ゲームのはなしだ。~逆転検事編~
自腹を切っていないゲームというのは、どうもやる気が起きないもので、
もらってから3ヶ月以上放置していたが、昨年10月頃からの面白いゲーム切れ不況に遭い、ついにプレイした。
基本的には、「逆転裁判」の要領。
ゲームの骨子が、捜査パートで証拠を集め、関係者との会話時にムジュンを指摘し、真相にせまるというのもの。
さすがに人気シリーズだけあって、テンポとノリが良く、謎解きもほど良い難易度。
キャラクターも個性的で、過去シリーズのキャラクタも大量に登場するから、このシリーズが好きな人ならたまらないだろう。
ただミステリファンは、ガチで挑まない方がいい。
”ロジック”といいつつも、強引を通り越して、勘以上のなにものでもない論理の飛躍がほとんどなので、
「こういうもの」と思ってプレイしないとがっかりすることになる。
論理的展開に拘らなければ、そこそこ楽しめるシナリオか、な?
正直なところ、クリアまで楽しめたわけではなく、途中からかなり”まだ終わらないのか”という思いでやっていたのは事実。
このゲームのシナリオは、毎回、主人公たる御剣にかかった疑いを晴らすことが目的となっていて、
ミステリに不可欠な、”魅力的な謎”がほとんど提示されない。
だから、「御剣の疑いを絶対晴らしてやる! だってわたし、御剣ファンだし!」
みたいなモチベーションのある人ならまだしも、そうでない人には、この事件を解決したからどうだというのだ的な気分になってしまうくらいの、魅力の低さ。
この逆転検事の”謎の低魅力”は、
「スローンとマクヘールの謎の物語」で、”ある日、草原の真ん中で男が死んでいた。なぜか?”という謎の、つまらなさと似ている。
”教会で祈祷を聞いていた主婦が、突然、神父を床に倒し、ひきずりまわした。なぜか?”
という謎は、なぜか知りたくなって、夢中でゲームを進めてしまうが、
魅力の低い謎は、それを解こうというやる気につながらないのだ。
初代逆転裁判では、これまでの推理を覆す証拠品が提示されたりして、
”なぜ”が深まる展開がたくさん用意されていたが、逆転検事ではネタがつきたのか、
意外性のある展開はほとんどなく、その点は残念なところだった。
ゲームのはなしだ。~デモンズソウル編~
「君にはデモンズソウルがオススメ」だと。
プレイしてみると確かにその通りだった。面白い。
DIABLOライクな死霊うごめく暗鬱とした雰囲気が、隙間なくゲーム世界を埋めてる。
ゾンビみてぇなヤツが「OooOoゥゥゥ」なんて感じの声を発しながら、よたよたと向ってくる。
刺す。
血が吹き出る。
これまた敵を刺したり斬ったりしたときの音がイイ。最高のチョイス。
「手応え」が感じられる。
ジャンルとしてはアクションRPG。
敵を倒して集めた「ソウル」を支払ってLvや武器の強化、取引をするところに成長要素がある。
ただ死ぬと、ソウルの全てを死んだ場所に置いてきてしまうから、死んだらソウル回収のために全力を尽くす必要がある。
アクションとしてはかなりシビアな類で、軟弱ゲーマーなら、すぐに投げ出すであろう難易度。
たとえば最初のステージなのに、こちらが一撃死するギミックがわんさと用意されていて、
まぁとりあえず、どんなにアクション上手でも、始めて数時間で10近い死を経験するであろう。
ただし、”技量がなければクリアできない”風には作っていない。
下手なやつでもクリアできるように、作られているところが素晴らしい。
たとえば、倒せない敵がいるなら、「関わらなければいい」「武器を変えればいい」「剣に火をつければいい」「防御力をあげればいい」「弓で遠くから倒せばいい」と、さまざまな突破口が用意されているし、
各所にちりばめられた謎解きも、そう難しくない。
強いて言えば、ボス戦だけはある程度の技量が要求される。
が、そうでなければボスとは言えないだろう。
さらに、このゲームはゲーム開始と同時に、オンラインに自動接続する仕組みになっていて、
プレイ中に同じステージをプレイしているプレイヤーの行動が、ときおりゴーストのように横切ることがあって
「1人用のつもりなのに、1人じゃない感」が、孤独なソロプレイヤーの心を癒してくれる。
そして、床にはいたるところに、「血痕」と「メッセージ」がちりばめられている。
「血痕」は、他のユーザーの死の記憶であり、見ることで、その場所で他のユーザーがどんな死に方をしたのか分かる。
数歩進んで、何者かに襲われて死ぬ情景が見えたら、先に強敵がいることが分かるという仕組みだ。
「メッセージ」は、他のユーザーからのヒント。
セレクトボタンを押すと、固定メッセージと単語を組み合わせたメッセージを地面に残すことができる。
