第12回 ぎょうだ蔵めぐりまちあるき 2016に参加しております。
【その1】からの続きです!(・ω・)/
さてさて。時田蔵前の丁字路を右に折れて北に向かって歩きます
すると左手に立派な日本家屋が出現!
昭和15(1940)年創業の足袋・被服商牧禎商店の事務所兼住宅
創業者の牧野貞蔵氏が亡くなったあと空き家となりましたが、平成22年に藍染体験工房として新たに生まれ変わりました。
さらに2014年の改修工事を経て母屋、工場建屋共にさらに綺麗になっております。
個人的には以前の雰囲気(改修前→改修後)が好きだったのですが、空調設備が整ったことで利用者にとって快適になりました。
フラットな床部分も各種イベント開催にうってつけかと思います。
そんなスペースを利用して手仕事の場ことアーツ&クラフツ in ぎょうだが毎年開催されています。
【 ARTS & CRAFTS in GYODA 2011年・ 2012年・ 2013年・ 2014年・ 2015年・ 2016年 】
今日も規模は小さめですがハンドメイド作家さんや飲食品の出店がありましたよ
A. Blue-bee(靴) B. 月都輝夜(和物) C.TENNENS(和せっけん、組紐)
D. 21日:fukumimi(ブローチ、消しゴムはんこ) 22日:hitoharico(こぎん刺し)
E. ブルーローズ(レース小物) F. 竹工芸(竹細工)
G. Kitschwork(革製品、ワークショップ) H. 切り絵工房 克(切り絵)
I. 22日:ガールスカウト埼玉45団 J. 青年会議所(練り香水ワークショップ)
1.ベリーズファームハセガワ(苺ソルベ)
2.フードトラック(焼きそば、肉巻きおにぎり、フレンチトースト、かき氷、ジュースほか)
じっくり見ていきたいけど… (・ω・`)≡(´・ω・)
スタンプラリーの宿命… 時間が限られているので先を急ぎます。すみません
おぉ!あったあった。
建物の一番奥にスタンプ台が置かれていました。さっそく2個目のスタンプをペタリ
これ、スタンプを全て押し終わるとある文章が完成するんですよ。
その内容は毎年変わるので今年はどんなメッセージが現れるのか楽しみです♪
おや?(・ω・`) ぎょうだ蔵めぐり昔ギャラリー③ ~牧禎舎周辺の移り変わり~ ですって。
牧禎舎の今昔が写真で展示されていますよ。
これは初めて見る貴重な写真ですね。親切に解説まであってとても分かりやすい♪
こりゃあ永久保存版だな。
古くなった建物は取り壊して駐車場にしたほうが何かと楽だとは思いますが、こうやって再利用されると嬉しくなりますね。維持管理は大変そうですけど。
そんな牧禎舎には藍染め体験が出来る工房が常設されています。
未経験者から子供まで簡単に本藍染めを楽しめ完成した作品は持ち帰ることが出来ます。
工房内にはスタッフの方が染めた作品の一部が展示・販売されていますよ。
藍染め製品に興味のある方は一度訪問してみるとヨロシイんじゃないでしょうか。
また、ワークショップも開催されているのでオフィシャルサイトのブログも要チェックです。
その内容は毎月変わるのでお楽しみに。
さてさて。蔵めぐりまちあるきに戻ります
今日はふだんの牧禎舎では見られない飲食店の出店もありました。
いちごソルベが美味しいベリーズファーム・ハセガワさんと―
肉巻きおにぎりやフレンチトーストを販売するキッチンカーですね。こちらはふっかちゃんの絵があるので深谷市から来ているのかな?
