でもありません

 

文中で否定するかの様な表現や肯定するかの様な表現が出てきても、それはあくまで1つの物の見方と言う事であって、僕の現在の結論ではないと言う事を初めに断っておきたいと思います。

 

追記)念の為、元記事のリンクは削除させて頂く事にしました。(2019.5.22)

 

 

簡単にこの記事内容を説明すると、記事タイトルにある通り、その方はライブのMCでは、次のライブの予定などの告知はしないと言う内容だ。

 

そして、元記事のこの内容は僕にとっては、ライブMCでの告知の是非を問うもので、キチンと考えて結論を出しておくべきテーマであると思う。

 

つまりなぜ、この記事を取り上げたかと言うと、僕の中に「ライブ中のMCはやめた方がいい」と言う感覚が全くなかったからだ。

 

それどころか、自分を観に来ている人達に告知をするのは親切な事で絶対に手を抜いたり、告知を忘れたりしてはいけないとまで思ってたくらいだ。

 

最近、ライブからは遠ざかっているが(追記:去年からあちこちでいろんな楽器を演奏する様になりました。2019.5.22、ライブをする時は、必ず告知をぶち込むのが当たり前だったのが僕だし、今ライブを開始しても、今後のライブ予定や発売中の音源については間違いなくどこかのタイミングで話すだろう。

 

しかし、そのブログの主さんがお持ちのこの感覚や、コメント欄にある意見はやはり無視は出来ない

 

コメント欄で主さんがおっしゃってる(MCでの告知は)「ひな形として定着している」と言う意見には「なるほど」と頷けるものが十分にある。

 

ひな形と言われれば確かにそうかも知れない。

 

僕は、その告知によってどんな効果が生まれるのか深く考えた事はなく、ライブだからと当たり前の様に、告知が許された場所であると言わんばかりに毎回告知をぶっこむのが習慣化していたのは事実だ。

 

僕は、何度も何度もこのブログに書いて来ているが、告知ばかりのSNSは本当につまらないし、何の効果もないし、やり過ぎるとむしろ人が離れて行く結果になると言う事を言い続けている人間である。

 

◇バンドマンやミュージシャンのSNSは、正直面白くない

 

勿論、告知は必要であるし、やってはいけないと言う意味ではない。

 

◇ミュージシャンならば当然告知は必要です!

 

SNSの場合、あくまで、あまりに告知ばかりだと嫌がられると言う話だ。

 

そして、告知や音源の宣伝はSNSだけではなく、リアルな社会生活の上でも気をつけなくてはいけないと言うのは同じで、顔を見る度に「チケット買って!」だとか「CD買って!」などと言われると、流石に、その相手を避けたくなると言うのは、先程紹介した記事、『バンドマンやミュージシャンのSNSは、正直面白くない』にも書いた通りだ。

 

 

とここまでは、しつこい告知など、告知のやり方には十分気を配るべきだと僕も思って、その事をこのブログでも、何度となく話してきたのだが、ライブに関しては、僕のある小さな体験がそのひな形を生んだのかもしれないと思える節がある。

 

その体験と言うのは、僕の客側での体験と、バンドマン・ミュージシャンとしての体験の両側からのささやかな体験で、まず、客側の体験から話そう。

 

僕が確か18才くらいの頃だったと思う。

 

ライブ経験もまだ浅く、知り合いのライブを観に行った時の話だ。

 

知り合いのバンドとどこかの大学生が組んでいるバンドの2対バンで、どちらもアマチュアバンドである。

 

その知り合いのライブも楽しめたのだが、シンプルに3ピースの構成とボーカルの四人組のその対バンの演奏に物凄く魅入られたのだ。

 

勿論、今でもそのバンド名も演奏もよく覚えている。

 

当時はパソコンやスマホどころか携帯電話も普及してない時代だったので、そのバンドをまた観たいと思った僕にとって、MCでの次回ライブ予定の告知は本当に有り難かったのだ。

 

その時、僕の仲間達がそのライブハウスにはたくさん観に来ていて、ライブ後にたまたま話をして、僕以外にもあと二人、その対バンに魅入られた人間がいる事が分かったのだ。

 

初めて観たアマチュアの学生バンドにたまたま観ていた人間が3人もまた観たいと思って、その告知をメモしていたと言う事実がきっと僕の中に「ライブ中のMCで告知はすべき」と言う感覚を生んだのだろう。

 

そして、そのバンドを観る為にそれから少なくとも3回以上は、3人で足を運んだのを覚えている。

 

 

次に、出演者側での体験だ。

 

そう言った経験から3年くらいは経過していたのだろうか。

 

現実に、僕の体験ではそれくらいの頃から、同じ様に対バンのお客さんがMCを聞いて、次回、僕達のライブに来てくれると言う事は度々起きたのだ。

 

と言っても、それ程頻繁と言う訳ではないが、そう言った状態は、僕がバンドを辞めてソロ活動を再開するまでずっと続く事になる。

 

バンドをやりながらもソロ活動はしていたのだが、ソロ1本に絞ってソロ活動を再開してからは、今現時点ではまだライブはしていない。(追記:去年からあちこちでいろんな楽器の演奏を再開しています。2019.5.22

 

しかし、ライブでの告知からお客さんが来てくれると言う体験はバンド、ソロ共通での体験だ。

 

◇これって群れの中のメスを守ろうとするオスの本能?

