「家の中だから安心」は思い込み

“おうち熱中症”を防ぐ5つの仕掛け 

 

 

実は、熱中症の約4割が“自宅で”発症していることをご存知ですか? 

厚労省の統計でも示されているこの事実。

 

 

特に高齢のご家族がいる方は要注意です。 

加齢とともに“暑さ”を感じにくくなり、気づかないうちにリスクが高まるのです。 

 

そこで今回は、今日からすぐできる「室内熱中症対策5つの仕掛け」をご紹介します。 

 

 

 

おうち熱中症を防ぐ5つの仕掛け 

 

1. 温湿度計を「目に入る場所」に置く 

室温28℃・湿度60%を超えたら、ためらわず冷房ON。

数字で確認する習慣を。 

 

 

2. サーキュレーターで空気を循環 

冷たい空気は下にたまりがち。

風を回して、冷房効率UP&足元の冷え防止にも。 

 

 

3. キッチン・浴室の“こもり熱”対策 

調理中は換気扇+扇風機、入浴時は脱衣所も冷房で快適に。

熱気がこもらない工夫を。 

 

 

4. 冷感寝具で睡眠時のケア 

接触冷感シーツやクールパッドで、寝ている間の深部体温上昇を防ぎます。 

 

 

5. アラーム付き給水ボトル 

「○時になったら一口飲む」

ルールを作ることで、こまめな水分補給が自然と習慣に。 

 

 

 

「室内=安全」と思い込まず、自宅こそ最初に整えるべき“熱中症対策の場”です。 

 

大切な家族を守るために、今日からひとつでも取り入れてみてくださいね。

 

 

 

 



野上徳子(のがみとくこ)
内科医・心理カウンセラー
1967年生まれ、岡山県育ち。現在、愛媛県松山市在住。

医師として30年診療に携わる中で、昔から‟病は氣から”というように病気の原因は氣(潜在意識)が大きく関わっていることに気付き、現在は、病気や生きづらさの中に生きる価値を見出し、本当の自分として命を輝かせて生きるサポートをしています。