こんにちは、野上徳子です。
心を整える小さな習慣<前編>に続き、心をいたわるためのヒントをお届けします。

 

 

 

つらいときは、誰かに頼ってもいい

「ちゃんとしなきゃ」「自分でなんとかしなきゃ」——そう思って、一人で抱え込んでいませんか?

でも、本当にしんどいときは、人の力を借りてもいいんです。

 

「ちょっと聞いてほしい」だけでもいい

同期、先輩、友達、家族……誰でも構いません。
「なんか疲れちゃってさ」と一言話すだけでも、心が軽くなることがあります。

「自分だけじゃないんだ」と思えるだけでも、安心できることってありますよね。

 

家族にも言えない時、私は奈々太郎に話しています(笑)

 

愛犬:奈々太郎

 

 

専門家に頼るという選択も

もし不調が長引いていると感じたら、専門家の力を借りるのも前向きな方法です。

 

「この程度で…」と思わなくて大丈夫

心療内科やカウンセラーに相談することで、ほっとする人もたくさんいます。
最近では、外部カウンセラーを利用できる職場も増えてきています。

「なんとなく辛いな」と思ったそのときこそ、相談していいサインです。

 

 

 

「がんばれない日」も、認めてあげて

真面目な人ほど、「もっとやらなきゃ」と自分を追い込みがち。

でも今は、完璧を目指すよりも「経験を積む」時期です。
元気が出ない日も、「そんな日もあるよね」と、自分にやさしく接してあげてください。

 

私は入浴時に、自分で自分を抱きしめるようにしています。

他の誰もいなくても、自分で自分を満たしてあげることはとても大切です。

この時、「大好きよ」「よくやってるよ」など声を掛けてますハート

 

 

 

おわりに:焦らず、自分のペースで

5月病は、心と体からの「ちょっと立ち止まってね」というサインです。

周りと比べず、自分のペースで進んでいきましょう。


誰かと違っていても大丈夫。あなたには、あなたのリズムがあります。

そして、つらいときは遠慮なく誰かに頼ってくださいね。


あなたの心と体は、これからの人生を支えてくれるかけがえのない資本。

どうかその“自分の資本”を、やさしく大切に育ててあげてくださいね。

 

 

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5月病の原因

5月病の対処法①

5月病の対処法②

 

 

 



野上徳子(のがみとくこ)
内科医・心理カウンセラー
1967年生まれ、岡山県育ち。愛媛県松山市在住。

30年診療に携わる中で、昔から‟病は氣から”というように病気の原因は氣(意識)が大きく関わっていることに気付き、現在は、病気や生きづらさの中に生きる価値を見出し、本当の自分として命を輝かせて生きるサポートをしています。

 

こんにちは、野上徳子です。
5月も半ばを過ぎ、気づかないうちに心がちょっと疲れている…という方も多いかもしれませんね。

今回は、そんなときに試してみてほしい「心を整える小さなヒント」をご紹介します。

 

 

   自分の気持ちに、そっと耳を傾ける

 

毎日忙しくしていると、ふとした違和感やモヤモヤを見過ごしてしまうことがあります。
「なんとなく元気が出ない」「ちょっと疲れてるかも」

——そんな小さなサインは、心からの大切なメッセージかもしれません。

 

 

🌸 日常に“自分と向き合う時間”を

・1行でもいいから日記をつけてみる
・気分をスコアで記録する
・何も考えずにぼーっとする時間をつくる

どれも、ほんの5分でも十分。自分の心の声に気づくきっかけになります。

  → 私は寝る前に、その日あった良いことを『1行日記』につけています鉛筆

 

 

🌸 無理に「ポジティブ」でいなくていい

「落ち込んではダメ」「もっと前向きに」……そう思ってしまう日もありますよね。
でも、落ち込むのは自然なこと。
そんな日があっても、ちゃんとあなたは頑張っています。

 

 

   小さな「楽しみ」を大切にしよう

 

心が疲れているときこそ、意識的に「嬉しい時間」や「ほっとできること」を取り入れてみてください。

 

🌷 自分へのご褒美、用意していますか?

