この記事は4660文字です。(読破予想時間:約11分5秒)
YouTubeでチャンネルを運営していく上で、チャンネル登録者数と言うのは物凄く重要な位置を占める。
チャンネル登録が増えるとどうなるのか、別記事で前にチラっと説明した事があるが、チャンネル登録者数によって、YouTubeでやれる事が増えていくのもその理由の一つだし、チャンネル登録が増えると再生数も増える事は間違いないし、それも大事な理由だ。(追記:今現在ではチャンネル登録者数が1000人以上でないと広告収入を得る事は出来なくなっている。2020.3.11)
今のところ、参考までに僕のチャンネルの状況を説明すると、YouTubeチャンネルを立ち上げて約5ヶ月。
登録者数が3人で、アップした動画が今までに8つ。
そのうち一つを非公開にした事で公開されてる動画が7つ。
現時点で、8つの動画の総再生数が約700回。
数字としてはかなり悪い。
確かにカバー動画など、あまり人気がないコンテンツを扱っていると言うのはあるが、だからこのままでいいとは思っていない。
たくさんの人に自分の曲を知って貰うと言う目的がある限り、コンテンツのジャンルなんて関係なくて、見て貰った分だけ認知度が上がると言う事に関して、全てのジャンルの動画は平等だ。
そんな言い訳の様な言葉や泣き言の様な理屈は、口にしてみたところで何の解決にもならない。
ただ、一生懸命いろいろ考えて工夫してチャンネル運営してるのに、なかなかチャンネル登録者数も増えないし、再生数も上がって来ないなんて場合、泣き言の一つも言いたくなるのが普通だ。
そんな人はけっこうたくさんいてる筈。
しかし僕と同じ様にまだ動画の数も大した数ではない段階では、嘆くのは少し早いのかもしれない。
いろいろ体験談などを見て回ると、動画が20や30しかないうちは、登録者なんてほとんどいないし、ぼちぼち増え始めたのは、50前後の動画が上がった頃だと言う話が多かった。
ただし、これは音楽チャンネルの話である。
即役に立つハウツーやTips系の動画は、困ってる人がとにかく全国から常に検索をかけている状態なので、音楽チャンネルとは事情が全然違う。
うっかりそんなチャンネルと比較してしまうと、焦燥の念や絶望感に襲われて、正しい方針すら打ち出せなくなってしまうので、音楽チャンネルは音楽チャンネルとして成功の道を模索すべきだと思う。
僕も今は成功者ではなく、経験者の話をたくさん聞いてそれを自分でまとめて解釈したものをシェアしてるだけの立場なので偉そうな事は言えないが、今の状態でそんなに爆発的なアクセスがある方がおかしいと言うのだけは分かって来た。
その辺の理由を話すとまた長くなるので端折らせて貰うが、音楽チャンネルの場合は少し特殊である事は間違いない。
今トップを走ってるYouTuberと言われる人達はとにかく、毎日毎日、それも日によっては複数の動画をアップし続ける事。
これは確かに有効なのだ。
毎日動画をアップすると、YouTubeからの評価も高くなるし、人目につく機会が爆発的に増える。
僕もその手のYouTuberさんの動画なんてほとんどみないのに、何故だか、ミュージシャンのアップした弾き語り動画を観た後にも、お薦め動画として、彼らの動画をYouTubeが薦めてくる。
今観た動画と何の関連もないのに、関連動画と銘打って薦めてくるのだ。
逆に、僕の動画が、何の関連もない動画の後に、そんな風にお薦め関連動画として出てくる事はおそらくないだろう。
毎日アップすると言う事、そして、たくさんの動画をアップした実績があり、それをYouTubeに評価されると言う事はそういう事なのだ。
そこで音楽チャンネルを運営するミュージシャンの方々は、気付いたかもしれないが、さっき、僕らの様な音楽チャンネルは特殊と言ったのは、そんなペースで更新する事自体が困難であると言う事だ。
僕の様に、カバー動画をアップしてても、特に一人でやってると、全パートを考えてアレンジして、順番に各パートを録音してミックスして、そうやって動画を作ってると一曲のアップに大体一月はかかる。
ペースをあげる事は確かに出来るが、演奏も雑になるし、第一、カバー動画だけを作って日々暮らしてる訳ではない。
このブログを書いてる事もそうだし、いろいろすべき事はたくさんある。
