林ともみの ともみ と ともに・・・。 -352ページ目

お茶の宿題


日曜日、息子が寝る前に
時間割をそろえていて
もう一つの宿題を思い出した。

ペーパーの宿題はやってあったが
連絡帳には「お茶」と書いてある。

「家族にお茶を入れる」という
家庭科の宿題。

それからが大騒動。

我が家は冬でも冷たいお茶が多く
熱いお茶は久しぶり。

しかも、我が家はウォーターサーバーでボタンを押せばお湯が出て
簡単にお茶は飲める。

しかし、この宿題は
やかんでお湯を沸かすとのこと。

お茶の葉は一人2gらしい。
6人分で12gなので
スケールで量るという。

水は一人100ml。

スケール、計量カップを棚から出して
急須に湯のみに…。

しかも、沸騰して
少し冷ますらしい。

大騒動の中
お茶が出来上がった。

寝る前にみんなでお茶を飲む…。

娘は熱いお茶は無理なので
翌日、飲むことに…。

ノートには家族の感想の欄もあった。

もう少し早く思い出してほしかったけど、家族みんなが「おいしい、おいしい」と飲みました!

お茶を入れるのも
なかなか大変ですね…。

宿題を忘れず良かったと
得意気な息子でした。

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白杖歩行訓練士

今日の「ともみとともに」のゲストは
尾張旭市在住の原志治さん。(ゆきはる)

鹿児島の大学を卒業して
旧厚生省の国立福岡視力障害センターに勤務。

全国7ヶ所にある国立の障害者センター。
半分以上は視力障害センター。
一年、視力障害について学び
白杖歩行訓練士の勉強もみっちりしたそうだ。

白羽の矢が当たり
霞が関の厚生労働省本省勤務に
なったこともあった。

現場からデスクワークになり
上司に指導する立場になった。

ここでの仕事は本当に大変だったようだ。皆さん、激務をこなしていたそう。

本省勤務時代にうつ病を発症し
仕事に行けなくなったことも。

結果的に退職をし
ホームレス支援や障がい者の就労支援をしたりして、現在は大学の非常勤講師をしながら主治医と相談しながら
のんびり過ごしている。

国家公務員をやめてしまったというのも、もったいない気もするが
やはり心身の健康には変えられない。


「頑張って」

「克服して下さい」という言葉は
辛かったとのこと。

そして変わらず付きあってくれた友だちや、変わらず支えてくれた人たちが
いて、本当にありがたく感じたようだ。



視覚障がい者に接してきただけあって
やはりいろんなところに目がいき
ハード面が気になる。

ちなみにパルティの男子トイレの色使いの工夫を褒めて下さった。
白内障などの方たちにも分かりやすいそうだ。

心のバリアフリーは
「にぎりこぶしでいては
握手はできない」

そう答えて下さいました。

歩み寄る気持ち
心を開く姿勢が大切ですね。

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動物病院

ココアの狂犬病予防接種で
動物病院に行った。

いつも、すごく待つので
今日は夫と診察時間前に行き
診察券を出す。

おかげですごく早かった。

動物病院に行くと
愛犬家、愛猫家がいっぱい。

皆さん、我が子と一緒という感じで
かわいがっている。

何だかほのぼの。

実は私は
犬が苦手だった。
小さい頃に噛まれたことが
きっかけで心の中に
「怖い」という思いがあった。

息子にせがまれて
仕方なく飼い始めたが
不思議と他の犬も怖くなくなった。
しかも、よその犬も猫も
かわいく感じる。

ココアは2才のトイプードル。

でも、1.75kgしか体重がない。
もう大きくならないようだ。

娘をNICUで初めて抱っこした時、
産まれた時より少し体重が減り
ちょうど1750gだった。

夫と交代でココアを抱きながら
「美優ちゃん、こんなに軽かったんだね」と当時を思い出していた。

今は娘も18kgを越えているので
10倍以上。

何だか感慨深い。


久々の動物病院で
いろいろ感じたのでした。

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自閉症裁判

スクールカウンセラーの先生に
勧めて頂いた本を読んでいる

「自閉症裁判」
佐藤幹夫さんという方が書いた本。

2001年4月に浅草で起きた殺人事件に
ついての本。
犯人がレッサーパンダの帽子を
かぶっていたので
「レッサーパンダの男」という言葉が
話題になった事件だ。

この事件に関しての本は
いくつか出ているが
この本はお勧めとのこと。

合間を見つけて読んでいる。

犯人に
障がいがあっても
罪は罪。

遺族にとっては関係ない。

でも、読んでいくうちに
彼を追い込んだ背景が見えてきて
切なくなる。

報道や司法の在り方も
考えるさせられる。
時には言動を解読したり
障がいへの理解を深めなければ
ならない。

被害者は女子大生。
夢も未来もいっぱいだったはず…。


二度とこんな悲しい事件が
おきないようにと願いながら
本を読んでいる。

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84ヶ月

以前、ブログにも書いたが
息子はサッカーをやっている。

84ヶ月続いたということで
賞状をもらってきた。
7年も続いている。

以前、ブログにも書いたが
息子は上手ではない。

このクラブは6年生までだが
息子はサッカー部に入る気もなく
違うクラブに入る気もない。
中学生になったらサッカーは
やらないだろう。

上手くなりたい子は
みんな他のクラブに行ったり
部活に移っていく。

同級生はみんな辞めた。

そして、今月末で4年生が2人とも
辞めるという。

3年生はいないので
残りは5年生の息子と1.2年生。

さすがに先生が
「慎之助くん、どうしますか?」と
聞いてきた。

なんと息子は続けるらしい。
しかも今日はシュートがはいったと
喜んでいる。

分からない…。

車に乗ろうとすると
息子が「見て!」と大声で叫んだ。

指差すところを見ると
溝にビールの空き缶がたくさん。
10数本はある。

大変だ!と先生を呼びに行く息子。
先生は来ない…。

息子は缶を拾い始めた。
しかもまだビールが入っているものも
ある。
ちょっと戸惑ったが
ほっておくわけにもいかず
私も一緒に拾うことにした。

ちょっと離れたところにある
自動販売機の空き缶入れに運ぶ。
お友だちも気付いてくれて
手伝ってくれた。

手にはビールがついて
車の中はビールの匂いでいっぱい…。

いいことをしても
見返りを期待しちゃいけないと言うが
息子は全て空から見られていると
信じていて、いいことをすれば
きっといいことがあると思っている。

いいことも
悪いことも
みんな必ず誰かが見ている。

そう教えてきたのは私なんだけど…。


サッカーをこんなに続けているのが
どう考えても不思議だが
やはりプラスになることは
いっぱいあるのだと息子の満足そうな顔を見て改めて思った。

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