・お気に入りのスイーツを食べる
・好きな音楽を聴く
・自然の中を散歩する

「今日もがんばったね」と自分に声をかけながら、やさしく癒す時間を持ちましょう。

  → 私は寝る前に、この一言を心の中で言って寝ていますハート

 

 

🌷 「何もしない時間」は悪いことじゃない

ただのんびりする時間も、心には大切な栄養。
“効率”ではなく、“心地よさ”を選んであげることが、明日への力になります。

 

 

 

▶️【後編へつづく】
次回は、【5月病の対処法③】「人を頼ることの大切さ」や「がんばれない日との向き合い方」などをお届けします。
どうぞ、お楽しみに。

 

 

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5月病の症状

5月病の原因

5月病の対処法①

 

 

 



野上徳子(のがみとくこ)
内科医・心理カウンセラー
1967年生まれ、岡山県育ち。愛媛県松山市在住。

30年診療に携わる中で、昔から‟病は氣から”というように病気の原因は氣(意識)が大きく関わっていることに気付き、現在は、病気や生きづらさの中に生きる価値を見出し、本当の自分として命を輝かせて生きるサポートをしています。

 

5月病かな?と思ったら

 自分を守るためにできる日々の体の対処法

 

春からの新生活に少しずつ慣れてきた頃、ふと感じる心と体の重だるさ。
「やる気が出ない」「なんだか毎日がつらい」――それ、もしかしたら5月病かもしれません。

 

今回は、そんなときにこそ意識したい、今日からできるセルフケアのヒントをお届けします。
まずは土台づくりから。

 

 

   “体の土台”を整える3つの対処法

 

どんなときも、自分を支える力になってくれるのは、毎日のちょっとした習慣です。
気持ちがゆらぎやすいときほど、生活リズムを整えることが心の回復にもつながります。

 

 

1.睡眠のリズムを整える
夜ふかしや寝不足が続くと、心も体もぐったりしてしまいますよね。
できるだけ同じ時間に寝て、同じ時間に起きる。

 

私は23時に寝て、6時に起きるように心がけています。

たったこれだけでも、心の安定にやさしく効いてきます。

 

 

2.栄養バランスのとれた食事を
忙しい日々でも、食べることは心のエネルギー源。
野菜やたんぱく質を意識して、朝ごはんはできるだけ抜かないようにしましょう。
きちんと食べることで、気持ちも整いやすくなります。

 

 

3.軽い運動を日常に
体を動かすことは、心にも栄養を届けてくれます。
散歩やストレッチ、軽めの筋トレなど、ほんの少しでもOK。
動くことで「幸せホルモン」と呼ばれるセロトニンが分泌され、

前向きな気持ちになりやすくなりますよ。

 

私は毎朝、愛犬(奈々太郎)と30分散歩しています犬

忙しい方は、1分でも体を動かすだけで気分転換になりますよ。

 

 

 

この3つの「体の土台」を意識するだけでも、気持ちが少しずつラクになっていきます。
全部を完璧にやろうとしなくて大丈夫。

「今の自分にできることを、できる範囲で」続けていくことが、いちばんの近道です。

 

 

明日は、心の整え方についてお話しますね。

 

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5月病の症状

5月病の原因

 

 

 



野上徳子(のがみとくこ)
内科医・心理カウンセラー
1967年生まれ、岡山県育ち。愛媛県松山市在住。

30年診療に携わる中で、昔から‟病は氣から”というように病気の原因は氣(意識)が大きく関わっていることに気付き、現在は、病気や生きづらさの中に生きる価値を見出し、本当の自分として命を輝かせて生きるサポートをしています。

 

こんにちは、野上徳子です。

昨日、5月病の症状についてお話しました。

 

今日は、5月病の原因「なぜ私たちは5月病になるのか?」

そして、なりやすい人の特徴「どんな人がなりやすいのか?」についてお話ししますね。

 

 

 

  5月病の原因

 

5月病は、いくつかの原因が重なって心と体に負担がかかることで起きるとされています。

  • 新しい環境での緊張やストレス
  • 春から初夏にかけての寒暖差や気圧の変化による、自律神経の乱れ
  • ゴールデンウィークなどの長期休暇の後で、生活リズムが乱れてしまう
  • 「周りとうまくやれていない」「自分は役に立っていないのでは」などの自己否定感

こうしたことが積み重なって、知らないうちに心も体も疲れてしまっているんですね。

 

 

 

  5月病になりやすいの人の特徴

 

こんなタイプの方は、5月病にかかりやすい傾向があります。

  • 環境の変化に敏感な方
  • 周囲に気を使いすぎる方
  • 完璧を目指してがんばりすぎてしまう方
  • 一人で悩みを抱え込みがちな方

まじめで責任感が強い方ほど、自分に無理をさせてしまいやすいのです。

 

 

 

 【五月病セルフチェックリスト】

 

次の項目に、いくつ当てはまりますか?

