ぐるっと東葛・野田③「東葛最北の地を訪ねて」 | The northwest-master blog

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The northwest part of Chiba area including cities of Abiko, Kashiwa, Nagareyama, Noda and Matsudo are so called TOKATSU area. ~東葛人の日常徒然日記~

今回もいきます「ぐるっと東葛」シリーズ。

再び東葛の聖地・野田です(^-^)/。


またいちおうGWです。

今回もお手軽、近くてリーズナブルな東葛レジャー。
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東葛地域の最北端、利根川・江戸川の分流点である、野田市関宿地区(旧・東葛飾郡関宿町)・関宿城周辺を訪れます。


はいここで東葛ウンチクを…


この関宿は関東平野のほぼ中心にあることから戦国時代には

「関宿を支配することは一国を支配するのと同じくらいだ」と言われるほど重要な場所で、ここを手に入れるために戦国大名が戦いを繰り返してきたといわれています。


近世に入り江戸幕府になって関宿藩を置き、信頼できる譜代大名に支配を任せていました。
ここ関宿では洪水対策や新田開発、お茶の栽培に力を入れていました。


利根川と江戸川が分かれるここ関宿は河岸としても栄え

「日光東往還」の宿場町としてもおおいににぎわいました。


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平成15年には野田市と東葛飾郡関宿町が合併して千葉県の最北端のするどい角を一本化。

新・野田市が誕生しました。
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この画像や千葉県地図を見ると分かるように、野田市は東を茨城県、西を埼玉県に挟まれながら、無理矢理割り込むように角を伸ばしています。


また利根川と江戸川がこの角の先端で分流して、県境になっており、現在の野田市は、利根川と江戸川に東西を区切られています。

しかも南は利根運河で流山市と区切られていますから、橋がなくては隣町に行けない地形となっています。


ここ関宿は東葛地域の最北端というのはもちろんのこと千葉県の最北端でもあるのです。


旧・松戸野田道路、流山街道(県道松戸野田線)を北上して

関宿を目指します。


とにかく東葛・野田は広い…。

野田市街からでもクルマで30分以上はかかる距離です。


国道16号線を超え、いよいよ旧・関宿町エリアに入ります。

流山街道沿いに「喜八堂」という有名なせんべい屋があるので入ってみます。
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ここは創業80年という老舗です。

お煎餅の販売はもちろん、ちょっと一服、一休みできるスポット。


街道沿いの休み処といった雰囲気でさっそくいっぱしの小旅行気分にさせてくれます。

お店に入るとせんべいを焼く実演もされていて、焼きたてのおせんべい食べることも出来ます。


「お茶をどうぞ~」と店員さん。
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店に入りせんべいを選んでいるとお茶を出してくれます(・∀・)。

店内は土間もありとても良い雰囲気を出しています。
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あんみつ、お団子、かき氷、おしるこ等を店内のテーブルで食べることが出来ます。

ママと草団子を頂きしばしまったり。

子供たちはせんべいの試食に夢中です(笑)。


お茶と試食だけで充実しちゃったりします。

醤油せんべいのセットをお土産に買いました(^-^)/。


ここの昔ながらの素朴な味わいのおせんべいはおすすめです。

東京の八重洲地下街にもお店があるそうです。


野田「喜八堂」

野田市木間ヶ瀬5175

8:00-18:00
8:00-18:30(土日祝)
年中無休(元旦除く)
http://kihachido.wd.shopserve.jp/hpgen/HPB/categories/5412.html


