〘にゃんずトラベラー〙石田祥
読書日記2024-88にゃんずトラベラーかわいい猫には旅をさせよ石田祥(著)[実業之日本社文庫2024年12月発行]あらすじ子猫の茶々は飼い主の千代が海外に出張する間、両親の実家がある京都伏見のいなり寿司屋「招きネコ屋」に預けられることに。 さっそく先住猫の影丸と伏見稲荷の千本鳥居を散歩中、白い光をまとったキツネが現れついていくと…40年前の京都にタイムスリップしていた! 猫仲間、人間たちとの時空を超えた冒険と心温まる交流を描く、猫好き必読小説。感想笑いと癒しあふれる子猫の京都ふしぎ旅。まさに不思議過ぎる旅でした京都の伏見稲荷大社を舞台に、猫たちとお稲荷さんの白狐神のお話。思いっきりファンタジーだけど、その中にも現代人への教訓というか戒めがチラホラ…たとえば…《神社はな、ご利益や見返りを求めるだけの場所やない。神社は信仰の象徴であって、よすがになれど、願いが叶うかどうかは人間次第。ご利益いうのは受けて次第でいいようにも悪いようにも変わる》伏見のお稲荷さんは私にもお馴染みの場所で、次に行ったら絶対に白狐社は素通り出来ないわ石田祥さんといえば『猫を処方いたします。』本書は著者の最新書下ろし小説。京都と猫さん、猫好きとしては読まないわけにはいかないっすありがとうございましたm(_ _)m