今年も恒例のお楽しみイベント
第12回ぎょうだ蔵めぐりまちあるき2016に参加しております (´∇`)♪
旧忍町信用組合(元新町会館)を後にして国道125号に出てきました。
【その4】からの続きです。
まずは全景を撮るため道路の反対側からパチリ
翠玉堂(すいぎょくどう)
本町のパン屋さんです。天然酵母を使ったハード系と創作パンが得意。
このたび2階部屋も喫食スペースとして開放されたみたいです。
もともと山田荒物店(日用雑貨を扱うお店)として昭和4(1929)年に建てられた建物だそう。
築87年の木造建築が現役とはすごいですね。コツコツと補修を続けてきたんでしょうか。
残念ながらお店は平成7年に閉店しましたがその後、家具店→甘味処→喫茶店と変わり…
平成20年から現在の翠玉堂が入っています。
翠玉(すいぎょく)って難しそうな字ですけど、エメラルドのことらしいですよ。
なぜパン屋がエメラルドなのかというと… 知らん (笑
ぎょうだ蔵めぐり昔ギャラリー⑮ ~本町のまちなみ~
拡幅される前の国道125号の様子が興味深いです。
当時としては十分に広そうな道路ですが、自動車の往来が多くなるとやはり狭くなったのでしょう。
本日9個目のスタンプをペタリ
そしてすぐお隣の蔵に移動します。
保泉蔵(ほずみぐら)
保泉商店は足袋原料を扱う商店として明治35年創業、この場所に移ったのち蔵を増設して現在の蔵並みが出来ました。
蔵と蔵の間を壁でふさいでいるため連なって見えますが、それぞれ年代や材質が異なる点も見どころのひとつです。
最も手前にある店蔵は前面部分が改修されて看板建築風になっています。
道路の拡幅によってやむなく削り取ったためか、かなり不自然に縮小しています。
ふくさや店舗(後述)のように曳家(ひきや)をしようにも背後に蔵が連なっているため出来なかったのではないか?と推測しております(予算的なものかも知れませんが)。
あっ!昨年まであったコカ・コーラ自販機(景観配慮型?)が無くなってる!
正味2014~2015年の2年間ほどの設置でしたか。
白壁と同化し過ぎていて売り上げが伸びなかったのか、それとも歴史的建造物に似合わないというクレームがついたのか。
こういう一時の変化も歴史の一コマとして記憶しておきたいものです。
しかし、LIFE SCENE ライフシーンほずみ(保泉商店)さん、何のお店なんでしょうねぇ (・ω・`)
看板にPanasonicの文字があるから電気屋さんなのか… インテリアショップなのか。
表のシャッターが開いているところを見たことないので詳細不明ですが、裏手にまわると燃料を扱っていたような形跡も見えます。
前面に設置されたシャッターも蔵めぐりの際は解放されていて中に入ることが出来ます。
年に一度の貴重な機会ですよ。
蔵に沿って長く伸びる通路にはその昔、レールが敷かれていてトロッコで荷物を出し入れしていたそうです。
その昔、商品を大量に扱うお店ならではの定番システムですね。
そういえば川越の店蔵でもその痕跡の残る建物があるんですよ。
小江戸散策の際は店舗の入り口にも注目すると新たな発見があるかも。
ぎょうだ蔵めぐり昔ギャラリー⑯ ~行田一の足袋原料商店~
完成品の足袋ではなく、その生地(原反)を専門に扱うお店だったようです。
ここから行田市内に多くある縫製工場に出荷していたんでしょうねぇ。
ブランドごとにいろいろな柄の注文が入ってそれはもう、賑わっていたと思われます。
生地だけでなく糸やパーツ(こはぜ等)も取り扱っていたのかしらん?
…などと想像も膨らませながら足袋蔵をめぐるのも楽しみのひとつ。
ひょっとすると、原材料を保管する蔵は他の蔵と造りが異なっているかも知れませんゾ!
そんな蔵の中では行田に関するビデオ上映会が開催中でした
第3回行田市CMコンテスト審査委員特別賞を受賞したHANI Navi, ハニナビを久々に鑑賞。
そう。ハニナビといえば日和cafeさんで開催中の写真展を企画した野口さん(忍城おもてなし甲冑隊 初代・酒巻靱負サマ)が応募した作品です。
ちなみに行田市のHPから他の作品も見ることが出来るのでぜひご覧くださいませ
本日10個めのスタンプをペタリ
ひんやり涼しい石蔵を後にして次なるスタンプポイントを目指します。
その昔、川だったという裏道をトコトコと歩きます。
このままずっとまっすぐ東に歩くと、酉の市でにぎわう愛宕神社へ。
今回はソチラには行かず、自家製麺行田焼きそばバル飯島屋さんを右に曲がります。
再び国道125号に出るので左手に曲がると立派な店蔵が登場!