カバー動画だけでもそんなに時間がかかるのに、オリジナル楽曲を作って録音して動画を作ってアップするとなると、もっと時間はかかる。
それでも、数が重要と毎日の様に弾き語り動画をアップし続けているアーティストは確かにいる。
それはその人達が至った結論で、おそらくここまで話した事と同じ経緯をたどって、動画アップのペースアップを計る為に出した結論なのだろう。
確かに、ギターや鍵盤一つでカバー曲を中心に弾き語ってるところを録画してアップするなら、どんどん量産は出来ると思う。
そして、再生数は今より格段に増える事も間違いないだろう。
しかし、僕に言わせて貰えば、そんなものはいわゆる『枯れ木も山の賑い』と言う状態に過ぎない。
僕が見る限り、同じ人の動画でも、弾き語りのクオリティーにばらつきがありすぎると感じている。
枯れ木なんかで賑わうくらいなら、少々初めは閑散としてても、焦らず先を見越して、しっかりとした樹木を植樹すべきではないだろうか。
その人達のオリジナル曲の弾き語りは、ギターやピアノのアレンジも歌としっかり絡める事が出来ててこなれてるのに、その合間に毎日アップしつづける弾き語りのカバー曲は、ただコードを鳴らしてるだけで、ボーカルもこなれてなく、正直、じっくり見ようと思う様な動画にはなっていないと言わざるを得ない。
弾き語りをアップしようとする様な人なら、歌や楽器に自信を持ってる人も多いと思うが、元の歌や楽器がうまい事と、しっかりこなれてる事とはまた別な事だ。
飛び入りの、地元の祭りの、のど自慢大会ならそれでいいだろう。
でも、僕らがやろうとしてる事は「歌うまいね」と言われて喜んで済ます様な事ではない筈だ。
そこを常に確認しながら前へ進む事はとても大事な事だと僕は思う。
しかも、そんなクオリティーの低い動画を量産する事で、中に数本ある、クオリティーの高い、本来その人が一番見せたいであろうオリジナル曲の動画が埋もれてしまってる状態になる。
そのチャンネルにたまたま立ち寄った人が最初に適当にクリックする可能性があるのは、確率からいっても、どうしても、クオリティーの低いカバー曲の弾き語り動画と言う事になる。
中にせっかくいい動画があるのに、一曲聴いて、つまらないと感じさせてしまった視聴者は、ほぼ二度と訪れてくれる事はない。
そういう意味では、同じ弾き語りをするのでも、しっかりしたものをアップする必要がある。
そうなると、やっぱり音楽チャンネルで、他のジャンルのYouTuber達の真似は避けた方がいいと言う事になる。
フルバンドの演奏を全て考えてアレンジして録音していくより、少々練ったところでやっぱり弾き語りにかかる時間は少なくて済む。
だから、毎日アップする事にこだわる必要などないと思う。
そんな事より、その弾き語り一曲の精度をあげる事にたったの一日費やすだけで、全然印象は違ってくるだろう。
そして、二日費やせば更に違うと思う。
動画アップのペースアップと一曲に費やす時間の調整が、戦略の鍵の一つである事はほぼ間違いないだろう。
クオリティーを下げずに、今よりアップ出来る本数を増やす工夫はどんどんしていくべきだと思うが、毎日アップする事にこだわって、枯れ木だらけの山を作る事に意味はない。
ただただ毎日淡々とアップするより、何日かに一度、それより伝わる歌と演奏をアップしてくれるチャンネルの方が視聴者にとっては楽しみなチャンネルとなる筈だ。
クオリティーにこだわり過ぎた結果、待たせすぎて、熱が冷めたり忘れ去られる様では意味がないが。
僕も今の所は、チャンネル紹介動画が一本(現在非公開中)とアルバムトレイラーが一本(現在非公開中)と5本のカバー動画しかアップしていないが、タイミングを見てそろそろ弾き語り動画もアップしていこうと考えている。
とにかく焦る必要はないと思う。
取り敢えず、50前後の動画がアップされても何も変化がなければ、それから改めたまた悩めばいいのではないかと思う。
それまでは、自分自身をただひたすら表現し続ける事に専念した方がいい様に思う。
僕もこれが絶対に正しいなんて思って書いてないので、一つの参考意見として読んでくれれば幸いである。
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