こんにちは、日昔智子です。
いつもありがとうございます。
娘の不登校で悩んでいた時、何が一番知りたかったかというと、どれくらいで不登校を抜け出せるのか?
抜け出せるというのは、学校に行きだす…
ということです。
今は、不登校の解決は「学校に戻ること」ではないと思っていますが、
当時の私は、いつ学校に戻るのか、どうしたら学校に行けるようになるのか…
そんなことばかかり考えたり調べたりしていました。
今の私が思う不登校の解決とは、学校に行く行かないではなく、
子どもが、あるがままの自分で良いと思えているかどうか…
自分の本心に従って、決めたり行動したりできているかどうか…です。
だから、自分の意思で学校には行かずに家で勉強したり、好きなことをしたりして成長していくことを
自分で選んだなら、
それは解決した状態、だと思っています。
学校に行くと自分で決めて学校に行きだした場合も、解決した状態、だと思っています。
とにかく、
「自分の本心に従って生きている状態」
なら、それで良いし、それが良い、
と思っています。
でも、自分で決めたのではなく、お母さんのためとかまわりのために学校に行きだしたのなら、解決とは言えないと思います。
身体だけ学校に運んでるような状態ですから…
いずれまた学校に行けなくなるか、何か問題が表れると思います。
私の思う解決にはどれくらい時間がかかるのか?
私は2年から8年くらいかかると思っています。
かなり差はありますが、短いから良い、長いから悪い、ではなくて
子どもの心の傷の深さや、家での環境によって変わってくると思います。
平均3年から5年くらいが多いのかな?
と思います。
回復するためには、かなりの時間が必要になる…
という事は知っておいた方が、良いと思います。
長く時間がかかるのなら、それだけ長い間我慢したり頑張ってきたのかな…
と思いますし、
不登校になっても心から休めていなくて、なかなか充電ができていない、
という可能性もあると思います。
そんな時は、お母さんがお子さんの状態を否定的に捉えていたり、
自分を責めていたり、
境界線がひけていない場合が多いように感じます。
子どもが不登校になったら、早く学校に戻そうとするより、
お母さんが自分と向き合い、不安を整理して自分自身の幸せを考えていくことが、
お子さんが元気になるのが早く、解決も早いと思います。
お子さんが不登校になった事を、自分のことのように苦しんだり、悲しんだりしていると、
子どもは回復できません。
子どもには子どもの人生がある…
学びがある…
と境界線をひいて、お母さんはお母さんの人生を楽しめるようになると、解決も早いと思います。
最初はとても辛いと思いますが、お子さんもお母さんも精神的にたくさん成長できますので、
どうか先の見えない不安に心を全部もっていかれないよう、
「今」を見て下さいね…