今年2月のEUROPE来日公演時に、Johnファンの方にJohnソロをおすすめされて聴いたらすっかりハマってしまったニワカです、ときぺです。
ずっと書きたくてやっと書けたー!
全然関係ないけど、ヨランエドマンのおかげでウムラウトの付いた文字(ö←こういうの)をスマホで打つ方法を知りました。笑
Total Control
John Norum :
Guitars, Lead vocals, Backing vocals
Göran Edman :
Lead vocals(#2,#5,#6), Backing vocals
Marcel Jacob : Bass guitar
Guest Musician
Peter Hermansson : Drums
Per Blom : Keyboards
Micke Larsson : Fretless bass (#3)
Mats Lindfors : Backing vocals (#8)
Max Lorentz : Hammond organ (#8)
1987年10月29日
Produced by John Norum and Thomas Witt
01. Let Me Love You
02. Love Is Meant To Last Forever
03. Too Many Hearts
04. Someone Else Here
05. Eternal Flame
06. Back On The Street (Vinnie Vincent Invasion cover)
07. Blind
08. Law Of Life
09. We’ll Do What It Takes Together
10. In Chase Of The Wind
-Bonus track-
11. Wild One (Thin Lizzy cover)
1986年にThe Final Countdownで世界的大ヒットを巻き起こしたEuropeを脱退したギタリストJohn Norumの1stソロアルバム。
(これは当時音楽活動以外の仕事が増えて嫌気が差したとか、テレビショーでの当て振りが嫌だったとか、3rdアルバムのミックスでギターの音量を小さくされただとかいろいろ言われていますね。)
ソロアルバムというからにはもっとこってりとただ弾きまくってる職人風を想像していたので、1つ1つの楽曲のクオリティの高さにまず脱帽。
北欧感あり、キャッチーさもあり、バラエティー豊かで、いちギタリストのソロアルバムとは思えない素晴らしい仕上がりになっている。
とにかく1stと2ndは必聴と言われるのがよくわかる1枚。
どちらかというと1stはポップで聴きやすく、2ndはコテコテで刺激的だと思う。
どことなくEuropeっぽい雰囲気もありつつ、ポップなテイストの#1や#2でも気持ちいいくらい弾きまくっている。(ストレス発散か?)
#1や#2のインパクトが強いものの、全体的につまらない曲がなく、どれも良い。
#3、#5、#9、#10が個人的に好き。
2020年に再発されたRockCandyバージョンのTotal Controlは、1.5枚目といわれるライブミニアルバムLive In Stockholmをそのまままるごとボーナストラックとして収録している。
Live In Stockholmが手に入らなかったので、このRockCandyバージョンを購入しました。
そっちに関してはまた別に書く予定。
01. Let Me Love You
Lyric&Music : J.Norum / M.Jacob
オープニングにふさわしい幕開け感のある1曲目。
これぞ北欧な透明感に満ちていて、メランコリックなメロディーがたまらない。
Europeっぽさもあり聴きやすいけど、そこはギタリストのソロアルバムだけあって弾きまくってる。
アウトロもかっこいい。
02. Love Is Meant To Last Forever
Lyric&Music : J.Norum / M.Jacob
某カウントダウンみたいな曲って言われてる曲。構成とサビかな〜。
インパクトもあり、ポップだけどめくるめく北欧感。弾きまくりも気持ちがいい。
そして何よりGöran Edmanの澄み渡るVoがたまらない。
03. Too Many Hearts
Lyric&Music : J.Norum / M.Jacob
強い曲が続いたあとのバラードは良き。
2ndも同じで、このスタイルの曲順(つよ、つよ、きゅんの流れ笑。EuropeのWings Of Tomorrow然り)が個人的に好き。
ミドルテンポでけして派手さは無いけれど、哀愁たっぷりなメロディーがなんかもう理由もなくとにかく好き。沁み渡る。
ていうかJohn歌上手い。
04. Someone Else Here
Lyric&Music : J.Norum / M.Jacob / Peter Hermansson
滋味深い味わいの渋めの曲。
ギターがまるで歌ってるかのよう。
ギターソロ後半、あ〜Johnっぽいね!ってなる。
05. Eternal Flame
Lyric&Music : J.Norum / M.Jacob
雷がドンガラピシャーンした曲。
コッテコテのクッサクサだけど、それがいい。
Göran EdmanのVoがまた最高にハマってる。
06. Back On The Street
(Vinnie Vincent Invasion cover)
Lyric&Music : V.Vincent / R.Freedman
原曲を知らなかったので聴いてみたらかなり忠実。
カバー曲だけどこのアルバムの雰囲気にとてもよく合っている。
07. Blind
Lyric&Music : J.Norum / M.Jacob
おおOnly Young Twice...笑。
(順番的にはEuropeの方がずっと後だけど。あとCatch The Plane風味もある。)
Only Young Twiceを先に知ってしまったせいで小綺麗なそっちに進化を感じてしまうけど、インパクトはこっちの方が強く、シンプルで勢いがあって良い。
サビで一緒にフーウー言っちゃう。
ちなみにOnly Young Twiceのソロの上昇フレーズはEternal Flameを想起。
08. Law Of Life
Lyric&Music : Mats Lindfors / Max Lorentz
Thin Lizzyっぽさのある、こってりした曲。
JohnのVoは好みが分かれそうだけど、曲にとてもよく合っている。
09. We’ll Do What It Takes Together
Lyric&Music : J.Norum / M.Jacob
最初の一周目でとても印象に残った曲。
イントロリフがJohnお気に入り(?)の手癖フレーズ畳みかけからの北欧メロディーに惹き込まれ、サビはノリノリで歌いたくなるキャッチーさ。
緩急あるギターソロも素敵。
10. In Chase Of The Wind
Lyric&Music : J.Norum / M.Jacob
インスト。すんげぇ好き。
Johnのインストほんとどれも好き。
初期Europe(Words Of Wisdomとか)が好きな人は好きそう。
北欧の風を全身で浴びろ!
11. Wild One
(Thin Lizzy cover)
Lyric&Music : P.Lynott
ボーナストラック。
ねっとりとした歌い方はPhil Lynottに寄せてるんでしょう。
Thin Lizzy愛が伝わってきて謎にほっこり。
現Europeメンバーになぜか親近感が沸くのは、彼らがまた他の誰か(Thin LizzyやDeep Purple)のファンだということをオープンにしているからかなと思う。
おまけ。
#5に衝撃をうけたあの日。笑
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