車の中がリハーサルスタジオだったあの頃 | 皆見つかさ 公式ブログ 〜ソロアーティストの脳内と日常

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この記事は2679文字です。(読破予想時間:約6分22秒)

 

昔、大きな声や音を出す場所がなかなか確保出来ずに、いろいろと工夫をした結果、一つの方法に行き着いたと言う話。

今は、小さくてたいした設備もないとは言うものの、自分のプライベートスタジオがあるので、発声練習(ボイストレーニング)も、楽器の演奏も、あまり音量を気にせず24時間、いつでも出来る様になったけど、昔は、その場所を確保するのが大変で、いろんな工夫をしたものだ。

深夜に、緑地公園で発声練習してる人や、楽器の練習をしてる人を見かけた事がある人もいると思うが、それも近所に緑地公園があればこそだ。

僕の昔の音楽仲間でも、深夜にアコースティックギターを持って、緑地公園へ毎晩歌いにいってるって奴がいた。

お金があれば、毎日スタジオを借りて練習すればいいんだけれども、基本、ミュージシャン志望の若者なんて、貧乏が普通だ。

バンドのリハに使うスタジオ代だけでも苦しいのに、個人練習の分まではとてもじゃないけど、出て来ない。

20代の頃、バンドのメンバーが僕も含めて全員、京都在住で、京都中心に活動してたバンドを組んでたのだが、のっぴきならない事情で、僕一人、大阪に舞い戻る事になって、それから解散までの2年程、大阪から京都まで通ってリハをしなくてはいけない状態が続いた事がある。

 

 

その時に思いついたのが、京都へ週2回程通う車での移動の時間の有効利用だ。

車での移動時間が勿体ないとかねてから思ってたのと、発声練習の時間と場所が欲しいと思ってたのと、この二つの悩みが結びついた発想が、運転しながら歌うって発想だった。

前回、バンドのリハで録音したカセットテープを車の中で再生しながら、それに合わせて声を出す。

走行中の車の中なら、いくら大声を出しても、誰にも迷惑はかからない

けど、当時は貧乏で、高速を使う程の余裕はなかったので、一般道を走りながら歌う事になる。

実際に車の中で歌うのは、ある程度スピードを出してスムーズに走ってる時だけで、停車中やノロノロ運転の時は歌わない

長いストレートが続く様な区間はいいのだが、ゴミゴミした大阪市内や京都市内だと、ノロノロ運転を余儀なくされる事も多く、しょっちゅう信号にひっかかる事もあって、なかなかスッキリと気分よく通して歌える事が少ない。

でも、その分、確実にスタジオ代は浮くし、名案には違いないと今でも思う。


そのバンドが解散した後、大阪で活動する事になって、長い区間の運転をする機会がなくなってしまって思いついたのが、阪神高速環状線の利用だ。

阪神高速環状線は、自分に高速を降りる意思がなければ、何周でも好きに走り続ける事が出来る

当時、阪神高速の利用料が500円

500円だと、安いスタジオでも大体2時間の個人練習。

スタジオによっては、1時間で500円の所もあるし、更に高い所だと1時間で1000円を超える所もある。

しかも、当時は、個人練習はどこのスタジオも当日しか予約を受け付けてくれない所ばかりで、当日に夕方以降のいい時間帯が空いてる事なんて滅多にない

予約は大抵どこのスタジオも安い部屋から埋まっていく

当日、空いてる部屋を尋ねると、ほとんどの場合、空いてないか、1200円~1500円くらいの部屋なら空いてると返される

それなら、深夜に阪神高速の環状線に乗って歌えば、時間無制限で500円で済むので、その方が得なのだ。

当時は、リッターで20km近いかなり燃費のいい軽自動車に乗っていたので、ガソリン代を考慮しても断然得な計算だ。

その頃には、レコーディングにカセットテープの4トラックのMTRを使ってたので、自分で演奏してMTRでカラオケを作って、それを車で鳴らしながら歌った

この頃に作ったオケは、自分達の曲ではなく、洋楽や邦楽の有名ナンバーだ。

この頃はマンションに住んでいたので、大きな音は出せず、ドラムはマシーンの音で、アコギは使わず、多少変でもギターは全てエレキで録音して、オケ作りをした。

「自分で全て演奏すれば」とか「自分が5人いれば」とか、そんな発想はこの頃に生まれたものだと思う。

今、自分一人で全てを演奏して、自分で歌って、自分でミキシングまでしているこの状態は、この頃の延長線上にあると思う。

実際に、一人で全てをこなしながら、当時の事をよく思い出す。

あの頃より、随分作業が便利になったとか何とか、いろいろつい比較したりしてしまう。

そして、深夜の阪神高速は、なかなかいい感じで練習出来たと思っている。

その後は、すぐにいろいろあって声をかけて頂いて、スタジオ代を出してもらえる境遇になったので、結局数回しか実行していない。

その後更にいろいろあって、条件が合わなかったり考え方が合わなかったりで、スタジオ代を出して貰える境遇を手放した途端、今度は別の所から声がかかって、大阪から滋賀県まで週2ペースで、数年間に渡って通う事になった

そこにはスタジオがあるので、バンドのリハでのスタジオの心配はいらない。

でも、今度は、安いが交通費がおりる

滋賀県まで往復で3000円がおりるのだ。

高速を使わなければまぁ、足りるが、大阪から滋賀県まで一般道では正直ちょっとキツい。

と言いながらも、何度も一般道で走ったりもしたけど。


かと言って高速を往復使うと、高速代だけで3000円は楽に超える

いろいろ工夫して、時間に余裕のある時は、下道(一般道)で往復。

遅れそうな時は、行きだけ高速とか、疲れきってる時には帰りだけ高速とか、いろいろ工夫しながら、通った。


その時もいつも車の中で、自分で作ったカラオケで歌いながら

その環境も数年後に手放す事になるのだが。

今現在僕は、曲のカバーをして、YouTubeにカバー動画をあげる事をライフワークの一つにしているのだが、当時、よく車の中で歌ってた曲をまた録音してアップしようかな、なんて最近よく考える。

 

◇昭和カバー曲集/皆見つかさ<再生リスト>

(『せっかくだから、少しでもいい音で音楽を楽しんで欲しい。 』)

 

 

 

そして、当時を思い出して懐かしむのと同時に、小規模ながらも今のこの環境が本当に有り難いと心の底から思う。

 

 

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