『この先、落とし穴に気をつけろ』 『もし初心者なら、後で攻略すればいい』 『この先スピアが有効だ』など。
このメッセージには、ほんとうに救われる。
さて、良いところばかりではない。
まず、ゲーム画面が基本暗いので、TVの設定によっては、プレイしずらいことこの上ない。
そして、気持ち悪いにもホドがある敵がいる。
ゾンビとか骸骨はよしとしても、リアルグラフィックで巨大芋虫とかは勘弁して欲しかった。
さらに、ゲームのフローとして、シビアアクションを求めつつ、鍵などを探しながらボスまで辿り着くルートを確保し、ボス対峙、次のステージへ。
なのだが、
ボスが強すぎる場合、ボスで死ぬと、一度攻略して面白くもなんともなくなったステージを、ただボスに向けて突っ走るという作業的な行為が発生する。これが一番嫌なところだろうか。
なんにせよ、バランスと雰囲気は素晴らしい。
ヌルゲー嫌いな人は、是非やってみたらよいだろう。
キングゲイナー
富野復活三部作の一つらしい、というのを「カオスアニメ大全」を見て知り、
ほぼ同時期に泉大先生からオススメされたので、見ないわけにはいかないなというATOKから怒られる二重否定で思いながら、歩いたあの日の丘……。
と、いうわけでまずね
オープニングがターンAガンダムなんですよね。
「ターン!」と「キーングゲイナァー!」のとこで全く同じポーズで歌終わるでしょあれ。
マシンが簡単に爆発しないところとか、めちゃくちゃズルイヤツが出てこないところなどは、
なんだかとてもターンA的な(牧歌的な?)雰囲気があって
安心して見ていられる。
反面、テーマ性が弱いというか、ロボットアニメなのだけど
そのロボット同士が戦う理由が希薄というか。そこに刺激が足りないのも事実。
各勢力に強い思い入れや欲がなくて、「戦うために理由をこじつけている」感じが、やや釈然としない。
まあ、作品のテンポは良くて、Zガンダムほどでないにしろ、さくさく物語が展開していくのは観ていて飽きないし、
安定した面白さがあるので、ロボットものが好きな人ならば、女の胸に手をあてなければロボに乗れないような昨今のちゃらいロボアニメを観るより、確かにオススメ。
あと作中に出てくる「エクソダス」って、ウルティマのボスの名前でしょ?
恐怖のエクソダスね。
けいおん!二期発表!!
ついに発表されました。
横浜アリーナで開催されたけいおん!ライブにて発表されました!!
私も会場にいました!!
発表された瞬間会場内は喝采に包まれました。
驚いた事にライブ終了直後(発表後20分くらい)に友達から
「けいおん!2期発表されたって本当」ってメールが届きました。
どうやら会場内でツイッターでつぶやいた人がいたみたいです。
現在では既に公式ホームページにも掲載されてます、情報の速さは凄いですね。
時期は未定ですが、来年中にやって欲しいな~と思ってます。
年明けは「涼宮ハルヒの消失」で忙しいだろうから、落ち着いた頃で4月からかな。
kanon blu-ray box
12/16についに発売になりました。
8月にアマゾンで予約をして、ずっと楽しみにしていました。
4話くらいまでリアルタイムで見て、残りはDVDの発売まで楽しみをとっておこうと思ってずっと見てませんでした。そう言っているうちにAirのblu-ray box が発売になり、kanonも絶対に発売するだろうと予想して今に至ります。
なので今回のblu-ray box発売はすごい嬉しいです。
ネックは値段……。2クールのアニメで6万円以上……。
ただ、内容は値段に見合うだけのハイクヲリティです。特にオープニングの映像美は圧巻です。
そしてゲームをやっているファンとしては嬉しい、ゲーム中のCGを意識したような映像と音楽はまさに感動です。
アニメとラノベのはなし
アニメになると面白くなるのだろうか。
この疑問に対する答えに、ただ、「アニメ制作会社の腕」と自分を納得させていたが、
それだけではないと、真の解答に辿り着いた気分なので、言おうかと。
小説にしろアニメにしろ映画にしろ演劇にしろ、
見る者を虚構の世界へ誘う代物であることに代わりはない。
例外として、作品が作品自体を鑑賞する、というメタレベルのものもあるが……まあそれはおいといて。
虚構の世界に誘われているからには、
そこには作品と自分しか存在してはならない。
けれどもラノベの9割においては、「作者」が登場してしまう。
作者の意図が文章中から透けて見えてくる。
客のいないソバ屋で、注文したソバをすすっていると、店主が「ほらおいしいでしょう」という顔を向けているのが分かるようなもので、
「ほら、ここはみなさんの期待に応えた展開ですよ」というラノベの作者の顔。
その顔、顔!