さらに北に進みます。

ここまで来ると埼玉県幸手市、茨城県猿島郡境町に挟まれ、市域の東西幅が2kmあるかないかという狭いところを進みます。


普通、東葛地域はどこにいても柏の経済圏の匂いがするものなのですが、橋を渡ればすぐ隣の2県に入ってしまう為かこのあたりは茨城や春日部の看板も目立ちます。


なんとなく他県の違う雰囲気が入り混じる不思議なところです。


それでも途中、流山街道沿いに「東葛飾病院」なんてあったりして、やっぱりここは東葛なんだと実感します。

いよいよ千葉県立関宿城博物館に到着です。


ここは「河川とそれにかかわる産業」をテーマとし、展示物などを見ながら利根川流域での生活の歴史を学べます。 


また利根川と江戸川を中心に河川改修や水運の様子を紹介するほか、近世関宿藩の歴史についても展示しています。

またイベントもありこども対象で体験学習なども行われています。


ちょうどこの日は関宿城将棋大会なんていうのが行われていたらしく、コアラテレビがニュースの収録に来ていました。

(今夜見られるかな?)
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関宿城は今から約500年以上前の室町時代、長禄元年(1457)に梁田成助(当時古河から関宿にかけて支配していた足利成氏の有力家臣)が築城されたと伝えられています。


藩主の多くが関宿城から出たときには、位も石高も上がり、別名「出世城」とも呼ばれました。


昔の関宿城は明治に初めに取り壊されてしまいましたが、現在の場所から南に500メートル程離れた利根川の土手の直ぐ下にあり、山の上には建っていない珍しい城でした。
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高い堤防の上に建つ現在の関宿城がこの県立関宿城博物館として再建されたのは、平成7年のことです。

現在の城は3層4階建(江戸城富士見櫓風)造りで、スーパー堤防の上に建てられています。


外観は旧関宿城を忠実に再現したものであり、最上階からは利根川と江戸川の雄大な流れとともに、富士山・日光連山など関東平野を取り囲む山々を一望することができます。
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城門
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手前には売店も
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入城すると河童が出迎えてくれます。
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関宿藩関係資料、水塚の模型、関宿水閘門の模型などの展示。
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昔の東葛エリア(クリックで拡大)
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高瀬船を再現した大型模型

こういう船が、様々な物資を積んで、利根川、江戸川、などの河川を行き交っていたのですね。
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3Dの川くだり体験

めがねを借り川くだり体験ゲーム


関宿城最上階の4階天守閣部分は展望台になっています。
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関宿城博物館から眺めた、利根川と江戸川の分岐点。

博物館の北側の江戸川流頭部は茨城県五霞町です。


奥から右に流れるのが利根川で、左に分かれるのが江戸川

この分岐点までが千葉県です。


展望室から眼下にはにこにこ水辺公園
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お城の裏には庭園も
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お城のすぐ隣の江戸川沿いには松戸野田関宿自転車道というサイクリング道路が横を走っており、多くの自転車がここで休憩をしていました。


この道路は松戸から流山を経てこの野田、旧・関宿町に至る一般県道として認定された大規模自転車道です。The northwest-master blog

関宿城のまわりが子供たちを遊ばせることができる広場になっています。
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関宿にこにこ水辺公園というのが正式な名称らしいですね。

もちろん千葉県最北端に位置する公園になります。
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広々とした芝生広場をはじめ、大型遊具、フィットネス遊具などがあり中央付近にはベンチなども設置されています。
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おもしろ遊具
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オブジェ広場 、広い芝生広場。ベンチなども適度に設置されています。


それにしても東葛・野田市はとても広い!
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関宿城博物館の周りには建物はが無く、広大な景色に吹く自然の風がとても気持ち良いです。


博物館は非常に綺麗で入場料も大人200円で小学生以下は無料です。


でも中の展示は長きに渡る洪水との戦いの歴史と河川改修の歴史や水運の歴史を通して、人々と川の関わりをビジュアルに展示しており想像以上に充実しています。


今年2月には水問題に関心が高い皇太子さまが視察されたそうです。


いい所でした。ペットを連れて犬の散歩をしたり、子供と遊んだりと楽しめる場所ではないでしょうか。
おにぎりを持って、のんびりといかかでしょうか(^-^)/?