こちら、うまいうますぎるで(埼玉県民には)おなじみの…
呉服商山田清兵衛商店の店舗として明治16年に棟上された店蔵です。
現在は埼玉銘菓十万石まんじゅうで有名な(株)十万石ふくさやの行田本店として活用中。
昭和44年に国道125号の拡幅工事のため、建物全体を後ろに曳家(ひきや:土台から浮かせて丸ごと移動)してあります。それを機に十万石ふくさやの店舗になったそうです。
2011年3月の地震により損傷を受けたため補強工事を実施、外観も以前の黒塗りから本来の姿といわれる白壁に戻りました。
ちなみに側面のなまこ壁はオリジナルではなく昭和53年の後付けです。
そうそう奥さん。本物のなまこ壁って、あの黒い部分は「平瓦」だってご存知でしたか?
なのであの白い漆喰の部分は目地なんですよ。かなり盛ってますね ( ´艸`)
ぎょうだ蔵めぐり昔ギャラリー⑭ ~呉服店から菓子店へ~
山田呉服店時代の貴重な姿や昭和時代の十万石ふくさやが写されています。
店舗前の道は拡張の必要が無さそうなほど広く見えますね。
スタンプを押したあとは店内に入りお土産の十万石まんじゅうを頂きました。
そう。こちらのお店は毎年蔵めぐりまちあるきに賛同していて、スタンプラリーの台紙を見せると一個頂けるんですよ。
参加者全員の分だと結構な金額になりますよ。本当にありがとうございます (-人-)
よし、これは大切に持って帰って食べるとしよう ( ´艸`)♪
ではお店の方の許可を頂いて店内をパチリ。
和菓子のイメージが強いふくさやさんですが、今どきの洋菓子や煎餅も取り扱っています。
行田土産、埼玉土産としてぜひご利用くださいませ HP:http://www.jumangoku.co.jp/
恩返しの宣伝を済ませた(笑)あとは再び出発。
…ですが、店舗の裏側も気になるのでさっそく道草
右手の箱型の建物は昭和の後付けとして、左手の土蔵は呉服店時代のものかな?
手前にもう一棟隣接していたような跡が見えるのもキニナルところ。
現在店舗の駐車場になっている場所も以前は蔵が並んでいたんでしょうねぇ。
その頃の写真って残ってないのかなぁ (-ω-`)
それでは横断歩道を渡って八幡通りに入ります。
途中、トミタ宝飾さん前にある昭和レトロな建物を眺めながら歩いて…
郵便局前を過ぎたところにあるのがこちら。
小川源右衛門蔵
小川源右衛門商店(現・カネマル酒店)の商品倉庫として建てられた大谷石の石蔵です。
手前に少し張り出していて、入り口が二重扉のようになっています。
ひとつ目の扉の後ろの空間はそれほど広くないのであまり物は置けそうにありません。
なぜこんな作りになっているのか不思議ですね。今度お店の人に聞いてみようっと。
昭和2(1927)年建設なので建設されてからすでに89年も経つもののまだまだ現役です。
道を挟んだ向かいにあるカネマル酒店の倉庫として今でも使用されています。
ぎょうだ蔵めぐり昔ギャラリー⑩ ~八幡町の風景~
戦前からある小川源右衛門蔵が昭和32(1957)年の夏祭り写真に写っているのは当然として―
その隣にサインポールが見えていますよ。理容店のほうも歴史が長そうですね。
また、郵便局の場所に行田最初の足袋工場があったというのも初めて知りました。
本当にあちこちに足袋蔵や工場があったんですね。
そして今年も小川源右衛門蔵ではノベルティーグッズの蔵出しが行われていました。
どれも昭和レトロな貴重なアイテムばかり。しかも格安という事でマニアならずとも欲しくなります。
欲しいものはいっぱいあったのですが、これ以上コレクションが増えると置き場所が無くなるのでグッと我慢しておきました (/ω\)
代わりに埼玉の地酒祭りマッチを頂きました。
抽選日が昭和52年で賞品がブリヂストンのミモレモネ自転車(600台!)というのは気になります。
そうそう、忘れずにスタンプもペタリ…と
これでコンプリートまであと4ヶ所となりました。時刻はまだ13時半なので今回は余裕です。
というわけでまたまた寄り道をしてみようと思います (´∇`) ←
すぐ小川源右衛門蔵の北側にある路地を西に入ります。
このままずっと進むと先ほどの中村生花店~新町自治会館~今津蔵に至る小道です。
しかし今回はそこまで歩くことなく… すぐに到着♪
それがこちら…
長井写真館(ながいしゃしんかん)
大正時代に店舗兼住宅として建てられた木造洋風建築・2階建ての写真館です。
赤い屋根とグリーンの外板がオシャレ♪
珍しいことに1階が住宅、2階が店舗になっています。
これはスタジオとして利用するための明り窓が屋根についているため。
その北向きに付いている窓はノコギリ屋根の工場の窓が北側にあるのと同じ理由で、直射日光を避けて柔らかな光を入れるためかと思います。
新町会館と同じく、木造洋風建築というのが何ともお洒落でいいですね。
現在も写真館として営業しているので記念日などに是非ご利用くださいませ。
個人的には自分の記念写真より… 建物の記録写真を撮りたいところですが。
その昔は写真館の横に水路があり、そこで道路は行き止まりになっていたとか。
現在は埋め立てられているのでご覧の通り真っ直ぐ抜けられます。
では、再び来た道を戻ってスタンプラリーに復帰します。
【その6】へ続く~♪( ´θ`)ノ
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