満面に自信と笑みをたたえた作者の顔の登場で、一気に物語から現実に引き戻されるのだ。
作者:「さぁ、お馴染みのドジッ子の登場です」
作者:「当然ながら巨乳です」
作者:「みなさまのお望み通りのシーンを入れときました」
それが多ければ多いほど、その小説は、とたんに字の書かれた紙になりさがる。
読むのが苦痛になり、結末などどうでもよくなる。
しかしながら、アニメで同じことをやっても、作者の顔が見えたり、冷めた気分になったりしない。
現実に戻ることはない。
なぜなら、
アニメを観るとき我々は、
美麗な映像で視覚的に満たされ、感情のこもった台詞で聴覚的にも満足するからだ。
小説では読者の脳内だけで視覚・聴覚もろもろあらゆる感覚を想像し補わねばならない為、脳の中の想像世界が小さくひび割れるだけで、補ってきた感覚が次々と破綻していく。
ところが、アニメでは、視覚と聴覚を脳の想像にまかせなくて良い分、破綻がおきにくいのだ。
で、あるから、ラノベ作品がアニメになると、感覚をフリーダムにし、物語を純粋の楽しめる。
「作者の邪魔」によって奈落の底に沈んだ小説が、アニメとなって不死鳥のごとく復活する背景には、どうやらそんな理由があるのだと、さっきお風呂で思った。
じゃ、DSやるんで。
文学フリマと寿司パーティ
別サークルで、日曜日、文学フリマに参戦してきました。
文章系同人イベントがスゴイのは、
ホンモノの作家さん、評論家さんが、フツーに多数参加してるところ。
一人や二人や三人じゃないんですよ。十数人、いや数十人というレベルです。300サークルしかないのに。
かつて(まだ9回目という短い歴史の中にあって)、桜庭一樹さんや長嶋有さんも出店したくらい、
作家登場頻度AAA(超得意)のイベントなわけです。
このイベントのちょっと残念なところは、
周辺に飲食店が少ないんですよね。
はねつきパリパリ餃子の店は、線路渡らないとダメだし、
国道沿いかつ駅が近いってのに、この有様で良いんですか?
駐車料金が安いのは素晴らしいですけどね。
劇場版 マクロスF 虚空歌姫~イツワリノウタヒメ~
マクロスFの劇場版を見てきました。
全国で30館しか上映していないらしく、地元の映画館でやってなかったので池袋まで行ってきました。
上映15分前に映画館前で友人と待ち合わせをしました。
すると凄い行列が出来ていて、マクロスFの時間表の所に「立ち見」の文字が……。
しかーし、こんな事もあろうかと前日にネットで席を予約しておいたので行列を無視して隣の自動発券機でチケットを発見しました。前日の夜時点の予約なのに、中央のベストポジションでした。っていうか予約だとガラガラでどの席も選び放題でした。
みんな、席を予約できるって事しらないのかな。
ちなみに客層は高校生-大学生が殆どでした。多分、その年だと初代マクロスはもちろん、マクロス7も知らないだろうに。
内用は総集編と聞いていたのに、殆どテレビとは違うパラレルストーリーになってました。
そしてやっぱり、音楽の戦闘シーンの組み合わせは秀逸でした。
そしてそして、シェリルがカッコよすぎ&可愛すぎ!!
