白杖歩行訓練士 | 林ともみの ともみ と ともに・・・。

白杖歩行訓練士

今日の「ともみとともに」のゲストは
尾張旭市在住の原志治さん。(ゆきはる)

鹿児島の大学を卒業して
旧厚生省の国立福岡視力障害センターに勤務。

全国7ヶ所にある国立の障害者センター。
半分以上は視力障害センター。
一年、視力障害について学び
白杖歩行訓練士の勉強もみっちりしたそうだ。

白羽の矢が当たり
霞が関の厚生労働省本省勤務に
なったこともあった。

現場からデスクワークになり
上司に指導する立場になった。

ここでの仕事は本当に大変だったようだ。皆さん、激務をこなしていたそう。

本省勤務時代にうつ病を発症し
仕事に行けなくなったことも。

結果的に退職をし
ホームレス支援や障がい者の就労支援をしたりして、現在は大学の非常勤講師をしながら主治医と相談しながら
のんびり過ごしている。

国家公務員をやめてしまったというのも、もったいない気もするが
やはり心身の健康には変えられない。


「頑張って」

「克服して下さい」という言葉は
辛かったとのこと。

そして変わらず付きあってくれた友だちや、変わらず支えてくれた人たちが
いて、本当にありがたく感じたようだ。



視覚障がい者に接してきただけあって
やはりいろんなところに目がいき
ハード面が気になる。

ちなみにパルティの男子トイレの色使いの工夫を褒めて下さった。
白内障などの方たちにも分かりやすいそうだ。

心のバリアフリーは
「にぎりこぶしでいては
握手はできない」

そう答えて下さいました。

歩み寄る気持ち
心を開く姿勢が大切ですね。

photo:01