私は、8月15日の記事
「今月のKB4512508適用で、タスクバーでの右クリックが効かなくなる」
の中で、8月のWindows Update KB4512508 により発生する、タスクバー関連の不具合の報告をしました。
この不具合が、昨日新たに公表された9月のWindows Update で改善されたらしいことを、報告したいと思います。
●どのような不具合が発生していたのか?
8月の KB4512508 により発生する不具合とは、次のようなものでした。
・エクスプローラを右クリックしても、全く反応がなくなる。
(本来であれば、ショートカットメニューが表示されるはず。)
・タスクバー右側のスピーカーアイコンを左クリックしても、全く反応がなくなる。
(本来であれば、ボリューム調整用の小さなウインドウが表示される。)
・スタートボタンをクリックすると、タスクバー全体がちらつく。
(これは後で気付いたので、上記記事には書いてない。)
これらの不具合については、「フィードバックHub」を使ってMicrosoftに報告しておきました。
同時に、ユーザーフォーラムのような場所でも、報告をしておきました。
9月のUpdateで改善されたということは、Microsoftもこの障害を認識していたということなのだろうと思います。
●私はその後どのように対処していたか?
この不具合を起こす原因は、8月の KB4512508 だとはっきりわかっていました。
いったんアンインストールすると治るのに、またインストールしてみると必ずまた不具合が起きるという感じで、完全な再現性があったからです。
そこで私がいままで行っていた対処は、設定を使って
「Windows Update を停止する」
ということでした。
最初は1週間停止してましたが、1週間後に自動で行われたアップデートでまた不具合が再現したので、その後は9月13日までずっと Windows Update を停止していました。
そして、9月13日に自動的に再開され、今月のWindows Update が自動的に適用されたという感じになりました。
●9月の修正パッチにより改善
結局、昨日発表された複数の修正パッチにより(どのパッチが効いたのかは不明)、上記の不具合は全て治ったようです。
でも一方で、報道によると、9月の Windows Update でも、CPUの使用率が高くなるなどの、別の新たな不具合が発生するという報告が出されています。
私の環境では、9月の修正パッチを適用してもCPU使用率の上昇などは起きていません。
たぶん、環境に依存する不具合なのではないかと思います。
それにしても、8月といい、9月といい、このところ Windows Update を適用すると不具合が生じるということがあまりに頻繁に起きすぎていないでしょうか?
以前も Windows Update は不具合の原因になることが多かったのですが、最近はそれが、あまりにも顕著に出過ぎてます。
Microsoft は、もっとしっかりと検証してから Update を出すべきではないかと思います。