それでは次なるポイントを目指して蓮華寺(れんげじ)通りを北上します。
この通りは今でこそ静かですが昔は足袋蔵や長屋が並んでにぎわっていたようです。
そしてすぐに到着。こちら…
足袋原料問屋・小川忠次郎商店の店舗兼住宅として昭和4年に完成した見世蔵(店蔵)です。
昭和50年半ば以降使われていなかったのですが、平成16年にNPO法人ぎょうだ足袋蔵ネットワークが蕎麦店としてオープンさせました。
こちらも見事な再活用例ですね。
現在は独立したNPO法人が運営しており、定期的に蕎麦打ち教室も開催しています。
そんな蕎麦店の建物、旧小川忠次郎商店店舗および主屋は平成16年に国登録有形文化財となりました。ぜひ下の解説板とこちらをご覧くださいませ。
ぎょうだ蔵めぐり昔ギャラリー② ~忠次郎蔵の今むかし~
カラー写真の方は今から12年前の改修前の姿だそうです。
傷みはあるものの建物自体はしっかりしていますね。現在の姿と比較してみてください。
倉庫として使用された足袋蔵よりも店舗として使われていた蔵の方が再利用しやすそう。
そのまま呉服店にしたりお洒落カフェにしたりといった活用法が考えられますよ。
裏手にまわると綺麗に整備された住宅部分を見ることが出来ます。
表の土蔵とはまるで雰囲気が違いますね。庭に伸びる松の木もいい味を出してます。
まだ時間が早いせいか食事をとっている参加者は見られませんでした。
皆さんスタンプラリーポイントをまわるのに一生懸命なんでしょうか。
今回も蕎麦を食べていくつもりですが… その前に他の蔵も見学
忠次郎蔵の斜め前方に建っている大きな蔵です。
時田足袋蔵(ときたたびぐら)
先ほどの時田蔵と同じく、時田啓左衛門氏が建てた足袋の保管庫です。
昭和4年建設ということは忠次郎蔵と同時期に建設されたようです。
現在は全体を覆った鉄板が真っ赤に錆びてアート作品のようになっています。
一皮剥けば中には本来の土蔵が隠されているはずです。
白壁なのか板張りなのか不明ですが、まるで未来に遺したタイムマシンのようでドキドキしますね。
北と西側には窓が一切見られないのはこの界隈で一般的な防風対策だと思われます。
そのまま通りを北に歩くと丁字路先に突き当たりました。
そこには通りの名前にもなっている日蓮宗蓮華寺(れんげじ)があります (-人-)
蓮華寺前を左に折れて少し歩くと右手に創作足袋千代の松(戸塚足袋)さんが。
そしてお向かいにセブンイレブン行田忍1丁目店がニューオープン
セブンは昨日(20日)開店したばかりという事で多くの花が飾られ、お客さんがいっぱいでした。
何はともあれオープンおめでとうございます (・ω・)/
コンビニが出来たことで千代の松(戸塚さん)の露出度もグッとUPしそうな予感ですね。
テレビや雑誌では紹介されるけど場所を知らなかったという人も多そうですし。
さてさて。先ほど歩いたコースをたどって再び忠次郎蔵に戻ってきました。
表にいたおじさんに蕎麦とゼリーフライを注文。
お会計を済ませた後は木札をもらって入店!おじゃましま~す |ω・)ノ
あい変らず落ち着いた雰囲気がいいですね。田舎の親戚の家に来ている気分♪
しかし元々店舗だったことからか、本格的な大型金庫も残されています。
金庫といえば先日放送されたふるカフェ系ハルさんの休日・行田編でも登場していました。
りんご飴の缶に入ったペーパー(足袋の商標ラベル)が宝物のように保管されていましたね。
まあ、あれはドラマ用の演出なんですけど、金庫は本物ですよ。
ここもロケに使えそうだなぁ…と、あちこちキョロキョロと見渡していると運ばれてきました。
ゼリーフライ(100円)
揚げたてアツアツでぽにょぽにょです。こりゃ美味しいですね~♪
コロッケと違ってすでにソースに浸されて味が付いているのでそのまま頂きますよ。
ゼリーフライは店舗ごとに味が微妙に異なるので…
「行田市ゼリーフライ/フライ食べあるきスタンプラリー」を開催しても楽しそう♪
まあ5、6枚も食べると満足して終了しそうな気もしますけど
もり蕎麦(550円)
この光景、自分の中では蔵めぐりスタンプラリーのお約束になりつつあります。
開始早々にまったりと休憩を入れるのも乙なものです (笑
さっそくズルズル φ(-ω-`)
むむっ!これは…
ガッツリと芯が残ったバリカタ食感ですよ…
釜の温度が上がっていなかったのか、茹で時間が短かったのか。
残すかどうか微妙な線でしたが… 勢いでなんとか完食しました (-人-)
しかし大盛りにしなくて良かったな。危ない危ない(笑
こういうハプニングもイベントの醍醐味(!)ということで
近いうちにリベンジせねばならんゾ、と思いつつ忠次郎蔵そそくさと後にしました。
蓮華寺通りを南下して時田蔵前を右に曲がって…
次の丁字路を左に曲がります。そして振り返って見たのがこちらの光景
そう。この場所こそ先ほど牧禎舎の写真にあった場所です。
以前は木造住宅が建っていて今とは光景がまるで違っていますね
ワタクシが行田に通い始めたのが2009年で、その頃には空き地になっていて牧禎舎の裏側が見えていました。
行田市内で見かける空き地の多くにもいろいろなヒストリーがありそうですね。
もっと早く訪れるべきだったな (´・ω・`)
ちょっぴり残念に思いつつ再び時田蔵まで戻って猫道を抜けます
(なにかと狭いところ大好きなもので)
するとこちらにも広い空き地が広がります。愛宕社の裏側が丸見えです。
う~ん。以前は何があったかな?(´-ω-)
写真館の根岸さんがあったのは覚えているけど… その他は一般住宅だったかしらん?
こうやって昔からの風景がどんどん変わって… 記憶からも薄れていくのですね。
時代の流れとはいえ何だか寂しいものです。
当たり前だと思っている身近な光景もすぐに忘れ去られてしまいますよ、ほんと。
有名観光地の写真は誰もが写真に撮るけど、逆に身近な風景ってわざわざ撮らないし…。
それでは、次なるスタンプラリー・ポイント、足袋とくらしの博物館へ移動します
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