久しぶりに旦那さんネタ。

久々に旦那さんネタですが、いやーなんかおもしろいなぁと思ったので書いてみようと思います。

昨日は節分で、毎年出ている駅伝の日になりました。こーちゃんは社会福祉士なのですが、福祉士会で駅伝に出ています。

こーちゃんは真面目で忍耐力はとてもある人なんですが、「頑張る」という感覚が”大人な感覚”ではないと思います。

根本的に違うなぁ！と驚いたのが、「頑張ってから休憩する」という人が多いと思うのですが、「休憩してから頑張る」という発想の人です。

なので、まぁ駅伝ってチームだからプレッシャーを感じそうなものなのに、さほど練習するわけでもなく、「心臓麻痺にならん程度には練習で走っといてくれ。」と私が思ってしまう程度の練習です。（私は元陸上部なので、私の感覚では恐ろしいなぁって感じるあり方なんです。）

それで、駅伝に今年も出て、大会が終わったころに「どろ～ん、ガビーン」的なスタンプが送られてきたので、「生きてて何よりです。」という風に返しました。「結果が良くなかったのかな？まぁしゃあないよね。」と私は思いました。

帰ってきて「どうしたん、あかんかったん？」と聞いたら、

「ううん（否定の方）頑張ったわ。」と返してくれたので、良かったのかと思って、「良かったん？」って聞くと、

「自分では精一杯頑張ったからな、一生懸命走ったわ。」と。　と良かったこととして受け止めている感じです。

私は若干混乱ですよｗ　良かったんかい！悪かったんかい！ってｗ　私は本当に結果（記録）にこだわるアスリートタイプだなぁと思います。スポーツ選手で結果にこだわらない人なんていないと思っているくらいだから。結果を見るのは当たり前で、その上でプロセスを見直す、というスタンスなんですよね。

チームで走る駅伝で、当日精一杯走らん人間がおるんかい！と頭に自動的にそんな言葉が浮かんできながら、こーちゃんの話は細部を聞かないと全体像が見づらいので、皆どうやったん？抜かれたりとか追い越したりとか、、と具体的な様子を聞いたら、

「皆色々やなぁ、抜かれたりも追い越したりもしてはったわ。」と。

こーちゃんは？？と聞くと

「だいたい抜かれてたなぁ。」と爽やかに答えてくれましたｗ

でも良かったことになってんだぁ～ｗ　駅伝で！すげぇｗ　って改めて感心。

とにかく今年も参加できたこと、完走してタスキを繋げたことが心から良かったなぁと思っているんだなぁと思いました。

趣味のマラソン、駅伝だったら、これほど有難いチームメイトはいません。このこーちゃんが他者にプレッシャーを与えることはないだろうから。

でも、成績を狙っているチームだったら、これほど迷惑なチームメイトもいませんｗ　でも彼は、そういうところは読み間違っていないのですよ。だから趣味の人たちなんだなと分かります。

こーちゃんの天使っぷりはすごいなぁと感心することが多いのですが、最近では、その社会福祉士会から一週間くらい被災地に出張に行っていました。完全ボランティアで。

スケジュールの都合上新幹線に乗る必要があって、仕事を休んでえらい出費のボランティアですね、、って感じだったのだけど、こーちゃんは、それを損だとは思っていない。もちろん、思っていたらしないでしょうし、仕事を一週間休むのもだいたいどこも難しいので、なかなか行ける人がいなさそうで、そしてそういう時は彼は行きます。

私も「自分で決めてしてください。私に関わることは相談してください。でも最終的にあなたのことだったら、自分がどうしたいかで決めてください。」と伝えているので、彼がしたいことなら基本的に反対はしません。

結婚当初は私も全然この位置に立てていなかったので、すごいいっぱい喧嘩をしました。こーちゃんはこんな感じなので、３つ４つ定期的に寄付とかしていて、「この不思議な引き落としはなんですか？アンタ自分の給料知ってるのか。」というもともとストレートに物を言う私なので、色々言及していました。

引き落とし先：カヌー協会　（ちなみにうちは家計は完全オープンで共同なんです。）

「あんたがいつカヌーをやっていたんじゃ！！」みたいなｗ　

つっこんで聞いてみたら、だいたい障害者支援とか支援活動の寄付です。

そんなんが３つ４つとあってｗ

正直、、、　ちょっと面白かったです（面白かったんかいｗ）。　こんな人おるんやな～～～って。

面白く感じれたのは、詐欺とかには合いそうにないんですよ。芯が結構強くって、結局は自分でいつも選んでいるので、うさん臭いものに騙されたりとか、同情で何かをする、、っていう感じではないんです。

でも、嫁の立場では、それだけの甲斐性を先に持ちましょか、あんさん。って言いたくなる感じだったんです。私も。

こーちゃんは天然なので、人が普通こう期待するだろうというところを、常識を超えてきてしまうことがたくさんあって、最初は喧嘩もいっぱいあったけど、どこか突き抜けてて面白いことがたくさんありました。

結婚の挨拶に来てくれた時も、うちの父が「そんなアフリカとかあちこち一人で行ってたら、怖い目にもあったんちゃうんかー。」って言った時、
（こーちゃんは過去自転車で世界一周をしていました。これが40歳最初の頃です。20代は定職につかず旅をしていました。）

父は　”もうそういう生活からは離れて落ち着いてくれよ”っていう意味をたぶん込めていたんですが、「はい。首絞め強盗に会いました。」って首絞め強盗の話を父に語ってくれましたｗ　父引くばかりｗ

「裏表はないな。人としての志は良さそうだ。」
「素直な人そうやね。良い人であることは分かった。」が父と母の意見ｗ

「でも、あこまでやと、、、、アンタ苦労せぇへん？」って言う意見もｗ

それで、結婚生活の中で私も随分変わり、今は、私は我慢したりはしないから何でも言いたいことを言うけれど、「お好きに決めてね」というスタンスで、あなたが生きたい人生を生きてくれ、と思えば思うほどに、私と生きる人生を選ぶようになってきたこーちゃん。

こーちゃんはそこまで考えたり感じたりしてないような気がするけれど、そうやって自分が決めて満足してやったことだったら、結局それが返ってくるってことをたくさん一緒に体験してきました。

完全ボランティアで行った活動も結局違う母体から支援活動を認められプラスで返ってきました。活動費だけでなくそれ以上に支給されました。専門家が要請を受けて行っているものを、全額自己負担でっていう仕組み自体もともと破たんするだろうと思うけど、でもそれでも快く行ってくれた人がいることで、循環したものがあり還ってきたんだなーと思います。

ということで、いろんな意味で未だに驚かされるこーちゃんです。

私って常識人だなーって彼を見てると思う。