備忘録的に書いておきます。

そのため、今回は飾り気のないブログですみません。

 

「ウィジェット」アイコンをクリックしても反応がないときの治し方です。

自分で適当にやって発見した方法なので、うまくいかないかもしれませんが、あらかじめご了承ください。

 

■症状

1.MicrosoftアカウントでWindows11にログインしたあと、Windows11のタスクバーにある「ウィジェット」アイコンをクリックしても(右クリックしても、左クリックしても)、アイコンが回転するだけで何も起こらない。

2.新規に別のアカウント(ただし、ローカルアカウント)を作ってみると、「ウィジェット」アイコンをクリックしたとき反応する(次の行参照)。

この場合はローカルアカウントなので、この時点でMicrosoftアカウントにはログインしていないため、半透明のウインドウが表示され、Microsoftアカウントでログインすることを促すメッセージが表示される。

 

■直接の原因と考えられること

Microsoftアカウントのプロファイルの、ウィジェットに関する部分が壊れているのではないかと思われます。

 

■壊れた原因と思われること(というか、壊れた経緯)

1.私はIObit の「Driver Booster」というソフト(体験版の状態)をインストールしたのですが、このソフトで提示される新しいドライバを一日1個のペースで(体験版のため一日1個しか更新できない)、ドライバを更新していきました。

更新したドライバはシステム関係が多かったです。

 

2.ところがこのドライバ更新以来、Windows11の動作がなんか遅く、特にHDDのアクセスが異常に遅くなりました。

 

3.そこで、「これはドライバのせいだ」としか考えられなかったので、システムの回復を使ってWindows11を回復させました。

 

4.ところがその回復の作業中、「影響を受けるソフトウエア」の一覧にMicrosoft関連の名前があったのに、「まぁ大丈夫だろう」とたかをくくってシステムを回復したのです。

 

5.そうしたら、上に示すように、ウィジェットが反応しなくなりました。

 

■私の環境

・CPU: AMD Ryzen7

・Windows11 Home 64bit (製品版)

 (パソコンにプリインストールされていたWindows11なので、パソコンはWindows11に正式対応している機種です。)

 

■治し方

これ以下の内容は、上記「症状」の2で書いてあるように、

新規に別のアカウント(ただし、ローカルアカウント)を作ってあることが前提です。

 

もし、まだローカルアカウントを作っていない場合は、

事前にローカルアカウント(名前などは適当でいい)を作っておいてください。

 

【注意】

以下の作業中、途中でMicrosoftアカウントにログインするという重要な作業があります。

この作業が最も肝心なので、ここで作る新しいアカウントは「Microsoftアカウントではないローカルアカウント」で作成してください。

 

1.念のため、不具合が起きているMicrosoftアカウントの方はログアウトしておきます。

(私はログアウトしなくても治りましたが、一応念のため。)

 

2.新規に作ったローカルアカウントでログインします。

 

3.Windows11のタスクバーにある「ウィジェット」アイコンをクリックします。

 

4.半透明のウインドウが表示され、ログインを促すメッセージが表示されます。

 

5.メッセージに従ってMicrosoftアカウントでログインするのですが、このとき使うアカウントは、不具合が起きているMicrosoftアカウントと同一のアカウントを使用してください。

 

【注意】

Microsoft アカウントに2段階認証を設定している場合は、スマートフォンの Microsoft Authenticator アプリでの認証が必要になる場合があります。

この場合はあらかじめスマートフォンに Microsoft Authenticator アプリをインストールして、各種設定をして使えるようにしておく必要があります。この手順については本ブログでは省略させていただきます。

 

6.5.のログインがうまくいき、ウィジェットの内容(ニュースなどの情報)が表示されることを確認してください。

 

【参考】

この時点でウィジェットの内容が正常に表示されるようであれば、ウィジェットのプログラム自体は正常な状態であることが確認できます。

つまり、ウィジェットのプログラム自体は正常に動作する状態であることを確認することが大事です。

もしこの段階で正常に表示されないようなら、原因はユーザープロファイルではなく別のところにあるので、本ブログ記事の方法では治らないと思います。

 

7.念のため、PCをいったん再起動します。

 

8.元のアカウント(エラーが起きていたアカウント)でログインし、タスクバーにある「ウィジェット」アイコンをクリックします。

もし障害が治っていれば、この時点でウィジェットの中身が正常に表示されるはずです。

これで作業は終わりです。

 

私はこの方法でウィジェットが正常に表示されるようになりました。

 

■追加事項1

 

上記の方法の前に、一応念のためやってみたことを追記しておきます。

・ディスプレイドライバをいったん無効にし、有効化しなおした。 → 結果は治らなかった。

・ウィジェットに関するレジストリを変更し、タスクバーから(なかば強引に)ウィジェットが表示されないようにしてPCを再起動したあと、再びレジストリをいじってタスクバーにウィジェットを復活させてみた。

→ これでも治らなかった。

 

で、最終的には上記の方法を使ったわけですが、もしかしたら、ドライバやレジストリをいじったことも、治った一因かもしれないなぁと思ったりします。

なので、上記の方法だけで治らなかった場合には、ドライバやレジストリをいじってみても良いのかもしれません。

 

(レジストリの操作などに慣れてない人にはお勧めできないため、その方法は示しません。

ウィジェットに関するレジストリの情報は検索すればすぐ出てくるので、各自でお調べください。)

 

【参考】

「Windows11 ウィジェット 表示されない」などのキーワードで検索すると、現時点(2021年11月14日(日))でも一応いろいろ情報は出てきます。

ただし、その情報のほとんどは Windows11のプレビュー段階での不具合報告であり、その内容(たとえばディスプレイドライバを無効にするなどの方法)では私は治せませんでした。

また、Windows11の挙動や画面の内容も、Windows11のプレビュー段階のときと製品版の時(私は製品版です)とで違いがありました。

 

■追記事項2

上記に書いたとおり、私のPCのCPUは AMD の Ryzen 7 なわけですが、そもそも、Windows11製品版がリリースされた直後、

「AMDの CPU の動作が極端に遅くなる」

という不具合がありましたね。

 

だから私は、Driver Booster で安易にドライバを更新すべきじゃなかったんだと後悔してます。

(結果的に動作がすごく遅くなりましたし。)

 

このことから私は、Driver Booster で「より新しい」と表示されたドライバがあったとしても、Windows11はまだまだ安定してないので、下手にドライバを更新することは御法度だなと学習しました(PCに詳しい諸先輩の皆様からいわせれば、「そんなことは当然だろ」とおしかりを受けそうですけど。)