COMITIA90サークル参加レポート 其の参 ~会場観察編&番外編~ | でたとこTRY@CATCH!

COMITIA90サークル参加レポート 其の参 ~会場観察編&番外編~

もうかれこれ10日を過ぎましたが、
レポートを続けます。

会場観察ってことで、色々歩き回って感じたことなどを。

まず全体的な感想というか、開催時間帯についてのこと。

11:00~15:30ってのはこの規模では、もうイベントとして短いってことですね。
まだまだ人がたくさんいるのに、時間的制限でやむなく終わってしまった、そんな印象でした。
それはひとりの参加者としても、サークル側としても、同じく感じました。

たとえ11:00入りしたとして、壁際サークルの攻防を経て、一休み&お昼をとり、
再度ゆっくり回るというスケジュールを組んだら、それでもう14:00くらいですよ。
見本市とかブース前とかでじっくり立ち読みする方なら、もっとでしょう。
今回のピクシブのように、別会場で開催してるイベントにも行ってみたいし、
せめてあと1時間は延ばして欲しいところですね。

次に企業ブースのこと。

とりあえずいつも通り、出張編集部は好評のようでした。
かなり熱くなっていた編集さんもいて、あれの小説版があったらめちゃめちゃ出してみたいんですけどね。

あと出口側の壁に並んでいた企業ブースで
「このマンガがすごい!」のブースは何がしたかったのか不明でした。
作品公募と受付相談、という触れ込みでしたが、どう考えてもそのブースが出ると分かってから公募を考えて、作品を持ってこれるような速さで描ける人は稀でしょう。そりゃ閑古鳥なきますよ。
かつて文学フリマでもNHKのなんたらという番組に出す作品を公募するブースが出ていましたが、
限定何名まで景品つき、にも拘わらずその限定まで届いていなかったくらいですし。

コミケのような二次創作イベントなら、企業もグッズ販売しがいがあるでしょうが
一次オンリーイベントでは、画材屋さんとか印刷屋さん以外に、魅力的コンテンツを出し得ないような気がします。

同人作品をiPhoneアプリにしませんか? というブースも出ていました。
これは新しいというか、面白そうだな、と感じました。
来る来ると言われ続け、なかなか伸びない出版系デジタルコンテンツですが、
商業出版物より、同人世界からこういったブームは来るんじゃないかと。
そういった意味じゃ、画期的な試みだと思いましたが、果たして。

そして一般参加ブースのこと。

ジャンル的に、イラストが多いなと。
逆にゲームと文芸の少なさは悲しいものがありますね。

前から思っていたことですが、ジャンルコードを二つ組み合わせた配置ってできないものでしょうか。
たとえば、少年×ギャグであったり、SF×青年であったり、ゲーム×少女であったり、ひとくくりにするのは難しいケースがほとんどじゃないかなぁと思うのです。
(自分たちのブースのことでもあるのですが)

小規模のイベントならかまわないのですが、
2000サークル以上ともなれば、1ジャンルに固定されると、「ギャグ漫画目的だから、興味のないSFはいいや」とそのジャンルのコーナーに足を運ばなくなりますよね。
きっと「SFファンタジーギャグ!」みたいなものが、SFのコーナーにあるはずで、
ギャグ好きな人が、そこでの名作を逃すような事態は、悲しいわけです。

だから、ジャンルコードを2つもたせておいて、「SF」「SF・ギャグ」「SF・青年」とか、そんな区切りをしてもらえたら素晴らしいなぁ、なんて。

最後に、私事な出来事について。

今回のコミティアで一番の衝撃は、同じ会社に勤めるデザイナーさんにばったり出会ったこと。
しかも同じ部署の、同じチームの人ですからね。びっくりもします。
ティア後、ティア話やお互いの活動話で盛り上がり、彼とはより親しくなりました。

こういった事があるから同人って素晴らしいですね。

お後がよろしいようで。