読書日記2024-77

今宵も猫は交信中

水庭れん(著)

[講談社2024年8月発行]

 

今宵も猫は交信中 [ 水庭 れん ]

 

  あらすじ

猫がごろごろと喉を鳴らす理由を、皆さんはご存じですか? 実は、テレパシーで他の猫と交信している真っ最中なのです――
宵、きせき、シュトレン、めい子の4匹は別々の家に引き取られた四姉妹。 今日も元気にごろごろ喉を鳴らし、テレパシーで会話中。 しかし、いつも明るいめい子の様子がおかしい。 飼い主夫婦が離婚の危機にあるようだ。 猫の自分には引き留めることができないと途方に暮れるめい子の元に現れたのはなんと宵だった! なぜならお姉ちゃんだから!


  感想

猫と猫、猫と人の絆を描く、猫視点ハートフルドラマ!


そうでした、全て猫視点!

で、ゴロゴロ喉を鳴らすのは他の猫とテレパシー?交信?

そんなアホな爆笑

と読み始めはちょっと引いたけど、どんどん話に引き込まれていった!


それぞれの飼主たちの人生物語。

何となく先はよめるんだけど、そこに猫の思惑が絡んで上手く誘導されちゃうのよねぇ〜


猫同士でも人間同士でもすれ違ってしまう心がある…、言葉の通じない猫と人間がどうお互いに汲み取っていくのか…

ちょっとした日々の触れ合いが、捻じれた心の回線を修復していくもんなんですよねウインク


《嬉しいことがあると、誰かに伝えたくなる。不安なことがあると、誰かに励ましてもらいたくなる。不満があると、それに共感してほしくなる。だから猫はテレパシーを使うのだ。だから猫は、のどをごろごろ鳴らすのだ。》


人間も鳴らせたらテレパシー飛ばせるのかなぁ〜爆笑


ありがとうございましたm(_ _)m