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野田「千葉県立関宿城博物館」

http://www.chiba-muse.or.jp/SEKIYADO/

野田市関宿三軒家143-4

駐車場100台 無料大人 200円 高校、大学生 100円 中学生以下 65歳以上 無料
※展示会等企画開催時は料金アップあり

9時00分~16時30分 入館は16時まで

閉館日:毎週月曜日(祝日はその翌日) 年末年始


常磐道・柏ICから国道16号線を野田市方面、中里陸橋手前側道左後右折、しばらく行き(関宿城博物館の看板あり)境大橋手前左折すぐ。


東武野田線川間駅から朝日バス「境町行き」35分、関宿城博物館下車
東武伊勢崎線東武動物公園駅から朝日バス「境車庫行き」28分、新町バス停下車徒歩15分





次は関宿城のすぐとなり、利根川にかかる境大橋を越えてお隣茨城県に入ります。
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渡ってすぐ境大橋のたもとにある「道の駅さかい」に寄ってみます。
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ここは「一般道のサービスエリア」です。
建物の外観は河岸の町をイメージした蔵造り風になっ ています。


休憩所の奥にも建物があり、物産品の販売や飲食スペースがあります。

外には境町観光案内の看板。フリーマーケットも行われていました。
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境町とその周辺の農産物直売所コーナーは人気。


午後だったためか、かなり陳列棚に空きが目立ちますが野菜をたくさん買いました。


奥の軽食喫茶コーナーでお昼にします。

丼物、うどん・そば中心の軽食堂でなんとなく大学の学生食堂みたいです(笑)。
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こしがあり風味があり美味しいお蕎麦でした(^-^)/。

茨城県猿島郡境町「道の駅さかい」

http://www.town.sakai.ibaraki.jp/contents_detail.php?co=kak&frmId=159

茨城県猿島郡境町1341-1
駐車場:大型車13台 小型車114台(身障者用2台)




次は国道354線を利根川に沿うように南下。

茨城県自然博物館へ。
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この茨城県自然博物館はお隣野田市から橋を渡ってすぐのところにあることから東葛からも多くの人が訪れるけっこうメジャーなスポットです。


子供も遠足で来たことがあるみたいです。
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この日はなんと入場無料。


「えっ?タダ!?ヽ(゜▽、゜)ノ」(ママ)


太っ腹茨城県!良心的な経営です。ということもあり臨時駐車場まで満車です。
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博物館の入り口を入ってすぐに目に付くのが、巨大なマンモスと恐竜の骨格化石です。大変な迫力です。
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茨城県自然博物館内は第1展示室から第5展示室までの5つの展示室と、映像ホールや休憩室などが、迷路のように入り組んで並んでいます。
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音声や映像がふんだんに使って飽きさせません。
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宇宙、地球の成り立ちから46億年くらい過去の歴史、人類が辿ってきた道などがビジュアルに並んでいます。
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展示のウラン石。ガイガーカウンターが鳴っています。

もしかして被爆(^o^;)?
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人気の恐竜コーナー
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ここの目玉は、何と言っても、動く恐竜の展示です。
子供たちは、大喜び。


そして博物館の外には、総面積16.4haという大きな公園が広がっています。
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いや、ホントにいいトコロです。
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起伏に富んだ地形をうまく利用して、湿地帯あり、体験施設あり、水遊び場ありの多種多彩にゾーニングされておりその立派なつくりに驚きます。
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公園のトランポリンみたいなテントでは子供たちが大はしゃぎ。
ジャンプして遊べる所です。

子供達はひたすら遊ぶ、遊ぶ(^o^;)…。
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近くの階段で上る塔の上から見るとこのように見ることが出来ます。


茨城県坂東市「ミュージアムパーク茨城県自然博物館」

http://www.nat.pref.ibaraki.jp/index.html

茨城県坂東市大崎700
9:30~17:00(入館は16:30まで)

月曜(月曜が休日にあたる場合は翌日休み)、6月25~30日は休館


本館・野外施設共通 小・中学生100円、高校・大学生320円、大人520円
 野外施設利用のみは小・中学生50円、高校・大学生100円、大人200円
 ※企画展開催期は料金変動あり。20名以上の団体料金あり。


つくばエクスプレス守谷駅西口からバス「自然博物館」下車徒歩5分
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最後は芽吹大橋を渡って野田市に戻ります。

野田16号ジャスコNOA前の「かっぱ寿司へ」

最後はお決まり回転すしです(^o^;)…。


今回も食事代くらいしかお金を掛けずに楽しめる

近くて手軽な東葛レジャーとなりました(^O^)/。


ぐるっと東葛・野田編でした。