 

確かに、SNSなどで告知を連発・乱発されても、僕自身鬱陶しいと感じるし、そっとフォローを外したくもなるので、それは何の効果もない事だろう。

 

ブログやSNSでの告知は、次ライブがあれば行こうと思っている自分の知り合いや既に定着しているファンに向けて発信すれば、忘れずに来て貰えると言う効果があるかもしれないが、知らない人や音楽で繋がってる訳でもない人に、その手の告知を打つと嫌がられた上に何の効果もないと言うのは鉄板だ。

 

余談だが、ライブのポスターやチラシをお店に貼らして貰うのもただの労力の無駄遣いだ。

 

◇視覚情報で薦められた音楽って、聴く気になる?

 

そのポスターやチラシを見て、見た事も聞いた事もない無名のバンドのライブに足を運んだ事など僕は1度もないし、そんな人間もただの1度も見た事も会った事もない。

 

 

話を元に戻そう。

 

僕にとってはそう言った、客側、演者側の両方の体験から無意識に出来てしまったひな形だったのだが、だから、正しいと言うつもりはない

 

僕は、そのブログの主さんの記事で書かれている事やコメント欄でMCでの告知について書かれている方のコメントを読んで、そう言った意見がある事すら初めて知ったのだ。

 

そして、多いのか少ないのかは分からないが、ライブのMCで告知を入れる事を不快に感じる人間が存在していると言う事実にとても驚いている

 

僕は、正直な所、観に行ったライブで次回ライブ予定や音源発売予定の告知などをしていても、不快に思った事は一度もない

 

そして、大物アーティストのライブツアーでも「次は名古屋で会いましょう!」だとか、「ニューアルバムのレコーディンが始まりました」だとか告知を普通にしているのも、僕の背中を後押ししていたのかもしれないと思ったが、有名人はファンがそれを知りたがっている訳だし、それは、間違いなくサービスとして成り立っているので、無名の音楽アーティストが参考にしていい事ではない

 

僕が不快に思っていなくて、周りに不快に思っていると言う意見を公表した人間が一人もいないので、それが世界の全てだと思っていた自分がいる。

 

しかし、MCでの告知が不快だと感じている人がいると言う事実は無視出来ない。

 

ネット上での告知の嫌がられ方も、昔と今では随分その様子は変わってきて、今の方が昔と比較にならないくらいミュージシャンは敬遠される傾向にある

 

それは、無差別に告知テロの様に、DMを片っ端から送ったりするバンドマンが後を絶たなかった結果、ミュージシャンやバンドマンと言うだけで警戒される様になったのだ。

 

◇自己顕示欲が強い事を自覚してコントロールする事が必要

 

今は、昔の様に、どんな音楽をしているのですか?などと気楽に話しかけられる事はほとんどなくなった。

 

ミュージシャンとSNSなどで繋がった時、音楽の話題そのものが地雷であり、絶対に踏まない様に気を付けていると言う感じがひしひしと伝わって来る気がしてならない。

 

それと同じ様に、過去にはMCでの告知で不快感を感じる人はあまりいなかったのかも知れないし、無神経な告知テロがあちこちで行われた結果、お客さん側が神経質になってしまって、今では、不快に感じる人が極端に増えてきて、ライブ中の告知ですら嫌がられる様になってきたと言う可能性だってある。

 

更に言えば、ライブハウスの演奏レベルも80年代後半くらいから徐々に下がり始めてあまりにレベルの低いバンドのMCでの告知ばかりを聞かされたりしたら、うざりするだろうし、「行く訳ねぇ〜だろ!」って心の中で突っ込みたくもなるだろうし、そう言う演奏レベルの問題も関係している可能性も否めない。

 

◇ライブハウスの衰退

 

とにかく、今まで僕自身が思い込んでいた「MCでの告知はOK」「MCでの告知なら誰も不快にならない」と思っていたのは間違いだったと言う事だ。

 

過去はともかく、少なくとも今現在においては。

 

勿論、どちらが少数派であるかと言う事は大事だし、その変動の時間軸でのカーブの描き方だって重要だ。

 

今まで通り、自分の経験が全てだと突っ走るのも危険だし、数人の意見を鵜呑みにして大事なお客さんを逃す可能性がある事も考えなければならない。

 

かと言って、MCでの告知を嫌がる人が少数派だとしても、それを無視すると言う訳にはいかない

 

そうだとしても、MCでのタイミングや告知の仕方などは考えなければならないだろう。

 

大多数が嫌がっているのなら、それはしない方がいいのかもしれないが、それでも、何か不快感を与えない方法と言うのを模索してみるのは悪い事ではない。

 

 

そのブログ記事は数日前に既に拝見してたのですが、しばらく考えさせられる記事でしたので、ある程度脳内をまとめるのに時間がかかって、本日のアップと言う事になりました。

 

ただ、特に結論らしい結論は読んで貰った通り出てませんし、ただ、驚いたと言う事と今はこんな頭の中だと言う、長い呟きの様な記事です。

 

この件について結論を出すには世の中の意見と、その意見の動向・推移を自分なりであっても調べてみる必要があります

 

その結論が出たらまたブログに書くかもしれませんし、書かずにそのまま実行に移すかもしれません。

 

ただ、どっちに決めるにしても、「みんながしているからこれでいいや」って決め方だけは絶対にしたくないですね。

 

正しければ、それこそ少数派で構わないと思っています。



☆*゚ ゜゚*☆*゚ ゜゚*

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