✅通勤電車に乗るのがつらく感じる
✅電話の着信にすぐ出るのが億劫
✅朝起きても体が重だるい
✅自分に自信が持てない
✅つい身近な人にイライラをぶつけてしまう
✅歯磨きや身だしなみがどうでもよく感じる
✅朝、布団の中でなかなか動けない
✅トイレに長くこもることがある
✅他人が自分を軽く見ているように感じる
✅自分の能力が評価されていないと感じる
✅食欲がない
✅肩こりや頭痛がひどい
✅吐き気やめまいを感じる
✅集中力や思考力が落ちていると感じる

 

これらのうち、4つ以上当てはまるようなら、5月病のサインかもしれません。

 

 

 

明日は、「そんな時にどうしたらいいのか?」という、5月病の対処法についてお話しますね。


無理をしないで、ゆっくり深呼吸してみましょう。

あなたの心と体は、がんばりすぎていたのかもしれません。

心をゆるめて、また明日、お会いしましょう。

 

 

 



野上徳子(のがみとくこ)
内科医・心理カウンセラー
1967年生まれ、岡山県育ち。愛媛県松山市在住。

30年診療に携わる中で、昔から‟病は氣から”というように病気の原因は氣(意識)が大きく関わっていることに気付き、現在は、病気や生きづらさの中に生きる価値を見出し、本当の自分として命を輝かせて生きるサポートをしています。

 

 

こんにちは、野上徳子です。

ゴールデンウィークが明けて、5月も半ば過ぎましたね。
今日はこの時期に気をつけたい「5月病」について、お話ししたいと思います。

 

 

ゴールデンウィーク明けに心と体がついてこない…それ、「5月病」かもしれません

 

春は出会いや始まりの季節。
進学、就職、転勤など、新しい環境に身を置く方も多いですよね。


4月は「頑張らなきゃ」と気を張って過ごしていたけれど、
ゴールデンウィークが終わった頃から、なんだか元気が出ない、気分が沈む…。

 


そんな方は「5月病」のサインかもしれません。

実は「5月病」という言葉は医学的な診断名ではありませんが、
「適応障害」や「うつ病」と診断されることもあるんです。

 


環境の変化やストレスに無理をして頑張ってきた心と体が、
連休を境にふっと緊張の糸が切れてしまう…。
そんな状態を「5月病」と呼んでいます

 

 

  5月病の症状:3つのチェックポイント

 

✅1. 身体のサイン
・寝つけない、眠りが浅い
・疲れが取れない、ずっとだるい
・胃が重く、食欲がわかない

→ 自律神経のバランスが乱れると、体がうまく休めなくなってしまいます。

 

 

✅2. 心のサイン
・気分が沈みがち
・理由もなく不安になる
・やる気が出ない
・イライラしたり、焦ってしまう

→「何をしても楽しくない」「自分だけ取り残されているような気がする」…

 そんな感覚に心が支配されることも。

 

 

✅3. 行動のサイン
・朝なかなか起きられない
・会社や学校に行くのがつらい
・人と会うのが億劫になる
・生活リズムが乱れがち

→ 心や体の疲れが行動にも表れ、日常生活に支障をきたしてしまいます。

 

 

少しでも当てはまると感じた方は、

どうか一人で抱え込まないでくださいね。
「頑張りすぎた自分」を少しゆるめてあげることも、大切なセルフケアです。

 


次回は、5月病になりやい人の特徴についてお話ししますね。

今日も心と体に、やさしい1日を。

 

 

 



野上徳子(のがみとくこ)
内科医・心理カウンセラー
1967年生まれ、岡山県育ち。愛媛県松山市在住。

30年診療に携わる中で、昔から‟病は氣から”というように病気の原因は氣(意識)が大きく関わっていることに気付き、現在は、病気や生きづらさの中に生きる価値を見出し、本当の自分として命を輝かせて生きるサポートをしています。