それはそうと、シェリルはランカと違って声優と歌手が別人なんですが、テレビの時は、ライブシーンへの突入で前々違和感がなかったけど、映画だと違和感を感じました。
たぶん、当事は単純に「シェリルの歌」として聞けていたのが、この一年半くらいでmay'nが有名になった事で「may'nの歌」っていうふうにに聞こえたんだと思います。
COMITIA90サークル参加レポート 其の参 ~会場観察編&番外編~
レポートを続けます。
会場観察ってことで、色々歩き回って感じたことなどを。
まず全体的な感想というか、開催時間帯についてのこと。
11:00~15:30ってのはこの規模では、もうイベントとして短いってことですね。
まだまだ人がたくさんいるのに、時間的制限でやむなく終わってしまった、そんな印象でした。
それはひとりの参加者としても、サークル側としても、同じく感じました。
たとえ11:00入りしたとして、壁際サークルの攻防を経て、一休み&お昼をとり、
再度ゆっくり回るというスケジュールを組んだら、それでもう14:00くらいですよ。
見本市とかブース前とかでじっくり立ち読みする方なら、もっとでしょう。
今回のピクシブのように、別会場で開催してるイベントにも行ってみたいし、
せめてあと1時間は延ばして欲しいところですね。
次に企業ブースのこと。
とりあえずいつも通り、出張編集部は好評のようでした。
かなり熱くなっていた編集さんもいて、あれの小説版があったらめちゃめちゃ出してみたいんですけどね。
あと出口側の壁に並んでいた企業ブースで
「このマンガがすごい!」のブースは何がしたかったのか不明でした。
作品公募と受付相談、という触れ込みでしたが、どう考えてもそのブースが出ると分かってから公募を考えて、作品を持ってこれるような速さで描ける人は稀でしょう。そりゃ閑古鳥なきますよ。
かつて文学フリマでもNHKのなんたらという番組に出す作品を公募するブースが出ていましたが、
限定何名まで景品つき、にも拘わらずその限定まで届いていなかったくらいですし。
コミケのような二次創作イベントなら、企業もグッズ販売しがいがあるでしょうが
一次オンリーイベントでは、画材屋さんとか印刷屋さん以外に、魅力的コンテンツを出し得ないような気がします。
同人作品をiPhoneアプリにしませんか? というブースも出ていました。
これは新しいというか、面白そうだな、と感じました。
来る来ると言われ続け、なかなか伸びない出版系デジタルコンテンツですが、
商業出版物より、同人世界からこういったブームは来るんじゃないかと。
そういった意味じゃ、画期的な試みだと思いましたが、果たして。
そして一般参加ブースのこと。
ジャンル的に、イラストが多いなと。
逆にゲームと文芸の少なさは悲しいものがありますね。
前から思っていたことですが、ジャンルコードを二つ組み合わせた配置ってできないものでしょうか。
たとえば、少年×ギャグであったり、SF×青年であったり、ゲーム×少女であったり、ひとくくりにするのは難しいケースがほとんどじゃないかなぁと思うのです。
(自分たちのブースのことでもあるのですが)
小規模のイベントならかまわないのですが、
2000サークル以上ともなれば、1ジャンルに固定されると、「ギャグ漫画目的だから、興味のないSFはいいや」とそのジャンルのコーナーに足を運ばなくなりますよね。
きっと「SFファンタジーギャグ!」みたいなものが、SFのコーナーにあるはずで、
ギャグ好きな人が、そこでの名作を逃すような事態は、悲しいわけです。
だから、ジャンルコードを2つもたせておいて、「SF」「SF・ギャグ」「SF・青年」とか、そんな区切りをしてもらえたら素晴らしいなぁ、なんて。
最後に、私事な出来事について。
今回のコミティアで一番の衝撃は、同じ会社に勤めるデザイナーさんにばったり出会ったこと。
しかも同じ部署の、同じチームの人ですからね。びっくりもします。
ティア後、ティア話やお互いの活動話で盛り上がり、彼とはより親しくなりました。
こういった事があるから同人って素晴らしいですね。
お後がよろしいようで。
08-09シーズン開幕
新バージョン稼動から、一週間経ちました。
毎回、新バージョン稼動当初はどこのゲーセンも並ばないとできないのに、今回はわりとガラガラです。
稼動翌日にセガ直営店に行っても、並ばずにできました。
人気が落ちてるのかな……。
今回の目玉カードはなんと言っても、キングオブレジェンドのマラドーナ!!
前々バージョンからKOLのカテゴリーができて、ペレが出たときからいつかは出ると思ってたけど、ついに出ました。
けどカードショップでは10万円してました……。地道に頑張って当てるしかないか。